そらのだいじな旦那さま

sora no daiji na dannasama

そらのだいじな旦那さま
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神53
  • 萌×228
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない5

47

レビュー数
12
得点
398
評価数
93
平均
4.3 / 5
神率
57%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥630(税抜)  ¥680(税込)
ISBN
9784344839038

あらすじ

難産の末に母が亡くなったせいで父に疎まれ、双子の姉の身代わりに人質として新興の小国に嫁がされた捨(すて)。しいたげられた生活の中でも捻くれることなく無垢なままに育った捨は、強く優しい夫の高虎に「空良(そら)」という名前を与えられ初めて生きる意味を見つける。高虎の役に立ちたいとけなげに振る舞う空良だが夫婦の契りに関しては知識がなく……?

表題作そらのだいじな旦那さま

三雲高虎・隼瀬浦の領主・22才
空良(捨)・小国「伊久琵」領主の子・16才

その他の収録作品

  • 冬の晴れ間 雪解けの道

評価・レビューする

レビュー投稿数12

ここ最近で一番!

レビューを見て気になっていたんですが、
もっと早く読むべきだったとほんとに思った作品です。
空良の口からはなんてことない事のように出てくる言葉達が悲しくて切なくて
でも空良はそれが当たり前で、
自然と共に生きていて自然の美しさを誰よりも知ってて
言葉にできないくらい最高の一冊でした。

高虎側のみんなも良い人ばかりで(空良が来たばかりの受け入れ難いみたいな所はあまり出てこないのでそこはもう少しあってもよかったかな)と言っても高虎の頑張りでもあるのかな?

高虎のスパダリ感と空良の健気で愛らしいのが最高でした。

1

タイトル通りの甘々

タイトルから受ける印象そのままの、溺愛スパダリ武士×可愛らしい健気不憫受けの話でした。
可愛いらしい受けが、強いイケメン攻め様に守られる・愛される話は元々好みでは無いのですが、
やはり王道なのでこういう作品が好きな方は多いだろうなと思います。
物語自体はいい意味で読みやすくスラスラ読めましたし、
話の展開も想像してなかった展開が待っていて新鮮でしたー。

嫡男ではないとはいえ、攻め様は後継を作らずそれでいいのかい?とか
細かいところはあまり考えずに、ファンタジーとして楽しむのが良さそうです。
こうして書くとご都合っぽく受け取られてしまうかもしれませんが、
あのクライマックスシーンは泣きながら読みました(´;ω;`)
最後まで読み終わったいま、2人はこうして続いていくのだろうなとほっこりします。
安心・安定の甘い作品がお好きな方はぜひ。

0

溺愛ものを読みたい時に

不憫な受けが、イケメンに見い出してもらって幸せになる、典型的なシンデレラストーリー。
だからこそ何の不安も感じずに、物語世界に没頭できました。
それでいて飽きることなく、先へ先へと読めた。
とっても楽しかったです。

不満はほとんどないのですが、ちょっとだけ物足りなかったかな……?という気がしないでもない。
時代物ならではのすれ違いとか、男同士であるがゆえの切ない展開がもっとあってもいいのになーと。
受けがネガティブになりすぎても鬱陶しいものではありますが、しかしマイナス要素が入り込む隙もないほどの、見事な攻めの溺愛っぷりでした。

溺愛ものを読みたーい!という気分の時に読むと、すっごくいいと思います。

0

ザ・王道という感じの、気持ちよく読めるシンデレラストーリー

戦国時代とおぼしき時代物。
双子として生まれ、殺されることこそ免れたものの捨て子同然の暮しをしていた、捨。
ある日突然、父親の命令で妹の身代わりに他国に輿入れすることになる。
目的は時間稼ぎ、勿論バレれば死。
覚悟して旅立っていった捨だったが、迎えに来た武将は捨を思いやり
今まで知らなかった世界を見せてくれる……

勿論、この素敵な武将が捨のお相手、領主の長男・高虎。
屋敷の離れを与えられて、更には空良(そら)という名前も与えられて
初めての穏やかで思いやられた日々が始まる。


不憫受け、は自分のツボではないのだけれど
この子は卑屈さやネガティブグルグルがなく、ピュアに健気なところがいい。
自然を愛し愛され、鳥の歌を聴き、風の声を聞く。
そんな自分の特技を生かして、積極的に役に立とうとする前向きさも〇。

