高月紅葉さんのレビュー一覧

仁義なき嫁5 ~新婚編~【新装版】 小説

高月紅葉  中田恵 

ちと中だるみな5巻

仁義なき嫁シリーズは、旧版と新装版とあるので要注意。旧版の4作目が、新装版のシリーズ5作目。新装版4作目は短編集。新装版はかなり改稿されたとのことだが、比較してないのでよく分からず。

1作ごとにシーズンを追って、愛人対決や過去の女対決とテーマが決まっていたこれまでの作品。今作は、二人の日常となった関係性に焦点が。そのせいか若干起伏に乏しい。仕事で忙殺される周平とすれ違うも、嫁として半年、開か…

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仁義なき嫁4 ~短編集~ 小説

高月紅葉  中田恵 

別視点の短編集

短編集。同人誌をまとめたようなファンブックの趣があっていいですね。
普段は佐和紀視点なので、周平や世話係の視点で読むと、非常にお得感があります。

「プールバー」
珍しい周平視点。こういう甘いのは安心してにやにやできるのでいいですね。
スピンオフ「刑事に~」シリーズで刑事とあれこれしちゃう田辺(昔佐和紀と一絡みあったヤクザ)が登場。

「夜とキス」
これも周平視点。もてもてな佐和紀…

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仁義なき嫁3 〜旅情編〜 【新装版】 小説

高月紅葉  中田恵 

京都編は媚●で。。。

シリーズ3作目は京都編。
周平をこの道に落とした女性が登場。2作目はオトコだったが今回は女。相変わらず旦那の男女関係にふりまわされる佐和紀でした。

そのくせ者の女性にだまされ、お薬を仕込まれてしまう佐和紀。しかし、周平の体に絵を描いた彫り師によって助けられる。逆にその彫り師が拉致されるも、恩返しとばかりにバットを持って奪還に行く佐和紀。今回はタンカをきるだけでなく大立回りでした。しかし前作…

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仁義なき嫁2 〜新妻編〜 【新装版】 小説

高月紅葉  中田恵 

愛人と対決

女衒だったという旦那、周平の愛人との対決編。シリーズ2作目。

まあ、基本は甘々相思相愛なので心配は要らないはずなのですが、思わせぶりな旦那、周平がやきもきさせてくれます。浮気してないって言ってるけど、仕事上切れない”元”愛人、ユウキは結婚後もしばらく続いてた様子。

しかし、結局最後は対決でタンカを着る佐和紀。元チンピラって設定(いや、設定は正しくヤクザなんだが、ちんぴらが似合うというキ…

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仁義なき嫁 新装版 小説

高月紅葉  中田恵 

シリーズ開幕編

新装版を購入。
眼鏡×眼鏡の極道もの。といっても基本は激甘ストーリー。ただ、会話が人間くさいのがいいです。

昔気質でキップがいいが、細腰美人の佐和紀。戸籍上は女のため、色々な思惑が絡み合った結果、ヤクザの女衒である色男、周平の嫁となる。
この辺の設定が複雑にしてあるのが面白いところ。あと、惚れた腫れたで済まない、愛人や世話係との信頼関係が読み応えがある。

つっぱっていても、純情な佐…

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刑事に甘やかしの邪恋 小説

高月紅葉  黒埜ねじ 

ふたりの距離感が絶妙

仁義なきシリーズのスピンオフ作品ですが、そちらを知らなくとも充分に楽しめます。
攻め様は仁義なきシリーズでは鬼畜のようですが、こちらでは甘いです。
受け様が妻帯者ということで、上手に受け様を甘やかしているんです。
その甘やかす感じが絶妙にわたしのツボなんです。
シリーズですが、一気に買ってしまいました


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壺振りお嬢、嫁に行く!? 小説

高月紅葉  黒埜ねじ 

そんな殺生な

いやはや…。タイトルと、あらすじにある「恋愛下手すぎる二人に周囲はハラハラし通し」という一言に、もっとコメディーちっくな楽しい作品を期待してしまったのが失敗でした。演歌調とまでは言いませんが、どちらかといえばリアル寄りの極道モノだと思います。

これ、どうして大阪が舞台なんでしょう。極道=大阪、なんて単純な理由じゃないですよね、まさか。大阪弁はほぼ出てきません。…いや、全然出てこないのではなく…

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LOVE EMOTION 小説

高月紅葉 

甘甘な一夜

同人誌の中では好きな話です。
どうしても、本編は、事件が起こって悲しい思いや切ない思いをしないとダメだけど、番外編だと、最初から最後までラブラブの甘甘で読めます!
顔がニヤニヤします♪♪

周平と保がジムに行きスタッフの女性から周平の奥さんの写真をせがまれるところから話が始まり、三井とシンで、さわきを迎えに、待ち合わせの居酒屋まで、さわきは、珍しくスカジャンを着て周平に買って貰ったものなの…

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用心棒にキスの雨を 小説

高月紅葉  幸村佳苗 

チャイニーズマフィアもの

仁義なき~の男っぽい関係が好きでこちらの作品も手に取りました。
こちらは中国系マフィアもの。美人の情報やとその警護に入ったヤクザの下っ端のカプ。美人童貞受け(ツンはいってる)と一途攻めの構図でした。

ベタ甘な展開にならないのがこの作家さんのいいところです。が、受け攻めどちらもキャラが安定しなかった印象です。
受けの方は、純粋な恋の初心者ながらすれっからしを装い、しかしその実マフィアの中で…

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春売り花嫁とやさしい涙 小説

高月紅葉  白崎小夜 

何度も読み返したくなる話です

嫁シリーズは未読ですが、とても面白かったです。受けのユウキのキャラ、すごく好きです。かなり悲惨な経験&生活をしているのに、そんなことは感じさせず強がって必死で頑張っている姿にきゅんとしてしまいます。平気なふりをしてますが、ホントはギリギリのところで踏ん張ってたんですよね。ユウキ、可愛すぎます。そんなユウキには、能天気で優しい攻めの能見がぴったり。ちょっとおバカだけどすごく大事にしてくれそうで、包容…

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