榎田尤利さんのレビュー一覧

erotica 小説

榎田尤利 

劣情を抑え込んだ敬愛

短編集だったので、気楽に読み始めました。
エロの濃い小説は、そのシーンがあまりに多いと途中で飽きてしまって、
けっこう流し読みしたり場合によっては飛ばしちゃったりするんですが、
これは色々盛りだくさんで、全く飽きませんでした。

私はどちらかといえば、SMもリバも3Pも女装も放尿の様な変態プレイも、
どれもあまり好きじゃないんですけど、この本は面白かった!
グロくないしエグくないし、…

9

ハンサムは嫌い。 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  小椋ムク 

面白かったけど!

やっぱり、面白かった。
旧版を読んだことが無かったので、どれも初読みでした。
ただ、短編集だから仕方ないのですが、
ダンデライオンのその後を読みたかったな・・・。
1冊に数話が入っていると知ると、どれかのカプのその後を
読めるのかな?なんて、期待してしまうんですよね。

3話、3カプのストーリーが入っていますが、
個人的には、1話目のダンデライオンでの2人が好きです。

美容室…

4

ハンサムは嫌い。 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  小椋ムク 

無題・・・

02年のゲンキノベルス「ハンサムは嫌い」と05年のゲンキノベルス「無作法な紳士」の再録と、描き下ろしが「無作法な紳士」の主人公父親編になる『秘書と苺』の合計3本が収録された分厚い一冊。

いつも榎田作品を読んで思うのは、”仲間”とか”家族”が登場して、恋人という存在は恋人にとどまらず、まさに「パートナー」として(それは人生のという意味で男夫夫とも違う)出来上がる過程を描かれるなーということです…

7

ハンサムは嫌い。 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  小椋ムク 

書き下ろしに釣られる(一本釣り)

旧本のほうで1個レビュー書いちゃってたので
書き下ろしの『苺と秘書』だけの感想です。
「新装版」って書き下ろしというテクニックがあるので
釣られて買ってしまいましたよ。
『ハンサムは嫌い』『無作法な紳士』
どっちの話も面白いですよ!
「美人な美容師の話」と「炭焼き職人の方言がナイスな話」です。
コメディタッチの笑える話なので 結構厚い本ですが
あっという間に読めますよ。
『苺と秘…

7

放蕩長屋の猫 小説

榎田尤利  紺野けい子 

こんな男とは 別れてしまえ!!

腹立ちました。
怒り新党ですよ!!怒!!
有吉クンとマツコに話を聞いてもらわないといけません。
夏目ちゃん お手紙読んでください!!
おっとっと!話ずれてるよ!
話 戻します。
攻めが ダメ男。
どうしようもないグズ。
女と浮気は当たり前。
なんで?こんなグズを受けは好きなのだ??
私ならスパーンと勢いつけて別れますけど。
受けは優しいから許してしまうのです。
ダメな男ほど…

4

華の闇 小説

榎田尤利  蓮川愛 

炎上してくれ!

まさしく『吉原炎上』。
映画が思いだされます。
遊郭って響きが色っぽいです。
花魁は お店の華(商品)。
天職じゃなかったら 地獄です。
身体を売る商売ですから 根性の世界です。
主人公の受けは 運がよかったです。(BLだから)
好きな男と初めてのコトができたのですから。
水揚げは実際 好きな人とはSEXできないと思う。
私の希望通りにはいかなかった~。
鬼畜な金持ち変態ジジイ…

0

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

にゃ~~~ん

ネコちゃんです。(受けも引っ掛けてます)
ツンデレ美人ネコ。名前は『シュレディンガー』。
なかなか警戒して近づいてきませんよ~。
人間なんですけど 性格がネコ。
亡くなったご主人様が受けを本当の実ネコとして飼っていました。
こんな美人を前にして よく手を出さなかったな。
亡くなった主人が 年を召していたのもあるけど。
本当に真性ノンケで男に興味が無かったみたいだな。
亡くなった主人…

4

ハンサムは嫌い。 小説

榎田尤利  杜山まこ 

「ハンサム」とは

面白いですね。
美容院に勤めていらっしゃる方なら事情がわかるのではないか。
一つの美容院を経営していく話。
オーナーで店長が「ハンサム」です。(死語)
題名になっているほどですから とてもハンサムです。
顔だけですが。
性格は俺様で ろくでなし。
このハンサムが巻き起こすとんでもない事の数々。
なんだか笑っちゃったなあ。
いわば ハンサムのお店の成長日記です。
ハンサムのくせに…

1

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

老執事萌え

素敵なじい様 発見!!
なんということでしょう!!
こんなにもじい様に萌える事ができるなんて・・・。
裏で糸を引っ張っているこの悪だぐみは 侮れませんぞ!!
気をつけろ!
裏番長ですよ。かっこいいです!
要するに じい様の御目がねにかなった人じゃないとダメだったわけですよ!
2人が朝チュンを迎えた朝の光景が素晴らしいです。
じい様が何事もなかったように働いておいでです。
これぞ!…

3

erotica 小説

榎田尤利 

erotica… The erotica!

美しい表紙や装丁や挿絵陣が、豪華で贅沢な一冊。
書斎に飾って嬉しいBLでしょうか。

6編の短編のそれぞれが、違った雰囲気や文体で描き出されますが、
根底に榎田さんの確固たる世界観と、エロへの意志が感じられる一冊。
(afterwordでかなり語っていらっしゃいますけれど)

単にエロいだけではなくて、話として短くとも面白い。
だからこそ、「エロチカ」なのだと思います。

個人…

22
PAGE TOP