一方の高虎は、登場の時から好感度高く、強く優しく誠実。
家臣団にも信頼が厚く、空良を大事に守り慈しむ素敵な旦那様攻め。

無垢な空良が、旦那様に閨のことを手取り足取り教えられる様は
定番の萌え。
脇役の高虎の小さな異母弟・次郎丸と、家臣の続き魁傑のやりとりも楽しく
気持ち良く読み終える1冊だった。


あんな育ちなのに、空良の言葉使いや立ち居振る舞いに品があり過ぎるのが
最初っから不自然で引っかかりはしたのだけれど、
全体には主要な登場人物が皆とても感じよく、
定番なれど事件を乗り越えて結ばれ幸せになる様は愛おしく、
甘く優しい雰囲気の、シンデレラストーリーでした。

5

いっぱい泣きました

表題作とSSの二篇

「そらの大事な旦那さま」

時は戦国時代。空良(受け)は小国の領主の息子、双子の弟として生まれました。
この時代双子というだけでも忌まわしいものなのに、姉が生まれた後も一日以上も出てこず、生まれ落ちたときには母親は体力を使い果たし儚くなってしまいます。忌子として即座に殺されるところを母親が最後までかばってくれたおかげで殺されることなく、とはいえ世話をされることもなく、厩番夫婦のところに預けられ名前も付けてもらえずにこき使われます。
16歳になり、美しく育った姉の政略結婚に反対の父親に、戦の時間稼ぎのため代わりに嫁ぐように言われます。

空良は何も持っておらず、馬小屋で暮らし自然の中で生かされてきたため、自然を読むことに長け自然災害などを予知することができます。が、忌子であることに加え、それが余計に周りに恐れられる結果となり孤独の中で生きていくことになります。ただ、皆が寄ってこなかったため酷いいじめに遭わなかったことだけが僥倖だったと思います。幸せを知らないため自分が不幸であることにすら気が付かない空良が不憫でなりません。
何も望まない空良が初めて続き欲しがったものが名前だったなんて、名前は親が最初に送る贈り物だと思うと本当に何ももらっていないんだと切なくなります。

高虎(攻め)は隼瀬浦という新興勢力の小国ではあるけれど、勇猛果敢な戦上手な国の領主の息子です。側室腹なので跡継ぎではありませんが、弟で嫡男の次郎丸を可愛がり国のために力を尽くしている強く優しい人でした。

読んでいる間半分くらいは泣いてました。
空良の境遇に泣き、ばれたら即処刑とわかっていて故郷のために姉の身代わりに輿入れする健気さに泣き、未来の話をしていてもそれを見ることはかなわないだろうという切なさに泣き、やっと幸せになったとおもったら、戦に巻き込まれて重体となり、忌子と言われてきた自分が人のために死ねると安心して逝こうとするのを見ては泣きました。ほぼ一気に読み終わった後は泣き過ぎで目が痛くなりました。

でも、平和な時の高虎が空良を幸せにしようと気を遣うところや、高虎を慕っている弟の次郎丸と高虎の従僕の魁傑の二人のじゃれあいはとても楽しく、空良の心を明るくしてくれます。

さんざん泣きましたが、嫌な気持ちになることもなく、読み終わった後は幸せな気持ちになれるお話しでした。
本当の意味で夫婦になったのは本当に最後の最後なので、砂を吐くほど甘々になりそうな高虎との甘やかしをもっともっと読みたかったのが本音です。
でも、二人が夫婦となったときからずっと高虎は空良に甘々なので絡みは少ないですが満足です。

気になったのは、時代劇は苦手だということなので時代劇っぽいファンタジーみないになっているのは仕方ないとしても、領主である高虎の父親の存在感がないのが気になりました。作中に名前しか出てこないというのは不自然に感じました。嫡男ではないにしても息子の嫁(たとえ男だとしても)に一度も会わないってのは変だなと、隼瀬浦を守った功労者として最後家臣にも嫁だと認められたんだし祝言をちゃんとあげてほしかったです。


「冬の晴れ間雪解けの道」
高虎の弟次郎丸視点。雪解けのころに高虎夫婦と次郎丸、魁傑の4人で湯治に行くお話です。高虎は相変わらず甘々です。

「長く甘い冬のはじまり」(電子限定おまけ)
空良のケガが少しずつ良くなって、本当の夫婦になるために高虎が空良の身体を少しずつ解していく話。

電子書籍は挿絵がないので紙書籍にしたのですが、電子のおまけが読みたくて結局電子も買ってしまいました。ルチル文庫の電子書籍はすべて挿絵がないので他の電子書籍と同じように挿絵をつけてほしいです。

