Diteさんのレビュー一覧

帰郷 小説

ベッカ・シーモア  Dite  冬斗亜紀 

“彼の口が僕の口と同座標に存在する”

短編の良さが最大限に発揮された作品だと思った。とある一瞬を迎えるために、モヤを一つ一つ晴らして進んでいくような、丁寧な描写に引き込まれる。
現在軸で見ればほんの短い間のことで、失恋相手に再会してくっつく話、と一言で終わってしまう内容。だがその瞬間を感動的にしてくれる構成で、そこに辿り着いたときには、到達感に似た感覚があった。

八年ぶりの再会を果たしたショーンとミッチ。現在と過去のさまざまな…

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君がいないハッピーエンド コミック

Dite 

再会もの

設定は面白いけど、攻めがすきになれなかった。

同級生だった二人。小説家を志していた左右介は、その夢を叶えて、町売れっ子というわけではないが仕事を続けている。
そんな左右介に再開した礼人。バンドマンの夢をあきらめ、今はサラリーマンをしている。仕事もできてモテる礼人。けれどなんかいろんな人に対して偉そうで上から目線。そんなキャラに今ひとつ好感が持てなかった。
オマエ、オレのこと好きだろと左右…

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帰郷 小説

ベッカ・シーモア  Dite  冬斗亜紀 

愛か夢か。オレかオレ以外か。

ってまた言ってしまった。
モノクロームロマンスの電子短編小説。

8年ぶりに2週間の休暇で故郷のオーストラリアに帰郷したNASA勤務の地質学研究者・ショーン。
故郷で再会するのはずっとずっと恋している相手・幼馴染のミッチだ…

さて、この作品の空気感はやはり日本の小説群とは大きく違いますね。
ショーンの家族は全員、両親姉弟甥っこに至るまで全員が、ショーンがゲイでミッチが好きなことも知…

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君がいないハッピーエンド コミック

Dite 

人生の通過点がハッピーエンドだったら

 両親の墓参りで故郷に帰った左右介は、幼なじみの礼人に再会します。
 左右介は、東京で小説家として伸び悩んでいるところで、礼人は、サラリーマンとバンドマンの両立をしていますが、バンドマンとして伸び悩んでいるところでの再会でした。
 左右介は礼人の家で同居しながら、新作の小説を書くことになります。ほかのバンドメンバー曰く、礼人は潔癖でメンヘラホイホイなのだとか。確かに、幼なじみでも簡単に同居しよ…

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君がいないハッピーエンド コミック

Dite 

バンドマン…?

両親のお墓参りのため地元に立ち寄った左右介。
10年ぶりに幼なじみの礼人と再会し、小説家としてなかなか芽が出ず生活に困っていることを打ち明けると、礼人が「面倒を見てやる」と提案してくるところから始まる幼なじみ同士のお話でした。

その後左右介は礼人のもとへ引っ越しをして、10年ぶりに会うのに?ろくにお互いの近況もわからないのに?という疑問を感じつつ、同居生活が始まるという急展開。
冒頭で左…

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猫と人狼と御曹司の溺愛子育て 小説

華藤えれな  Dite 

生きる空気清浄機のような受けが、とことん尊い!!

前半部分、雑誌で既読だったけど、ほとんど覚えておらず。
華藤えれなさんにしては、そんなに辛い展開ではなかったと思ってポチったけど、いやいやいや途中で受けが味わった気分は、お約束とはいえ辛いものだったわ。
でも辛いのはそこだけ。

人狼は負の感情を一切持たないとされているというところが、新鮮だった。
最後たった一人の生き残りである人狼の沙智。
純粋な愛すべきバカとまで言われてしまうほど、…

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猫と人狼と御曹司の溺愛子育て 小説

華藤えれな  Dite 

森の人魚姫は、人狼の生き残り テーマは子育て

森の人狼、人魚姫版。テーマは「子育て」
挿絵の画家Dite さんが好きで購入、綺麗な内容に沿った絵に感動。

エレナの森には、昔、人狼の王国があり、人と共存していた。
人が欲を出し、薬草を独り占めしようと、人狼狩りで人狼を火あぶりにしてから、
人狼はずっと絶滅したとされていた。

マミンカという猫人と暮らす、最後の人狼、沙智。
沙智は父が人狼、母が日本人、両親は森の人狼狩りに追われ…

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「猫と人狼と御曹司の溺愛子育て」出版社ペーパー「マミンカ、親の気持ち」 特典

親心だわ〜。

 本編終了後、オレクと沙智の結婚式当日。


 沙智の両親に代わって、ずっと沙智を見守ってきたマミンカ。
長寿で人間の言葉が話せる不思議な子猫。
本編でも沙智の親代わりとして沙智をずっと応援してました。
そのマミンカ視点のお話です。

 沙智が好きな人と結婚して幸せになるのは喜ばしいことだけど、寂しく感じているマミンカ。
我が子の巣立ちは、嬉しい反面寂しくもあるよね。

控え…

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猫と人狼と御曹司の溺愛子育て 小説

華藤えれな  Dite 

もっともっと幸せにしなきゃ許さんぞ。

 絵本に出てくるような不思議な生き達が今でもこっそりいるのかも、と思わせてもらえるとてもピュアなお話でした。
プラハの美しい風景も感じられて、クリスマスマーケットとか行ってみたいなぁ。

 受け様は、人狼の父と人間の母を持つ人狼の沙智。
日中は人間の姿だけど、月が出たら耳としっぽが出てしまう。
純粋な愛すべきバカ、なんて言われるような、本当に純粋で心がキレイすぎて心配になるレベルのお日さ…

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「猫と人狼と御曹司の溺愛子育て」出版社ペーパー「マミンカ、親の気持ち」 特典

マミンカ…泣

マミンカ視点のオレクと沙智の結婚式当日の様子です。

2人はプラハ郊外にあるセドラーク家ゆかりの小さな教会で、親しい人達だけを呼びひっそりと結婚式をあげようとしていました。

今回、マミンカの過去が明らかにされていました。
だからマミンカが沙智の側にどんな思いで居たか、オレクと沙智が結婚する事に対してどう思っていたかを知ることが出来てウルっと来てしまいました。

そしてオレクに対して…

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