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吸血鬼ものといえば、愛する人と血を分け合って
人間側が吸血鬼となり永遠を共に生きる。
これがよくある設定なのですが、
「薔薇」という設定を加え、吸血鬼にならずして
ある意味エサと言えなくもないが、体液を与えられることで
永遠を生きるという設定が面白いなと思いました。
仮契約というのが、どの段階までの行為をすれば成立するのか
というのが少々気になるところではある。
そんで、一応中に体液そそがれていなければ契約にならない
といはいえ、どこまで進んでるのか・・・というね。
あんなに頑なに人間を拒絶していた攻が
変わっていく様子もよきでございました。
まとめて読むのおすすめ。
なかなか素直になれないツンデレ・アンリ(←世を倦んでいる美形の吸血鬼)。
アンリの従兄弟エルに攫われた湊は、吸血鬼のパーティ真っ最中の館に囚われている。
彼はアンリにとっての薔薇(栄養源になる相性のいい血の持ち主)であるだけでなく
実は全ての吸血鬼にとっての薔薇「福音の薔薇」なのだという。
身体に体液を入れると(つまりHだね?)契約が成り立つが、
アンリに取り戻される前にと湊を襲うエル。
勿論そこにアンリが助けに来る訳だけれど……
あれ?この場面って、挿入はしていて射精はまだってことかな?
イマイチよく分からないのだけれど、とりあえず本契約は未完了。
その後は、アンリの葛藤があって、一度は離れるがやはり思い断ちがたく、
と王道というストーリーが展開する。
切なさもあり、萌えもありますが、結局後半の続編でも本契約まではいかずに終了。
湊のブラコン弟と張り合っている様子や、みんなでワイワイしている様子、
相変わらず健気なコウモリのヒナ、などなど
キュートなお話でした。
湊(健気なかわいい主人公)が前巻で連れ去られてピンチというところで追いかけて来たアンリ(ツンデレ俺様吸血鬼)
湊は福音の薔薇という血の持ち主で吸血鬼の誰とでも契約できるというごくごく稀な存在ということが判明。
一時は無理矢理自分のものにしようとするアンリですが湊の言葉にはっとして、他の吸血鬼から守ろうと自らも離れ、他の吸血鬼にも手出しできないようにしてもらいます。
そしてもう二度と会わないと。
しかし気になって毎日様子を見に来ているアンリ(笑)湊もどことなく元気がないので気になっているものの、湊の充実した生活をみて無言になってしまうアンリがせつないのですよ。
湊も湊でアンリが気になって仕方ないのです!
なんだこれすごい両思い。ああキュンキュンする・・・!
ラストはデレまくって萌えますので是非みてください!
本編の後に湊のきょうだいにふりまわされるアンリもかわいいですー。
何もかも面倒くさい吸血鬼と、家族のために一生懸命頑張っている湊との、年齢差400歳のラブストーリーです。
上巻で、エルにさらわれた湊。エルに気に入られた湊は、契約のために抱かれそうになります。仮契約の段階で、アンリが助けに来ます。アンリは、叔父に仮契約を解除してもらうために、今までは参加しなかったサロンに参加して、他の薔薇も探すと約束するのです。そして、湊を手放します。
湊に対して文句ばかり言っていたアンリは、湊のことを思って、契約で傷付けたくないと諦めていたのです。今まで何に対しても情熱のなかったアンリが、湊を心配してストーカー化してる姿にキュンとなりました。
アンリの想いを知った湊は、自分の気持ちに気付いて、アンリに詰め寄って告白するのが良かったです。二人が結ばれたのを見て、涙を流して喜んでいるヒナが相変わらず可愛いです。弟に嫉妬したり、素直に謝ったり、どんどん可愛くなっていくアンリが可愛かったです。
欲を言えば、もっとイチャイチャしているところが見たかったです。
1巻の終わりでアンリの従兄弟に吸血鬼の世界へつれてこられた湊。
この巻では吸血鬼の世界でのお話が多く、アンリに敵が多くて湊が襲われたり・・・と1巻よりも波乱の展開です。
しかし、アンリももっと早く助けにきてくれればいいのに・・。
萌えるのは萌えるんですが、ちょっと上下巻にわかれているといえど詰め込みすぎな内容な気がしました。
湊はアンリに血を与える「薔薇」という存在で、吸血鬼一人に対し「薔薇」は一人、なのかと思ったら湊は誰の薔薇にもなれる「福音の薔薇」だそう。
他の人に契約されないための仮契約とか印とか何だか「契約」ってなんだ??「仮契約」ってなんだ?という慌しい感じでした。
しかし、契約とはベッドインすることなんだけども、それをすると湊は吸血鬼の仲間になってしまうため、結局最後まではいっていません。
せつないけど、本当に結ばれると人間ではなくなってしまう。そういう設定もよかった。
お話も湊が人間界に戻ったり吸血鬼の世界へ再び行ったりとややこしかったのですが、湊を手放そうと決意したあともこっそり様子を見に来るアンリが微笑ましかったです。
総合的にはせつないよりは暖かい・可愛いって感じの言葉が似合う作品だと思います。
しかし、この巻でもアンリのツンデレ名言に非常に萌えました。
「お前なんか好みじゃない」と言いながら「嫌いなやつにここまでするか!」といった揚句「考えたらわかるだろうが!」と何故か逆切れ・・・。もう、もう、この不器用さがものすごく愛しかったです。
続編が出ているのでそちらも読みたいと思います。
そちらでは無事ベッドインしているのでしょうか。しかし、結ばれると湊は人間ではなくなり、湊には家族がいるためふんぎれない・・・というなかなか続きが気になる作品でした。