3

愛し愛されていっぱい幸せになってほしい2人です

 私の萌要素がたくさんあって、たいへんおいしく読ませて頂きました。

 自分が傍からみればひどく不遇な境遇にいることを知らず、虫や鳥などの動物とのふれあいや、自然の恩恵を大事にして生きてきた受け様の空良。
素直で純真無垢、でも庇護されるだけの子ではなく大事な者を守る為に頑張れる強さと優しさを持ったたいへんいい子でございました。

 包容力があり、強く優しく男前な攻め様の高虎。
こちらも空良を優しく穏やかに包み込んで、言葉でも態度でも溺愛丸出しでたいへん高得点な攻め様。

 空良があまりに無垢なのと、初めに怖がらせてしまったのを後悔した高虎が、手を出すのをためらっていたのを、家臣の魁傑にハッパをかけられ、手ほどきをしていく訳ですが…。
ゆっくりゆっくり、時間を、どころか日数をかけてやさしーく心も体もとろけさせていっていて。
自分が育てて花を咲かせると思えば楽しみだ、と言ってた通り、空良の体はもちろん気持ちも無理をさせないようかわいがっていて、溺愛好きな私にはたまりませんでした。

 高虎が戦に出かけた隙をついて敵が襲ってきて避難してる時、助けに戻ってきた高虎の目の続き前で切られてしまう空良。
生死の境を彷徨う空良を献身的に介護する高虎の姿にまたしてもたまらない私。
受け様が危ない目にあったりして、それに焦燥したり慟哭したり切羽詰る受け様の姿を見てその心中を妄想するのが多分一番の私の萌ツボなので、ここはもうね、切なくて切なくてよかった。
空良を抱きしめて口移しで薬を飲ませながら、切々と空良にこれからも共に生きていこう、と語りかける高虎。
死んでもいい、と思っていた空良に生への執着を芽生えさせていく高虎のひたむきな愛情にきゅんきゅんでした。

 2人はもちろんよかったのに加え、家臣の魁傑と弟の次郎丸のやり取りも微笑ましくてとても幸せな気持ちにさせてもらえた一冊でした。

5

次郎丸きゃわたん

久しぶりにBL読んで泣きました〜。
スパダリと不憫受けにきゅんきゅんです。
受けは不憫な生い立ちではあるのですが、捻くれもせず、純真無垢に育っています。しかし、いざという時は芯の強い勇気ある性格なのも良かった。攻めも包容力があり優しくて、主人公が幸せすぎて夢見たいって思ってるんですが、読んでる私も夢心地でした。読んで損なし!絶対オススメです!!
また、脇を固める攻め弟と攻め家臣の漫才?にもほっこりさせられました♡
この2人の話も是非読みたいです!!

2

ティッシュ何枚使ったかな…

久しぶりに、本当に久しぶりにここまで泣いたんじゃないかな…ってくらい泣かされた、とても素敵なお話でした。
最初からウルっとくるとこが何回かあり、「あー…これ、やばいかも」と読み進めていたのですがやっぱり途中から涙が止まらず一端読むのを止めなきゃいけないくらいで…笑。

受けさんの空良があまりにも不憫で…それでも、産まれた時からその境遇・仕打ちが当たり前だったので、決していい子ぶってとかではなく自分を不幸とも思わずただただ自然とだけ友達のように生きていた姿に、涙を誘われつつも好感の持てる健気設定でした。
そんな空良の名付け親にもなる攻めさんの高虎は、最初からどの行動も空良の為を思ってやっていることばかりで、わかり易く口にも態度にも出さないけどその高度の端々から空良を大切にしている事が伝わってくるので、初めて空良は本当に幸せになれるんです。
あとはいちゃいちゃ溺愛して終わりかなー…と思ってたら最後の最後に事件があって、空良の真の心強さと本当の健気さというものを見せられた気がして、この数ページに何枚ティッシュを使ったかわかりません。

また、脇キャラとして主要人物並に出てくる次続き郎丸と魁傑も本当に好きです。
この2人あってこその1冊だと思います。

心温まること間違いないお話なので、是非1人で静かな環境で読んでほしい1冊です( *´︶`*)

