犬、拾うオレ、噛まれる

inu hirou ore kamareru

犬、拾うオレ、噛まれる
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神37
  • 萌×211
  • 萌11
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

51

レビュー数
8
得点
262
評価数
61
平均
4.3 / 5
神率
60.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
三交社
シリーズ
ラルーナ文庫(小説・三交社)
発売日
価格
¥680(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784879198983

あらすじ

別れた恋人である予備校教師、貴史へのストーカー行為が止まらない紺。
ある日、紺のもとに宅配業者を装った怪しい男が現れる。
飄々としたその男テツローは紺のストーキングを阻止するために貴史が雇った便利屋だった。
テツローとの三日間に及ぶゆるゆる監禁&お仕置き生活の中、
今まで誰とも関わらずに生きてきた紺の秘密が次第に明らかになっていき…。

表題作犬、拾うオレ、噛まれる

テツロー,便利屋,27歳
佐竹紺,元恋人をストーキングする会社員,24歳

その他の収録作品

  • 首輪は、どっちだ
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数8

投稿作だったとは…!

ストーカーものかぁ…ヤンデレは得意じゃないけど…と思いながらも勧められ読んでみましたが、面白かったです!!

受けの紺目線で話は進むんですが、彼が何を考えてるかサッパリ分からないんです。
ストーカーをしてる元彼が紺を監禁するのに寄越したのが攻めのテツロー。
監禁されても冷静で感情が見えない。
かなり病んでるよ…と思いながら読んでました。

対してテツローは何だか憎めないタイプ。
人を監禁して襲うから悪いヤツなんでしょうけど(笑)

ネタバレに繋がるからこれ以上の情報は書けないけど、先が気になってアッという間に読み終えてました。
伏線の回収もお上手で、読後かなり満足。

本編の後はテツロー目線のお話があります。
そして電子には特典SSもありました。
こちらもテツロー目線で、2人がホームセンターでの買い物中のお話。
はたから見るといちゃいちゃしてて、何だか甘いお話でした。

1

ミステリ的なおもしろさ!

あらすじを読んで、「予備校講師の別れた恋人にストーカー行為が止められない主人公って……えぇぇ……」と思い、長らく敬遠していましたが、思いきって読んでみました。
読んでよかった!すっごく面白かったです!

主人公(受け)が何故ストーカー行為をしているのか、元恋人との関係、怪しげな便利屋こととか。
様々な謎が明らかになっていく過程が面白く、また便利屋と主人公の関係にも萌えました。
ネタバレ読まずに読んでほしい作品でした。

1

食わず嫌いは勿体ない

評価につられて手に取ったものの、なんとなく読まずに積んでしまっていました。先日ようやく読んでみましたが!………うーん。(笑) 思ったよりはよかったですが、高評価と知って読むとちょっと期待外れだったかなあ。人を選びそう。

CPとしては、アホでお人好しの便利屋×病みメンヘラ男子。とはいえ、ただのめんどくさいメンヘラというわけではなく、その裏には壮絶な理由が隠れています。
BLとしては正直好みではなかった(CPがあんまり好みにハマらなかったのかな?)のですが、伏線回収とどんでん返しの展開は面白かったです。受けの一人称で進んでいくのに、その彼自身の抱えているものがなかなか読者にも明かされません。100ページくらいから全体像が見えてきて、加速していく感じが気持ちよかった。展開とか事実を思うととても暗いけど、受けが無感動で諦めきっている性格のため、つらい、しんどいとかの方向の心理描写がほとんどなく、そこまで重く感じませんでした。感情移入しすぎてしまうので、暗くない文体のおかげで読みやすかったです………!暴力を受けるシーンがあるので、苦手な方はご注意を。

表題は170ページほどで、残り続き100ページは攻め目線の描き下ろしです。こちらは普通のBLで、特に驚く展開はないので、CPが好きじゃない人には退屈かも。攻めの旧友が軽い当て馬のような立ち位置で出てくるのですが、彼がとてもタイプでした。(笑)

他の皆さんも仰っていますが、タイトルと表紙が本編とあっていないですね。しかもそのタイトルと表紙の魅力が弱いので勿体ないというか損をしているというか………。あらすじもなんとなく本編の雰囲気を掴めていないので、レビューを読まないとなかなか手に取る気が起きないかもですね。わたしは萌評価ですが、ぴったりハマる人にはとても面白いと感じるはず。食わず嫌いせずに読んでみてほしい1作です。

2

ネタバレはなしで!

最後まで、ドキドキハラハラしながら読みました。

紺の、監禁されても動じない、感情もない、味覚もない、なにもない虚無さに、テツロー側についついたって、なにがそうさせたのか?もっと知りたいとあっと言うまに読みきりました。
ただ一つの執着と思われる最低の元カレのことも気になるし。
読み進めていくと、もちろん先は読めるのですが、紺の危うさっぷりに、ハラハラし通しでした。

甘い書き下ろしがあってホッとしました。

投稿作とのことで驚きですが、長い時間をかけて練りに練られた結果なのかな、と納得もします。

ただ、タイトルはなんでこう変えたのかな…というのと、暗重いミステリーの様な面白さもある作品に、挿絵が可愛すぎて合わない気がしました。

1

何度読んでもなにか発見しそうな面白さ

受けの執着っぷりがあまりにすごいことや、毎日同じお弁当を食べているとか日常生活が危うすぎるところなどから何かあるんだろう、原因というか理由というかそういう何かが、と思いながら読み進めていくことになると思います。それでも絶対その予想を超える事実が待っているので、絶対にネタバレなしで読むことをオススメします。全部わかったうえで、もう一度すぐ読もうと思う一冊です。

これが投稿作だったなんて、野原先生すごすぎる・・・!!

