間之あまのさんのレビュー一覧

キスと小鳥 小説

間之あまの  陸裕千景子 

楽しい一冊

金子みすゞか……というタイトルと、柔らかい色調の表紙。
舞台は夏の信州、かつてサナトリウムだったという趣のある病院、
そこで15歳の日向が出会ったのは、小鳥を連れた美しい青年……

という繊細でリリカルな話……と思って50ページ位まで読んだが
さにあらず、クスッとするようなおかしくて明るい話だった。


中3の夏に出会ってその後忽然と消息が分からなくなってしまったリヒトを
忘れら…

5

お兄ちゃんのお嫁入り 小説

間之あまの  花小蒔朔衣 

あま~い

間之あまのさんの作品で一番好きです。何度か読み返しています。

母親が亡くなってヤケになった父親のせいで、不幸な毎日を強いられていた理緒のお話です。

この父親が本当に酷いんです。幼い子供たちを理緒に任せて、自分は酒浸り。挙句の果てに、子供たちに犯罪の片棒を担がせます。

対して、理緒は、頑張り屋さんで健気で、とってもいい子です。幼い弟と妹のために高校を辞めて、バイトと育児に頑張ってい…

8

片恋ロマンティック 小説

間之あまの  高星麻子 

煌びやかでロマンティック

アパレルのパタンナー・椎名(受)と
幼馴染みでトップモデルの琥藍(くらん・攻)。
学生時代から身体関係にある二人だが
お互い恋人になろうとは切り出せず…。

琥藍は世界的デザイナーを母親にもつ
日本人離れした美貌のモデル、
椎名は目力の強い(気も強い)美人
という大変華やかなカップリング。
ファッション業界が舞台ということで
個性的な脇キャラも多く
非常にキラキラした世界観で…

7

はじめての恋わずらい 小説

間之あまの  六芦かえで 

にやける甘さ

日々の生活の中でどうしても起こるもやもやした感情を持て余した時に、私はハッピーエンドの甘い小説を読みたくなるんですが、この作品もそのリストに追加して大丈夫なものの一つ。
脳味噌に何の力も入れずに読めます。

お互いに一目惚れしたのに、経験値の低さと天然さ故にそのことにずっと気付かない奇跡の27歳、古書店経営の直史(受)と、天然な彼の性格を良く理解して世間から守り、直史からの無自覚な誘惑にも辛…

5

キスと小鳥 小説

間之あまの  陸裕千景子 

忘れられた事

最近、間之あまの先生にハマっている自分ですが・・・
今回も当たり本で楽しく読めました(*´∀`*)
自分の大好きな設定とは少しずれるのですが、それでも楽しく読めました

お互いが入院中に出会い、攻め様が頭の手術をしたことで
受け様との記憶に蓋をした形となって
攻め様は受け様の事を思い出せずに再会します

受け様はとにかく昔の攻め様の事が忘れられず
偶然にもあった攻め様に、最初で最…

3

キスと小鳥 小説

間之あまの  陸裕千景子 

笑顔のところに福が来る

テーマが「happy go lucky」(ご機嫌さんはうまくいく)だそうで。
受け様の日向がにこにこしていて本当にかわいい!
ショックを受けてしまうような出来事も、前向きににこにこ乗り越えていって。にこにこと攻め様のお世話をして。
名前の通りひだまりみたいな子です。
こんなに可愛くて、暖かくて、甲斐甲斐しい子が側にいて好きにならないはずがない。
攻め様のリヒトさんはイケメンだし、社長だし…

5

キスと小鳥 小説

間之あまの  陸裕千景子 

糖度激高

著者の作品はどれも本当に糖度高めで、ハピエン厨の自身も大満足のものばかりで最後はきっと幸せになるんでしょ!!!っとわかってるのに。。。
主人公が心痛めているときには自身も胸が痛くなるし、主人公がどきどきするシーンは柄にもなくどきどきしてしまう。。。
言葉の紡ぎ方が凄く纏まりがあり共感のできる一冊でした。
こと細かい描写なのに諄くなり過ぎず説明的すぎない、言葉で表すとこんなに簡単なのに実際そう…

6

嘘つき溺愛ダーリン 小説

間之あまの  花小蒔朔衣 

本当に溺愛でした

前作「お兄ちゃんのお嫁入り」がとっても面白かったので、今回のお話を楽しみにしていました。(でも、ちょっとしか関わりがなくて残念でした…)

偽装恋人として一緒に住むことになった雪穂とハルさん。過去のトラウマから人を好きになれない雪穂がハルさんには甘えてるところが可愛かったです。ハルさんは、最初から雪穂を甘やかし放題だし(でもエッチの時にはイジワルになるのが、また良かったです)だんだんバカップル…

6

キスと小鳥 小説

間之あまの  陸裕千景子 

ウサギのリンゴ

甘いお話が多い間之あまのさん。今回も甘くてちょっと切なくてキュンキュンしました!

日向が骨折の入院中に出会ったリヒト。かっこ良くて優しくて日向はあっという間に恋に落ちます。その後、会えなくなっても6年間ずっとリヒトのことを忘れずにいます。この日向くんが素直で前向きで明るくて、私の好きな受けのタイプでした。ピンチをチャンスに変えるように利仁に向き合っていくところでは「頑張れ」と応援していました…

6

キスと小鳥 小説

間之あまの  陸裕千景子 

小鳥さん(笑)

私的にチェックしている間之あまのさん、連続刊行でうれしいです。
個人的にはこの本がいちばん甘々で楽しめました。

昔、入院中の受けが出会って惹かれ合った攻めは、再会したときには脳の手術のせいで受けの記憶を失っていた、という再会もの。28歳家具会社社長×就職活動中の21歳大学生。
愛した人から自分の記憶が消えた、という切ない話なんですが、受けくんが割とぽやぽやだし、思い出してもらえないことを…

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