6

溺愛攻め×薄幸受け

自分を産んだときに母親が亡くなったため、父親から疎まれ捨てられた受け。そんな受けを姉の身代わりとして他国へ嫁がせるという計画が持ち上がる。男と知られたら殺される運命を背負い、他国へ嫁いだ受けだったが…。


時代ものです。受けは領主の元に生まれながら、忌み嫌われる双子であり、また自分を産んだことが原因で母親が亡くなったせいで館から放逐されます。
のたれ死ぬところを馬屋番の夫婦に拾ってもらいましたが、馬屋番たちからもいじめられ働かされ、名前もつけられず16歳まで育ったという筋金入りの薄幸さです。
自分が不幸なのだということも理解できず、小鳥たちだけを友として暮らしていたある日、受けを捨てた父親から呼び出され、双子の姉の身代わりに他国へ嫁げと命じられます。
男の身だとバレたら殺されるから出来るだけ時間を稼げ、と言われ、花嫁道中のあいだ恐ろしく悲しく過ごしていたのですが、花嫁を迎えに来た嫁ぎ先の国の護衛に初めて人らしい扱いを受け、嬉しいやら申し訳ないやら。

結局その迎えが攻めであり、攻めと過ごす受けはすごく微笑ましく可愛らしいです。栄養状態の悪い受けは11歳の子供と変わらな続きいような体重の軽さで、攻めはがっしり長身の武人。散歩に連れ出してもらう時の、ひょいひょい担ぎ上げられて運ばれる体格差が、体格差萌え属性のある身には非常に萌えられました。
受けの視点なので攻めの気持ちは直接描かれていませんが、ひたすら受けを可愛く愛おしく思っているようなのにも萌えました。今までの不幸さがひどいので、ぜひともがっつり可愛がってもらってくれ…! と思いました。

攻めは優しいし、受けは身の回りの世話をする元山賊の従者、攻めの弟などにも好かれ、幸せに日々を送っていたのですが、さらにかわいそうな目に遭います。
その不幸は、それまでの不幸と違い、受けにとっては不幸ではないのです。でも読んでいるこちらには辛い…。

とにかく幸せになってほしいと思わせる、幸薄く健気な受けでした。
幸せになってくれるといいな。

8

高虎の献身と空良の清廉さに感動。

サマミヤアカザさんのイラストと歴史モノという設定に惹かれました。ひたすら甘い溺愛モノかと思いきや、切ない場面もあり、見応えのある一冊となっております。

領主の息子として産まれながらも、父に疎まれ幸せとはいえない子供時代を過ごした捨(のちの空良)。けれど、旦那様である高虎と出会うまでは、そもそも幸せがどういったものであるかすら知らなかった為、自分が不遇だとは思っていなかった。

高虎に愛され、過去の自分がいかに憐れだったかを知った後も、自分の父や故郷を思う空良に心打たれました。
そして生死を彷徨っていた空良を献身的に看病する高虎にも、涙が止まりませんでした。高虎がずっと声をかけ続けていたからこそ空良は戻って来ることができたのだと思います。

他の方々も書かれてますが、私もゾ◯リ(あ、魁傑のことね)と次郎丸のスピンオフはぜひぜひ読みたいです!

7

ツボに入りまくり

初読みの作家さまでしたが、可愛らしいタイトルと表紙につられ購入。ほっこり可愛いお話かと思いきや、序盤はシリアスムード満載。薄幸・健気受けさんが大好物なので、初っ端からがっつり食いついて読んでしまいました。





主人公は捨(受け)。彼視点で話は展開していきます。
とある国の領主の息子でありながら、出産時にトラブルがあったことで実母は他界。愛する妻を亡くしたことを息子のせいにした父親は彼を実質的に捨ててしまい、孤独で過酷な幼少時代を過ごします。
領主の逆鱗に触れぬよう、住民たちも彼に対して冷たく当たり、名前も付けてもらえずにいます。数人に「捨」と呼ばれるだけ。

そんな捨ですが、小国との取引の材料として嫁として出されることに。男であることがばれたら相手の逆鱗に触れ殺されてしまうことは分かり切っていてなお、「自分(父親)のために嫁として行け」と言われた捨は、失意の中相手国へと出発するのです。

