雨澄ノカさんのレビュー一覧

キスをどうぞ 小説

水壬楓子  雨澄ノカ 

シンデレラ、その後の成長物語

シリーズ第2弾。
前作でシンデレラストーリーの最後で幸せになりましたとさ、の続きです。

世界的規模の有名ホテルの専属モデルとして活動し始めた暁斗が、モデルとしてさらなるステップアップをしようとあがきながらも成長していくストーリーでした。

意地悪なモデル仲間のやっかみ、好奇の目、暁斗を排除しようとする暴力行為など暁斗の頑張りを阻む障害が立ちはだかる中、自信を失いそうになり桐原にやつたり…

0

お手をどうぞ 小説

水壬楓子  雨澄ノカ 

マイ・フェア・レディーなシンデレラストーリー

2001年に出版されたシリーズ3巻が文庫化されたのですが、今回4巻目にして完結編が出版された機会に久しぶりに再読しました。
何回読んでも楽しめます。

マイ・フェア・レディーなシンデレラストーリーです。
この手のものは大好き、というかたに超オススメな作品です。

人が成功してくストーリーは読んでいて楽しいですし気持ちが上昇します。
その上美形で仕事のできるセレブな年上の恋人があれやこ…

3

誓いをどうぞ 小説

水壬楓子  雨澄ノカ 

力あるおっさん攻め×反抗期美青年(モデル)

水壬先生の吸血鬼物を買おうと思ったら、こっちも発売になってて、つい。
全く知りませんでしたが 2001~2002年ごろの3作が文庫化され、
もう一冊書下ろしを出されたようです。
前3作は読んでませんが問題なく読めました。
最後の最後におっさんが可愛く、私が悶えたので萌2でお願いします。

1.登場人物
攻めさん:世界的なホテルチェーンオーナー。
     力ある。the大人 といっ…

2

誓いをどうぞ 小説

水壬楓子  雨澄ノカ 

ラブラブなシリーズ最終巻

『お手をどうぞ』から4作目となる作品で、書き下ろしの新作。
本書がシリーズ最終巻となるそうです。

表題作は、桐原と暁斗メインの話で、ニューヨーク編(桐原パパとリックも登場)。
桐原と暮らし始めて1年になる暁斗ですが、相変わらず過保護な桐原につい反発してしまうことも。
モデルの仕事のことで桐原と喧嘩になり、家を飛び出してしまい…というようなお話。

専属モデルという自覚なしに独断で他…

6

残念な情熱 小説

成瀬かの  雨澄ノカ 

かっこ悪い攻め

面白かったです。自分は攻めはカッコいいほうがいい!と思うタイプなのですが、この作品の攻めは非常にカッコ悪い。
それが、だんだん、どんどんカッコ悪くなっていくんです。
タイトルの「残念な」って、何が残念なんだろうと思ってましたが読んで納得。

攻めの太獅は最初は非常にかっこよくて、完璧に近く、正直少し怖いです。
主人公の葵竜はお箏の家元の跡継ぎですが、大好きな親戚の太獅と跡継ぎあらそいをす…

2

銀狐の想い人 小説

夏乃穂足  雨澄ノカ 

銀狐って

夏乃穂足さんのファンタジー作品は数冊目です。思い返すと、これまでに読んだ作品も完全なファンタジーではなく現代日本の中にある不思議な世界が描かれていたのですが、この作品は輪をかけてファンタジーっぽさが薄く、現実的で、どちらかというと因習の残る村を舞台にしたちょっぴりミステリアスなお話でした。

うーむ…。この表紙イラストはどうなんでしょうね。一見クールで俺様っぽいケモ耳くんが攻(銀狐)なわけです…

1

お手をどうぞ 小説

水壬楓子  雨澄ノカ 

その後が好きです

2001年発行の文庫化。
後に続編・スピンオフとシリーズ化されていますが、後を引くラストでないので単独で楽しめます。いずれも暁斗(受け)が主人公です。

「お手をどうぞ」
暁斗がフラれてヤケになって寝た男・桐原(攻め)が、仕返しに手を貸してくれて、3か月で一流モデルに教育してくれるという話です。
「プリティ・ウーマン」は思いついても「マイフェア・レディ」を知らなかったという点で、暁斗の若…

2

夏の雪 小説

葵居ゆゆ  雨澄ノカ 

傷ついた者同士。

高校生の冬と、飲食店を経営する喜雨(きう←下の名前)の年の差ラブストーリー。

冬には自動車事故で亡くした海という一つ年下の弟がいたが、彼の死が母親の心と家族をバラバラにしてしまった。荒んだ家庭に居場所のない冬が家出したことで物語は始まります。喜雨という男に拾われた冬は、二人の同居人と一匹の猫が暮らす長屋でしばらく彼の世話になることに。弟の死に罪悪感を抱き続け、母親との関係に疲弊しきっていた冬…

3

プレイヤーズ・コネクション 小説

妃川螢  雨澄ノカ 

猫と事件

「エンペラーズ・コレクション」が好きなので、こちらも手にとってみました。個人的な好みとしてはツンデレ強気受けが好きなので、エンペラに軍配が上がるのですが、現代で確実に増えてきているだろう事件をモチーフにしたりと、お話としてはこちらの方が好きでした。

今回、受けが鑑識だったので、鑑識についても詳しい説明があるのですが、鑑識も捜査権を持てるんですね。無知なもので、その辺興味深かったし、勉強になり…

3

エンペラーズ・コネクション 小説

妃川螢  雨澄ノカ 

殿のじゃれあい

う~ん、面白かった!
個人的に、こういう「見た目王子様だけどツンツンしている強気な受け」を「可愛がって構い倒す懐深い攻め」っていう構図は大好きです。

御門と帝の通称「殿様コンビ」は、気は合わないのになぜか意見はぴったり合うという、本人達以外は誰もが認める名コンビ。
二人のぶつかり合いも喧嘩というより、只のじゃれあい笑
御門が帝をからかって怒らせて反応を楽しんでいるーという、まるで中学生…

1
PAGE TOP