yocoさんのレビュー一覧

恋する犬のしぐさ図鑑 コミコミ特典SS小冊子 神様の言う通り 特典

ちまきグッジョブ

重倉と直紀が付き合いだしてようやく一ヶ月らしく、重倉はまだお互いに分からない事が多いと思っています。

その日は商店街で昼食を買ってアパートに行く予定でしたが、直紀の「この先に何があるの?」という疑問から近くの大きな公園に行く事になりました。

池の近くのベンチに腰掛けて2人はパン屋で買った焼きそばパンとコロッケパンを食べながら、池の手漕ぎボートを見ていました。

ボートに乗った事が無…

2

家に王子が泊まっています 小説

鳩村衣杏  yoco 

しっとりと惹かれあっていく二人

 お菓子会社に勤める蒼生は、会社の命令により、異国の王子を純和風な自宅で、もてなすことになった。
「王子」と言われてもピンとこなかった蒼生だったが、実際にやってきたコンラッドは確かに王子で、蒼生は困惑する。
 しかしながら、節度をわきまえ、他国の文化を尊重し、ルールを守る一方で、好奇心旺盛で「日本の文化を学びに来た」と言い、日本のお菓子に目を輝かせるコンラッドに蒼生も徐々に惹かれていく。

0

朝霧邸の薔薇の姫君 小説

市村奈央  yoco 

サスペンス

ネタバレ注意です。

取り敢えずざっと読みました。いつも急ぎ足で読んで、後でじっくり何回か読む派です。

サスペンスと言われているだけあり、前半は一体どういう事…?!と思いながら夢中で読みました。後半はグダグダではないですが、種明かしもありペースは落ちます。

読み逃したりしてるかもしれませんが、

兄はよく主人公のヒビキが記憶喪失だからといって、あの芝居を思いついたなと。もし、退…

2

パブリックスクール ―ツバメと監督生たち― 小説

樋口美沙緒  yoco 

・・・

読了記録。
幼児虐待のPTSDを扱う、単に恋愛を描いた作品と言えない、難しい課題を抱えた作品。
著者が理解した範囲で、対PTSDの対処法を述べているんだな、と(萩尾望都さんの「残酷な神が支配する」と比較しながら)読みました。

メンベラーズの策に嵌って、素人の手探りを、ケイト君が物語の中でスタンに対して一生懸命に行います。誰にも相談できない状態で、ケイト君に一生懸命考えさせて、ケイト君なり…

2

恋する犬のしぐさ図鑑 小説

海野幸  yoco 

攻めの感情が分かる!(耳と尻尾で!)

とってもとっても可愛い作品でした!
ワンコ攻めとひと口で言ってもその種類は多岐に渡ります。まさに犬種が如く。
今回は青い目の(重要)シベリアンハスキー攻め。実際に攻めの瞳が青いわけではありませんが、つぶらな黒い瞳のハスキーではありませんよ、と作中で明言されており先生のこだわりが伺えます。そしてこの解釈めちゃくちゃ分かるな、と。
受け視点で進む作品は、攻めはここで何を考えてるのかなーと自分自身…

6

メメント・モリ 小説

英田サキ  yoco 

title通り、重い

冒頭から、木に吊るされた死体についての描写。
死と隣り合わせの主人公。殺し屋だから当たり前か。
title通り、重いお話でした。メメントモリ、この小説の場合の解釈は、「死、明日は我が身」という意味が近いかも。

アメリカ生まれ、アメリカ国籍。日本人の母/日系の父を持つアキは、黒髪アーモンドアイ、母のマリコ似の華奢な体躯の美少年。
仕事をするときは、女装。女装すると、蠱惑的な美女になる。

2

恋する犬のしぐさ図鑑 小説

海野幸  yoco 

タイトルに納得の可愛いわんこファンタジー

ジャケ買いです!
人間界に迷い込んだ神の眷属・ちまき(見た目は子犬)と、ちまきを保護した直紀、直紀の片想いの相手・重倉を中心に描かれるケモ耳ファンタジーです。

好きな人の気持ちを知る術として与えられたのが、犬耳と尻尾というところがとっても可愛くてほっこりします^^

改めて思ったのは、犬の感情って分かりやすいなということ。
耳や尻尾が垂れれば落ち込み、尻尾を振る時は喜び、立ち耳は警…

5

恋する犬のしぐさ図鑑 小説

海野幸  yoco 

基本が可愛い。とにかく可愛い。ひたすら可愛い。

片思い相手の気持ちが知りたいと願ったら、なんと耳と尻尾が生えちゃった!と言うラブコメになります。

もうこれね、多少のスレ違いなんかの切なさはあるんですけど、基本が可愛い。
とにかく可愛い。
ひたすら可愛い。
いや、無口で無表情の攻めが、背後で尻尾を嬉しげにブンブン振ってると言う破壊力たるや!

私は受け大好き人間でして、普段は「受け可愛いなぁ」と読むタイプなのです。
なのに今回は…

22

パブリックスクール ―ツバメと殉教者― 小説

樋口美沙緒  yoco 

『幸福な王子』とオスカー・ワイルド

がんばって(飛ばし斜め読み)してシリーズ読了。好みに合わなくて苦痛な、礼君シリーズ。
パターンが同じ。スピンオフのケイト君シリーズは、幼児虐待のPTSDを扱う作品です。
テーマは『幸福な王子』
王子への愛の為に、渡る時期を逸して死んだ燕・・皮肉と哀愁を秘めた寓話です。(ワイルド自身の投影が「燕」らしいです)・・色々な愛が登場する物語の中で、副題「ツバメと殉教者」が気になる。

ケイト君は…

1

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

ベール越しのキス

体の弱い姉王女の身代わりに隣国に輿入れする王子リディル。
幼い頃からそれは決まっていて自分の力でどうこうできることではない。
のに、その運命を受け入れて、自分の命を差し出す代わりに国民と国王の命乞いをしようとする。

いやー、泣けました。リディルが健気すぎて。
王はそれはそれはリディルの輿入れを楽しみにしていて、待ちくたびれて、迎えに行っちゃうんです。
リディルは婚礼までは男だとバレな…

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