道中、男とばれたら殺される可能性があるためついてきてくれた自分の国の人が逃げていく中、嫁ぎ先の小国の人が迎えに来てくれるのですが…。

というお話。

自分の父親続きに大切にされることもなく、また父親の代わりになり保護してくれる人もいない中育った捨が、健気ちゃんで切ない。自分の境遇が「哀れ」なのだという事も理解できないんですね。

その捨に、「空良」と名付け、大切に、深い愛情を注いでくれるのが嫁ぎ先の高虎。高虎が空良を愛するようになった過程がややご都合主義的な感じはあるものの、イケメンで強くて、そして一国の跡継ぎというスパダリさんで、もうカッコいいのなんのって…!

こういう「身代わりもの」って、男だとばれないようにと腐心するものが多い気がしますが、この作品はしょっぱなから男ってばれちゃってて、ちょっと斬新でした。

見返りのない愛情を注いでもらったことのなかった空良が、高虎からの愛情に包まれ幸せになっていく過程にとっても萌えました。
空良が性的にまっさらさんだったのも高ポイント。そんな彼を徐々に開花させていく高虎がエロかった☆

この二人もとっても良かったのですが、高虎の弟や家臣の魁傑といった脇キャラもいい味出してました。
ぜひともこの二人のスピンオフを出していただきたい。

薄幸・健気受けさんがお好きな方や、溺愛攻めがお好きな方にお勧めの、とっても可愛らしく、温かなお話でした。


12

幸せになっていいんだよ!!!

時代物+花嫁ネタです。読んでいた印象としては、戦国時代っぽい感じ。時代物だからでしょうが、旦那様が22才でお嫁様が16才! 幼妻やん…。旦那様は22才とは思えない包容力の持ち主でした(*´ω`*)

内容としては、とにかく甘い溺愛ものです。更に甘いだけではなく、ちゃんとシリアス展開もあり、かなり読み応えのある感動作。泣いた…。
不憫受けが嫁ぎ先で、旦那様の深い愛情で包み込まれ幸せになっていく過程を描いてあります。あとがきでは、「昔々のおとぎ話」と…。またイラストが良く合っていて、とても素敵なのです!


受けの空良はかなり不憫な境遇。自分の出産と引き換えに母親が亡くなった事から、領主の息子であるにもかかわらず誰にも相手にされず、馬小屋で寝起きするような生活。双子の姉の身代わりとして、小国に嫁がされます。そんな境遇でも捻くれる事無く、無垢で純粋。しかし、自分は母親を殺したと罪の意識を持っていて、最初から諦め気味です。

そんな受けを、溺愛するのが領主の旦那様。包容力があり、愛情深いタイプです。ちょっとヤキモチ焼きでもあります。

この二人が夫婦として心を通わせ、諦め気続き味で無欲だった受けが、嫉妬だったり幸せだという人間として当たり前の感情を持てるようになり幸せになる過程が丁寧に書かれています。

萌え所としては、やっぱり二人の甘いやりとり。もう、本当に甘いのです。「空良」、「旦那様」とお互いの名前を呼び合うだけで、実に幸せそうな空気を醸し出してます。旦那様はお嫁様の事が可愛くて仕方なくて、しょっちゅう抱っこ。お嫁様の方は「旦那様がいらしてくださるなら、空良は寝ずに待っています」という健気ぶり。
更に、夜の作法の手ほどき。何も知らない無垢な受けが、旦那様に手ほどきされて、驚いたり怯えながらも感じちゃうというシチュエーションが非常に萌えます!!

脇役も非常に魅力的で、旦那様の弟(11才)や、元山賊の頭だった側近。この二人の漫才っぽいやりとりはかなり笑えます。

自分が不幸だったと気付いてすらいなかった不憫な受けが、攻めの深い愛情や周りの人達の優しさに触れて人間らしい生身の感情を持ち、今までの自分が不幸だったと気付くシーンにはしんみりします。ホント、攻めのように幸せになっていいんだよ…と言ってあげたい。゚(゚´ω`゚)゚。

短編は、傷を負った受けの為の湯治編。次郎丸(攻めの弟)視点です。二人の互いへの愛情深さが分かります。次郎丸と魁傑(側近)でスピンオフを読んで見たい…。

時代物ですがとても読みやすく、深い感動を味わえました。溺愛ものとしてもお勧めです。

13

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