表題作祝言

三雲高虎、隼瀬浦の領主で空良の夫
空良、姉の代りに高虎に嫁いだ伊久琵領主の末子

あらすじ

「そらのだいじな旦那さま」番外編。
空良が高虎に嫁いで2度目の春、2人が正式な祝言を挙げるお話になります。

作品情報

作品名
祝言
著者
野原滋 
媒体
小説
サークル
日だまりで丸くなる<サークル>
ジャンル
オリジナル
シリーズ
そらのだいじな旦那さま
発売日
3.6

(5)

(1)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
18
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数2

空良の成長

空良が薔薇を一生懸命育てています。
薔薇のトゲが刺さったことを知った高虎が、薔薇のトゲを全部魁傑に取らせようとしたというエピソードは笑いました。
相変わらず過保護がすごいです。
空良が止めたからトゲは取っていないので、あぁ薔薇よかったね。と思いました。

空良が薔薇をくれた同盟の国に感謝していると言うと、高虎が「そうだな。…花には罪はないのだからな」と言い、空良はえ?と思うのですが、その話はそのまま流れてしまいます。

その後、何故高虎がそのようなことを言ったのかわかった空良ですがー…。
自分も関わることなのに、自分だけが知らないまま問題を解決されていていい気はまぁしないし
空良と高虎は結婚をしたわけではないので
これからも同じようなことが何回もあるんだよなきっと…と思うと最初は悲しくなりました。
この後もすれ違いが生じるのですが、空良が高虎に反抗的な態度を取ったのに
個人的には空良の成長を感じて感動しました。

最終的にちゃんとハッピーエンドなのですが、
空良に祝言をあげるのを断られたと思った高虎が
布団の中でまるまって出てこなくなったのがとてつもなく可愛かったです。

そらシリーズが好きな人にはたまらない内容になっていると思います。
幸せな気持ちになれた1冊でした♪

0

めでたく祝言

2019年春のJ・GARDEN新刊。「そらのだいじな旦那さま」の番外編。二人の穏やかな幸せを垣間見えて嬉しかったので萌にしました。本編が好きだった方は嬉しい一冊だと思います。

空良が隼瀬浦にやってきて二度目の春、同盟国からもらった薔薇を庭に枝わけしてもらって、高虎や次郎丸、魁傑と仲良く育てています。実はその薔薇を贈った国は、薔薇のみならず、娘を嫁がせようとしていたと聞き…というお話。

変わらず空良を綿でくるんだように大切にしている高虎と、幸せそうにしている空良の様子がほわほわ幸せ気分にしてくれて、嬉しい一冊でした。こんど本編の続きが出るとのこと、どんなお話になるのか楽しみです!

3

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