井上ハルヲ(オハル)さんのレビュー一覧

デンパ男とオトメ野郎 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

今までのイメージぶっ飛びですよ!

新人賞受賞作品となっていてええ今頃?とびっくりです。
改名したら新人扱いなのかな。

改名されても作品の持ち味は今までと変わりなくでした。
相変わらずキャラがいいです。この方はキャラを作るのが上手いですよね。
警察ものは得意なのかな。仕事描写もいつも通り細かいです。

受けは強気なオトメ35歳。攻めは天然ちゃんの32歳。
年上受けなんですが、オトメの柏木がかっこいい。あれ?オトメだ…

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デンパ男とオトメ野郎 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

改名して臨む新境地か

B-PRINCE文庫の新人賞受賞作。
作者は井上ハルヲ(オハル)さん。
改名後初めての作品だから新人扱いなのか?
何にせよ、持ち前のキャラクター造形とお仕事描写の見事さは健在でした。

刑事部鑑識課の柏木(受け)は、映画館で出会った行きずりの男と寝る。後日、その男が公安部の管理官・西村(攻め)と判明し…というお話。

デンパ男とオトメ野郎なんて一体どんな珍味なのか、興味津々で読み始め…

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愛しのゴーグルマン 劣情宅配便番外編 小説

井上ハルヲ(オハル) 

ウサギくん頑張る

『劣情宅配便』の番外編。
本編で宮本のミスをリカバリーした班のみんなに主任として岩崎がみんなに焼肉を奢ったその帰り。
みんなは二次会へ。ふたりへラブホへ♪

ホテルのロビーでどの部屋がいい?なんて暢気に聞いてくる宮本だが恥ずかしくて余裕のない岩崎は適当にボタンを押してしまう。
その部屋はSM仕様だった…

SM仕様の部屋の割には手首の拘束とお風呂でマットプレイしただけなので、あまりS…

2

劣情宅配便 小説

井上ハルヲ(オハル)  みずかねりょう 

ゲイビと言えばゴーグルマン

運送会社に勤める岩崎はゲイで目下のところお気に入りのゲイビに出ている「ウサギくん」に恋している。男優名ではなく攻のゴーグルマンの腰のあたりにある痣がウサギに似ているから勝手にそう呼んでいた。
岩崎は会社では主任の立場で懐いている部下に宮本と言う男がいるが、ある日、ロッカーの着替えでその宮本の体にウサギくんと同じ痣を見つけてしまう…

これはもう思いっきりすれ違いの物語。
宮本はもともと主任…

4

乙女男子 小説

井上ハルヲ(オハル)  純友良幸 

ゲイ小説風味の作品

井上ハルヲさん名義のご本です。
とりあえず電子でひじょーにお安いので、購入。

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受けは、春から東京で大学生活をスタートさせる柏木。
北海道出身でゲイ。

攻めの孝雄はその日が誕生日だという30歳の自衛隊員。
熊のようなガタイの良さです。
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カミングアウトした途端、親に絶縁を言い渡され東…

2

愛は裏切らない 小説

井上ハルヲ(オハル)  宝井さき 

辛すぎる

読んでて辛すぎる。
どの評価にしていいかわからなくなってしまった。
趣味じゃないにも当てはまるし、でも、填島と奥村は好きだったし、と。
ストーカー野郎がやった事がもう酷くて、読むの辛かった。
そしてセカンドレイプ的な警察の発言も胸糞悪くて。
ストーカー野郎はラスト捕まったけど、また出てきて同じことをするんだろうなと思った。
その時こそ、もう二度とふたりの前に現れないようして欲しい・・・…

2

SH(シュガ-ハイ) 小説

井上ハルヲ(オハル)  佐々木久美子 

骨太な作家。すごいポテンシャルを感じるな。

えー、数年前から「オハル」には注目しているオレですが。
デビュー作がこれってやっぱタダモノじゃないわこの人…。

全体としては荒っぽいところもあるし、伏線回収が甘いところもある。
ミステリーないしはポリシエ小説としてはちょっと単純すぎるんだな。
早瀬とその上司である菅田、また菅田と柘植の因縁ももうちょっと食いついて書いてほしいところもある。
英田サキや中原一也もそうだがどっか柴田よ●き…

9

劣情宅配便 小説

井上ハルヲ(オハル)  みずかねりょう 

タイトルほどのエロさはない

井上ハルヲ(元・オハル)さんは文庫化している作品が少ないのですべて読んでいるのですが、なんとも今回は今までとは毛色が違う作品ですね。
ペンネーム変更とともに内容が軽くなりました。

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受けの岩崎はもうすぐ32歳の運輸会社社員。
ゲイであることを黙っている為、家には居づらくなり、高校卒業と同時に一人暮らし。

攻めの宮本は、中途採用のため28…

5

劣情宅配便 小説

井上ハルヲ(オハル)  みずかねりょう 

意外とあっさり

タイトルや設定から想像するよりも意外と中身はライトなものでした。
思いのほか、すれ違う心情や仕事でのやりとりなども多く
当初の印象とは異なるけれど面白さがありました。

攻めは会社の部下で、実はゲイビの男優ですが
わりと受けの上司岩崎に懐くヘタレ要素もある攻めで
若さゆえの余裕の無いところがじれったくもあり、読んでて面白かったです。

今回初買いの作家さんでしたが、さくっと読める小…

2

SH(シュガ-ハイ) 小説

井上ハルヲ(オハル)  佐々木久美子 

ビター・ハイ!

新宿鮫ならぬ新宿ツゲという感じで、設定自体は既視感があるし
ストーリー展開も見当がつく話なのだが
それでも、甘みを抑えた作風や個性際立つキャラは魅力的。


かつての事件で、キャリアでありながら不遇なポジションにある柘植。
所轄で持て余されながらも、心は警察官としての熱を失っていない。
彼が捜査の途中で出会った麻薬取締官の早瀬。

柘植のキャラは、最初のエピソードが未消化な感じも…

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