2

後日談の甘々にも注目です!

タイトルやあらすじからうけるイメージと全然違った作品でした。

受けの紺は元恋人をストーキングしていて、異常に執着してます。
攻めのテツローはかなりグレーな便利屋ですが、根はお人好しで悪人に徹しきれない感じですね。

紺の一人称で話が進むのですが、最初はその壊れっぷりにドン引きしました。
感情の動きが異様なんですよね。監禁している攻めの方が断然マトモなんです。
この紺のモノローグで最初からとばしてくれるので、もうグイグイ引き込まれます。
そして監禁生活という異様な状況の中、テツローの持ち前の朗らかさで少しずつ気持ちが通い合い、紺の違う部分が出てきて印象が変わり始めます。
少しずつ紺が思ってたのと違うぞとなるんですが、その後はびっくりする真実が待ってます。
伏線がチラチラ入っているので、勘のいい人なら途中でピンと来るのではないでしょうか?
私は種明かしがされるまで全然気がつきませんでしたが(笑)

そんな感じで本編ではそれ程甘さはないのですが、後日談が甘々です。
テツロー視点で進むので紺が可愛くて仕方ないのがダダ漏れなんです。テツローの頭の中は紺への愛で砂を吐続ききそうに甘いですよ。
また紺がすっかりツンデレになってて、雨の中テツローが帰るのをいじらしく待っていたくせに、本人には「もう寝てた」という等、可愛すぎる所を見せてくれてキュンキュンします。

本編では息もつかせぬ展開で楽しませてくれ、後日談で甘々を堪能させてくれる二度おいしい作品です。

5

あらすじからは想像できない展開

元恋人をストーキングしている受けが、とうとう元恋人が雇った便利屋に監禁され、恥ずかしいお仕置きをされることになる、というお話です。
元彼に執着しているヤンデレこじらせ受けが、便利屋攻めにお仕置きされるコメディチックなストーリー…なのですが、読んでいるうちにところどころで「あれ?」と思うようになっていきます。ラブコメとしては異質なほどの受けの悲惨な過去が明らかになり、徐々にどこか奇妙な、殺伐とした展開に。

受けは、見知らぬ男に部屋に押し入られ、監禁されても飄々としているキャラ。味覚障害があり、毎日同じ牛丼屋に行き、同じコンビニ弁当だけを食べています。とぼけた感じなのに異質なところがあり、読んでいてソワッとするような感じ。
攻めは、背中に刺青があり、仕事で受けを監禁するという反社会的な行動とはうらはらの、割とあっけらかんとしたキャラ。受けには最初「馬鹿っぽいから」とかなり年下に思われていました。
その2人の監禁生活は、基本面白く、でも薄氷を踏んでいるような危ういバランスです。しばらくは漫才でもしているような、監禁中なのに笑っちゃうようなおかしさがあります。でもそこから一気に話は続き動きます。

この後の展開は核心的なネタバレになってしまうので伏せますが、うるっとするところがあったり、ドキドキするところがあったりで、読み応えがありました。
ここちょっとおかしくない? というところもあったのですが(そもそもなぜ受けがストーキングしてたのかとか)、そこを詳しく説明するとやはりネタバレになりますので自重…。
野原滋さんのデビュー前投稿作だそうです。こんなヘビーな話を書かれていたんだな、とある意味びっくりしました。

3

監禁ラブコメかと思いきや…

野原さんがデビュー前に書かれた投稿作で、2010年の雑誌掲載作を改題・加筆修正されたという作品。
前情報一切なしで読まれることをオススメします。

あらすじ:
元恋人をストーキングする紺(受け)を訪ねてきたのは、元恋人に雇われた便利屋・テツロー(攻め)。
宅配業者を装って紺の部屋に入り込んだテツローは、紺が反省したという証拠を作るため、紺を首輪で拘束し…

結婚するとして恋人にフラレた紺は、有休をとって会社を休んでまで元恋人を追い詰めようとするストーカー。
彼の帰宅時を狙って電話をかけ、付き合っていたときに録音したセックス時の音声を電話越しに聴かせる等、なかなか執拗です。

元恋人に雇われ紺を訪ねてきた便利屋・テツローは、背中に刺青はありますが、性格は意外と明るく気さくな人物。
紺が元恋人のことを忘れられるよう彼を無理やり抱きますが、手酷く犯す感じはなく、非常に甘い雰囲気です。 

ちょっとヤンデレ入った捨て犬系男子が、包容力のあるイケメンに愛されて幸せになるラブコメかと思いきや…?

ストーリーの核心部分についてネタバレは避けますが、物語中盤あたりで明ら続きかになる事実とサスペンス展開に意外性があり、なかなか読ませる一冊。
登場人物に対する第一印象が読み進めるにつれガラリと変わるところに面白さがあります。

黒幕となる人物が、邪魔な相手を(今回に限って)すぐ殺そうとしなかったのはややご都合主義かな、という感じはしましたが、なかなか引き込まれる展開でした。

ラブ面では、テツローのキャラクターがちょっと分かりにくいのが難点かも。
便利屋になった背景など、彼のバックグラウンドがよく分からないし、
紺と付き合い始めた後も、昔馴染みの彫り師の男にフェラされそうになって誘惑に負けそうになっていたり、
いまいち芯の感じられないキャラクターでした。

この彫り師の男・修二は妖艶な美形でなかなか良いキャラでしたが、番外編にいきなり登場させる意味もよく分からず。
彼のスピンオフでも予定されているのなら話は別ですが、どうせならメイン二人の話をもっと見たかったです。

ラブ部分はやや消化不良ですが、サスペンス部分がなかなか面白かったので、評価は萌×2です。

10

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