円陣闇丸さんのレビュー一覧

夜天の情事 小説

遠野春日  円陣闇丸 

要するにかわいい。

あ~いいですね。えぇ。かわいかったです。
情熱シリーズはストーリーももちろん素敵ですがなんと言ってもキャラクターが魅力的で、今回のこの「夜天の情事」はそのキャラクターのかわいさというかなんと言うかその・・・魅力が!!素敵なポイントがつまりに詰まってます。
読みきりの詰まった番外編で、本編のその後や日常的な部分が多くてもうかんわいいかわいい。
喧嘩のようなところも本当に完全なる痴話喧嘩といいま…

2

獣の理 小説

成瀬かの  円陣闇丸 

ファンタジーもふもふとシリアスの融合

成瀬かのさんのファンタジーテイストの作品が大好きなのですが、
今回の作品は異世界からやって来た狼族のグレンと両親と愛犬を1度に失ってしまった
寂しい一軒家に一人で暮らす聖明とのファンタジー&もふもふとサスペンス的な
シリアス感が複雑に融合されたような読みやすいのに内容が濃い作品です。

大好きな設定ですので評価が神になってますが、それだけ面白かったです。
読み始めに主人公の聖明が簡単に…

14

獣の理 小説

成瀬かの  円陣闇丸 

もっふもふがやってきた☆

最近、この作家さんの作品はファンタジーのもふもふモノの割合が増えてきてるような気がします。
この作品、ちょっと違うのは人間が異世界トリップをするのではなくて、異世界のモノが現代の人間界にやってきてしまうというところ。
主人公の設定に実は重く苦しいどうしようもない暗いものを備えているのに、異世界のモノがやってくることでそれが軽減されて切なさもありながらライトなクッションの役割を果たしている。

8

暁に堕ちる星 小説

和泉桂  円陣闇丸 

とても濃密で背徳な関係

今回の主人公は貴郁でした。
個人的に「暁に濡れる月」から気になっていたキャラなので
とても楽しみでした。読み終わったあとは、こう来るのか(笑)と思わされましたが。

この話の関係性は端的に言うと3Pなので好みが分かれると思います。

私は3Pあまり好きな方ではなかったのですが、このお話に関しては
「これもまた1つの幸せなのだろう…(この人達の中では)」
と思わされました(和泉先生の…

6

天国へ行けばいい コミック

円陣闇丸 

それで結局2人は…???

絵はとってもカッコよくて色気があって大好きな漫画家/絵師さんのお一人です。
思えば、今まで読んだ円陣さんのオリジナル漫画は全部ファンタジー要素が入ってます。
小説でも見ているせいか、もっと普通の?(ファンタジー要素なしの)お話も描かれている印象を持ってました。^^;
今作は時間軸が前後することがあるので、ちょっとややこしい構成にはなってますが、タイムスリップ系のお話が好きなら、それほど込み入…

0

きみといっしょに温泉に行こう 特典

2人で東北の地へ

物語は本編終了後、イタリアへ旅立つ1ヶ月ほど前のエピソードです。
友人の律から温泉に行ったという話を聞き、仕事の引継ぎで多忙の中、なんとか東海林は2泊3日の休みを取ります。
ルコちゃんも早めに原稿を仕上げて、2人で温泉でゆっくりする予定だったんですが…原稿が上がらず、なんと飛行場で仕上げて宅配便で送るはめに…(笑)。
その前にもルコちゃんは徹夜をしていたので、ホテルで爆睡するんじゃないかと心…

0

きみがいるなら世界の果てでも 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

茜姉さんと呼ばせて下さい

漫画家シリーズ最終巻ということで、他の作品の主役たちもちょこっと脇役で登場しています。
ただ、このカプでの前作「きみがいなけりゃ息もできない」さえ読んでいれば、他の3冊は読んでいなくてもストーリーは理解できるようになっています。

相変わらず生活能力ゼロのルコちゃんなんですが、今回はちょっと無理をしてしまいましたね^^;
そのせいで自分も東海林も苦しめる結果になってしまいます。
詳しいお…

3

暁に堕ちる星 小説

和泉桂  円陣闇丸 

やはり彼も清澗寺

清澗寺シリーズ第二部戦後編、その2。
その1は鞠子の双子の息子が主人公だったが、本作は和貴の養子貴郁の話。


第一部の冬貴の四人の子どものうち、結局只一人清澗寺家に残った和貴。
貴郁は実は冬貴が外で作った子だが、跡継ぎを残せない和貴に養子に迎えられ
清澗寺家で育った。

長じて帝大の学生となった貴郁の元に、召集令状が届けられた。
生きている実感を持てぬまま果てるのか……
雨の…

8

暁に堕ちる星 小説

和泉桂  円陣闇丸 

恐るべし血筋

シリーズ第2部で番外編の趣がある今回のストーリー。
戦後の動乱の中、清澗寺家は他家の華族とは違い進駐軍相手にも社交的な感じで
栄華を極めている中での話です。

今回の主役の要は清澗寺貴郁、あの華やかで清澗寺家らしい和貴の養子の長男ですね。
義父だけど、実は血の繋がった兄でもあり、貴郁の禁忌的な初恋の相手でもあります。
それだけでも流石清澗寺家の者だと思えるのですが、一見真面目でストイッ…

3

きみがいなけりゃ息もできない(新装版) 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

「きみがいたんじゃ転居できない」

旧版の方で本編のレビューを書いているので、こちらでは新装版で追加された「きみがいたんじゃ転居できない」についてのレビューを書こうと思います。
「神」評価は本編と合わせての評価です。

「きみがいたんじゃ転居できない」は小説b-Boyに2005年に掲載された作品だそうです。
2人が大学で再会する時のエピソード。
本編の方で高校3年間離れていたというのは分かっていたのですが、小学校・中学校と…

3
PAGE TOP