夏乃あゆみさんのレビュー一覧

ロマンチストなろくでなし 小説

渡海奈穂  夏乃あゆみ 

攻めが魅力的な恋のお話

タイトルが秀逸ですよね!これは誰のこと?…って予想しながら読む楽しみ。あーー、キュンキュンがとまらない、大好きなお話です。

売れっ子作家の姉を持つ和志。美容師でゲイだけれど男を見る目がなくて、いつも恋愛は傷ついて終わってしまう。姉の寧子は家事が得意な弟をとことん利用しまくり、和志のリアル恋愛をネタにして人気作を世に送り出している、ソトヅラ美人なのです。

一時的に寧子のマンションに居候し…

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LoverS The 25th Anniversary Chara Label Anthology 特典

商業作品番外編集

Charaさん25周年記念の小冊子。イベント売り実施中ですが、後で通販されるとのことです。コミック18作品、小説10作品。神だなあと思ったのは5つほどでしたので萌2にしました。お好きな商業作品が多い方はご検討いただいても良いのでは。

以下読んだもののみコメント、長文すいません。小説は全部三段組。
2,3,4、19、23(マジ神)が神でした。

1.恋をするなら二度目が上等 木下けい子先…

3

ビューティフル・ガーデン 小説

安西リカ  夏乃あゆみ 

恋愛関係における「折り合いを付ける」とは

興味を惹かれる要素が何も無いにも関わらず、ぐいぐい読ませてくれるこの文章の魅力は何なんだろう?と毎度思う安西さん。もうあらすじも確認せず作家買い、おかげで表紙を見て双子の話かと思っていた。

受けの倫は自分ルールにこだわりすぎだが、理由付けがしっかりされているためスムーズに読める。攻めの伊東はあっさり落ちすぎてちょっと笑った。
外的要因でなく、一冊丸々二人の内面的な折り合いを付けるための話だ…

2

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

いつになくドキドキハラハラしました

途中まで読んで「あ、胸が苦しい」となりまして。
「どう決着するつもりなのかな?でも、どう決着しても、心が痛む結果になるんじゃない?」と思ってハラハラしながら読み進めていたんですが。

……そう来たか。

確かに、砂原さんはこの手の仕掛けがとてもお上手でした。
お見事!
ぐうの音も出なかったですよ。

ただですね、あまりにも美しい手際だったものですから、その『手際』の方にばかり目が…

4

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

感想が難しい。

作家さん買いです。
とりあえず読んだよ!という意味でレビュー書きます。

死んじゃった主人公の草也が、好きだった市来と近づくために、クラスメイトの奏に取り憑いて日替わりで奏の身体をシェアする。

外見は奏だけど、中身は草也。
市来と仲良くできて心弾む日々だったけど、市来は奏のことが好きだと知ってショックを受ける。
市来が「好き」と言ってくれるけど、それは自分に向けてではなく、あくまで…

3

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

導入部分がもう面白いです

導入部分から「えっ、こんな始まり方なの?」と、いきなりその後の展開に不安を感じてしまうようなインパクトがあります。
はじめの数ページの時点で、続きが気になる!と思った作品は大体面白いんですよね。
なんとも不思議な高校生のひと夏のお話でした。

雷に打たれて亡くなった高校生・草也は、気付けばクラスメイトの天沢奏に取り憑いていた。
この時点でもう気になる。
ただの幽霊の取り憑きものか…なん…

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靴紐解いていいですか? コミック

夏乃あゆみ 

攻めの度量が狭い

いくら独占欲が強いからと言って大人気ない態度に出て受けを困らせる場面が何度かあり、私の中でこの攻めはなし判定です。攻めは別に完璧じゃなくていいし、そこに愛すべき部分があれば痘痕も靨になるわけですが、それがないのでマイナスがマイナスのまま積み重なってしまいました…。せめてプライベートと仕事は分けて!受けが仕事でミスしなかったからよかったもののずっとヒヤヒヤしてました。趣味ではないけど夏乃先生の絵は好…

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僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

そうきたか!

実に砂原先生らしい、日常には絶対にありえないけど1度はその視点になって考えたことのある作品で、読み返したくなるようなそんな話でした。

死んだ草也はクラスメートの奏にシフト制で取り憑いては、生前好きだった市来と急接近することに。けれど、市来は元々取り憑いている奏のことが好きで、謎の三角関係が繰り広がっていた。奏の体を借りているのに、自分に好意を向ける市来に罪悪感を感じつつ、期間限定で付き合うこ…

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やりすぎです、委員長! 小説

楠田雅紀  夏乃あゆみ 

真面目すぎるのも良し悪し

2014年刊。
さくっと言っちゃうと初恋の同級生と再会後、間もなく拗れたけれども誤解を解いて上手く行った流れの話。

そりゃ、小学生のクラス内でいじめを律する宮沢みたいな子はヒーローみたいに格好いいよなー。
小学校の頃の思い出って甘酸っぱいものね…
晴樹が26歳になってもカレシが見つからないのは理想が高いからじゃなく、いつまでも初恋の委員長・宮沢にこだわっているから。
そんな二人が偶然…

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「僕が終わってからの話」出版社特典ペーパー 特典

匂いフェチ(≧▽≦)

 本編終了後の2人。
市来は時々、寮の奏の部屋へ寄ってるそうで、そこだけ読んで、すかさずカップルならではのイチャイチャを想像しちゃった私。
違いました(^_^;)

 弟妹の面倒を見てる寝不足気味の市来は、部屋に入るなり奏のベッドで寝ちゃうようです。

 そうすると、奏は市来の髪の匂いをスンスンして、妹のベリー系のシャンプーの匂いを確認しちゃう。
かわいいじゃないか(≧▽≦)

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