ゆき林檎さんのレビュー一覧

初恋は群青に溶ける コミック

ゆき林檎 

純粋な優しさと想いが辛く悲しい過去を包み込む

初めて読んだ ゆき林檎先生の作品です。
私は地雷が多いので、途中で何回も読むのを止めてしまいました。
でも、最後は良かったと思えます。
描き下ろしでは、幸せな2人が読めて嬉しかったです。

高校2年生で野球部の熊田 ケンゴくんと留年したためケンゴくんと同級生の吉岡 亨くんのお話。

野球部に所属しているケンゴくんは肩を痛めて部活をしばらく休んでいます。
ある日、同じ高校に勤務してい…

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玉響 コミック

ゆき林檎 

すばらしい。

凄いです…。BL漫画を読んでいて初めて涙が出ました。

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少年と神隠し コミック

ゆき林檎 

また二人が同じ身で出会えること.......

これを読んだ時びっくりしました。とても綺麗で儚くて.............愛や人の業について考えさせられました。
話の進み方が上手で、伏線の回収が楽しかったです。 時代を忠実に描かれていたので のめり込んでしまいました。もっと評価されるべき作品だと思います。
これからの作品にとても期待しております。

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初恋は群青に溶ける コミック

ゆき林檎 

群青色から色はどう変わるのでしょう

もやもやする、苦しくなる。
読むと、そんな感情が沸き上がるエピソードが有ります。なので、ハッピーだけの話ではありません。
まあ、タイトルにある群青色って、そもそもそんな感情を含んでいるように思えます。

吉岡が経験した、性的暴行は許せない。これは、ずっと身体だけじゃなくて心にも消えない痕を残すからです。
高校生でクラスメートから受けた暴行は、吉岡がどんなに辛い気持ちを味わったのかと想像す…

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少年と神隠し コミック

ゆき林檎 

今この時目の前にいる人を大切に

 とても繊細で、壊れもののような物語でした。ゆき先生のタッチにもすごく合っているし、今まで読んだゆき先生作品の中で一番お気に入りになりました。いわゆる前世ものなのですが、転生前の修一郎とテンの話が本当に温かくて、切なくて、やりきれない想いになるんです。上人様の立ち去った後、この歳で別の僧侶に抱かれなくてはならなかったテンの悲しみ、憎しみはどれほどのものだったでしょうか。もちろん同じ歳で稚児灌頂を割…

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セカンドワールド コミック

ゆき林檎 

電子だけではもったいない!

この作品、電子専門だったんですね?
発売時に購入してやっと読み終わりました^^;

いつものゆき先生の作品よりはあっさりしてるかな?
と思います。
心情の複雑さが少ないというかなんというか……

好きな人に褒められたくてコスプレを始めた夏川と、
夏川の弱みに漬け込んで好き勝手する千秋のお話です。

お互いに初めは気持ちなんてなかったと思いますが、
徐々に惹かれていく。
まさ…

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マジックメールチョコレート コミック

ゆき林檎 

うまいなあ

5編からなる短編集。
軽やかな学生の初々しい恋愛から、ダークな犯罪ものまで、バラエティに富んでいますがどれも秀逸。

表題作「マジックメールチョコレート」は、中でもお気に入りの一編。
片想いからはじまる同級生同士の物語ですが、切ない片想いをバレンタインに絡めて描いたエピソードはとても優しくて甘酸っぱい。
最後の描き下ろしも含め、あと一口で満腹なのになぁというような、ほんの少しの物足りなさ…

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玉響 コミック

ゆき林檎 

恋と人生を、汚点も含めて描く傑作

とても美しい物語。大切な一冊です。
読後のなんとも言い難い胸の苦しさ。
切ない物語が、心情豊かに、しかし淡々と描かれているのです。

老いるまでの生涯を描いた作品はどれくらいあるでしょうか。
大抵は、人生の一番キラキラ輝いた一場面を切り取ったもので、それはそれで美しい。

でも、酸いも甘いも、美しさも醜さも、一生涯には様々な物語があり、中には黒い歴史もあるものではないでしょうか。

4

少年と神隠し コミック

ゆき林檎 

全ての道は自分で選択するもの

素晴らしいファンタジーですね。
ページ数たっぷりですが、全く飽きさせません。
輪廻転生・六道輪廻…生まれ変わりのお話です。

昭和28年という古くも新しくもない絶妙な時代、
天狗のような妖怪がいてもおかしくないと思わせます。

主人公の修一郎は高僧の生まれ変わりであり、
その修一郎を前世から慕っているのがテンです。
テンは人ではなく、天狗のような不思議な存在です。

テンは修…

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グッドバイライラック コミック

ゆき林檎 

読んで損なしの一冊

ステキな作品でした
人を好きになるってこういうことなんだろうなと思い出させてくれる作品

それが、先生と生徒(のちに同僚)とか男同士とかいろいろ悩むことも出てくるのですが、丁寧に気持ちが表現されている作品でした

あまりに丁寧なので、息苦しさすら感じるほど
ハッピーバラ色な展開ばかりではないので、もどかしさやハラハラ感、恐々ドキドキ感もありながら、やっぱり最後の幸せを感じられるところで…

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