大島かもめさんのレビュー一覧

仕立て屋と坊ちゃん (2) コミック

大島かもめ 

大人になったね…(;ω;)

身体の関係はありながらもラブラブとは言うには厳しい関係の、坊っちゃん・高宮と仕立て屋・片山の続編です。

相変わらずな高宮のワンコっぷりが可愛くて仕方ないです。
対しての片山も、何考えているか分からない温度の低〜い感じは変わらずとも、ふとした時に見せる高宮に対して心許している感じにキュンときます(*´Д`*)

そんな2人の前に現れた、片山の前の仕事仲間の寺島。
片山に迫ったりするあか…

8

陰と日向のボーダーライン コミック

大島かもめ 

できる上司の裏の顔は…

偶然、憧れていた上司がゲイだと知ってしまった柴村は、自分もゲイなのではと悩んでいたことを打ち明けて、その勢いのまま付き合うことになったのだが…、
付き合おうって言ったなり、いきなり初回でセックスになだれ込む展開だと、性急すぎてなんだかなぁって感じることが時々あるのだけど、この作品はここまでの展開の前に、朝、通勤電車の中で妊婦さんに席を譲る、その対応の違いっていう導入が描かれていて、そこでこの二人…

5

恋ときどき、焼きサバ定食 コミック

大島かもめ 

超ナルシスト男の眉毛が下がる瞬間が好き

表題作が一番好きです。攻め受けの二人もさることながら、定食屋の親父さんや常連さん達がいい味出してます。
【恋ときどき、焼きサバ定食 1〜3話】
証券会社のエリートサラリーマン・永瀬がふらりと入った町の定食屋の息子に一目惚れして…。

リーマン永瀬が超ナルシストのゲイなんです。で、定食屋の息子を落とすためにせっせと定食屋に通ってイケてるオレ☆をアピール。
モテる男としてゲイバーで狙った子を…

4

仕立て屋と坊ちゃん (2) コミック

大島かもめ 

坊ちゃん、良かったね

13年越しの思いを伝え、身体の関係は結ぶようになり、何となくテーラーの店主・片山もきっと悪くは思っていないんだろうなぁ…というのがほんのり伝わってきた一巻。
この二巻は、寺島という片山の元同僚が登場します。
彼はイギリスの名高い老舗テーラーの元で働く若手実力派で、片山の腕を知ってる彼は、町のテーラーとして埋もれている片山のことが歯痒くてイギリスに連れて帰りたいと日本にやってきて…。   
こ…

6

猫背が伸びたら コミック

大島かもめ 

読んだらちょっと前向きになれるお話

 見た目がいい故に苦い経験をして猫背になってしまった残念なイケメンが、自分とは真逆の性格の受けと出会って、ちょっとずつ猫背が伸びて(前向きになって)いく話。
 卑屈なジョージ(攻め)が、石渡(受け)に出会ってちょっとずつ変わろうとしているのが伝わって、途中からは頑張れ!と応援する気持ちで読んでました。最初は軽そうに見えた誘い受けの石渡が、ノンケとの恋愛のハードルを乗り越えてジョージを本気で好きに…

1

恋ときどき、焼きサバ定食 コミック

大島かもめ 

こういうところ自分にもあるなぁ

 テイストの違う3作品ですが、どの作品の主人公にも、普段自分では意識してないけど、こういうところ自分にもあるなぁ、と共感できるところがあって、ちょっとダメなところのある主人公に感情移入しながら読みました。
 表題作は、格好良くあろうとするあまり裏目に出ちゃう残念リーマンのお話ですが、そんな残念男が好きになったのが、父親の定食屋で働く孝行息子で、攻めの内面をちゃんと見抜いているところや、親父さんも…

2

仕立て屋と坊ちゃん コミック

大島かもめ 

高宮頑張れ~!

 大島先生はシリアスなのもコミカルなのも、ストーリーに強引さがなく、毎回すっと物語の世界に惹きこまれます。

 受けのことが大好きな攻めと、攻めより一回り以上年上の受けのお話。
 冷たくあしらわれてもめげずに頑張る高宮が可愛くて、つい、頑張れ!と応援したくなります。
 一方の片山さんは…、まあ一回り以上年上だし、攻めを子どもの頃から知ってるし、逃げたくなる気持ちもよくわかります。

 …

1

猫背が伸びたら コミック

大島かもめ 

ネガティブ思考のイケメン

ノンケ×ゲイ

日仏ハーフで高身長&イケメンだけど、容姿のことを幼い頃から言われ続けてきて卑下する癖がついている譲二と、譲二がノンケだと判っていても屈託無く、積極的に近づいてくるゲイの悠。
譲二もそんな悠と一緒にいるのが居心地良くなるのだけど、社交的で誰にでも人当たり良く接する悠を見て、自分も彼を取り巻くその他大勢に過ぎなくのか…とネガティブ思考に落ち込みます。
そしてそんなネガティブ回路…

3

恋ときどき、焼きサバ定食 コミック

大島かもめ 

食べることとやることはどっかで繋がっているような気がする

唐突ですが、
『完璧な人』に恋することが出来ますか?
あまり私の廻りにそういう人がいないもので、実人生では経験がない訳なんですけれども、もし側にいたとしても私は無理なんじゃないかと思うのです。
でも、もしその人の『ダメさ』『弱さ』を垣間見ちゃったりしたら、イチコロで参ってしまうような気がします。普段見せている完璧さがデフォルトなのではなく、その人の努力や気遣いによって成り立っていることが解か…

5

陰と日向のボーダーライン コミック

大島かもめ 

現実的にはこんなに上手くはいかないのかな…

初読みの作家さん。シリアスっぽい表紙のものをあえて選んだのですが、思った以上にシリアスでした。

デキる上司を演じながら、仕事中、純朴な部下を脳内で犯している攻めは、最初はちょっと変態チックなキャラなのかと思っていたら、その部下と付き合い始めてから、どれだけ酷い仕打ちを受け入れてもらえるかで相手の愛情の深さを推し量る、という更にその歪さが垣間見えてきます。でも、それと並行して、攻めの育った…

5
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