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チキンハートセレナーデ another story

chicken heart serenade

  • 電子専門
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表題作チキンハートセレナーデ another story

松根 央倫 リーマン
倉橋 駿斗 呉服店店員

あらすじ

【愛されたいから、愛したい――】 セフレとして気軽な付き合いをしていた倉橋と松根。ある日、倉橋が勤める呉服店にお得意様と一緒に松根が訪ねてくる。普段、倉橋に見せる顔とは全く違う愛想のいい松根をからかっていたが、お得意様が彼のお見合い相手だと知る。その後も松根と関係を続ける倉橋だったけど――…?(dCDX「チキンハートセレナーデ」あらすじより) 大島かもめの大人気コミックス「チキンハートセレナーデ」の未収録番外編が登場!! コミックスでは語られなかった松根の過去とは…? コミックスと合わせて是非お楽しみください! ※本作は「drap2019年2月号」に掲載されたお話と同じ内容です。 ※この特典漫画は、雑誌drap2018年7月号実施応募者全員プレゼント「drap NEWフェイス折本」に収録された漫画を電子化したものです。
36ページ

作品情報

作品名
チキンハートセレナーデ another story
著者
大島かもめ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
電子発売日
4.8

(142)

(122)

萌々

(18)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
15
得点
688
評価数
142
平均
4.8 / 5
神率
85.9%

レビュー投稿数15

本編が好きな方には必ず読んでほしい番外編

「チキンハートセレナーデ」の番外編。another story 2が発売されたので、再読しました。
全32ページ + 1ページ。攻め視点。

本編後、同棲中の央倫と駿斗。
央倫が二週間の海外出張から帰ってくる。

冒頭二週間ぶりに会う二人が、部屋に入った途端、激しく求め合う描写が、とても官能的で萌えます。先生の描くスーツ姿の濡れ場は、いつも本当に素敵です♡

そして央倫の回想。

高校時代にカミングアウトした時の描写は、つらくて胸が痛くなります。

そして二人が初めて出会った場面。
央倫が駿斗に一目で惹かれる様子が、印象的に描かれていてキュンとします。
二人の初めても丁寧に描かれていています。

家族のために自分を抑圧してきた、央倫のモノローグが切ない作品でした…。

ラストの央倫は、とても安らかで幸せそうで、またまたキュンとしました。

番外編以外に、1ページの全プレも収録されていて嬉しい。こちらも楽しかったです♪

短いながらも本編を補完する、素晴らしい番外編です。本編がお好きな方には、ぜひぜひ読んでいただきたい作品です♪

ebookjapan購入 トーン+白短冊修正(電子にしては緩めの修正が嬉しい♡)

0

ヒロミチの思い

寡黙な男、央倫の視点が覗けるanother story。本編の内容を補足する意味でも、これはぜひとも読んで欲しいお話です。

央倫の過去に触れるこの内容は読んでいてとても苦しいものでした。
友人のお節介からの学生生活の崩壊と家族との不和。居場所を無くした央倫が、自分のセクシャリティを偽らざるを得なくなった経緯が痛々しく語られています。

そんな央倫の希望の光が駿斗との出会いだったんでしょう。これまで自分の性的指向に後ろ向きだったのに前向きに考えられるようになったようでした。央倫の中で大きく気持ちが変わり、やっぱり自分の居場所はココ!っていうのがあったんだと思います。
駿斗にイチャイチャ仕掛けていく央倫の姿から、今がとっても幸せなんだなってすごく伝わりました。感情豊かじゃないけど、行動で最大限の好きを伝える控えめな央倫が素敵^ ^

穏やかに2人だけの時間をゆっくり過ごすことが彼らにとって一番の幸福なんだろうな。ずっとこの時間が続けば良いなぁ〜…。なんて、私も強く願って止まない素敵なお話でした(*´︶`*)

0

何気ない日々の終わりに

大島かもめ先生に対する信頼感、作家買いです!

央倫のヒリヒリつらい過去と、今はすっかりとそばにいることが、日常になった駿斗。
快楽をぶつけ合うだけじゃないのは、二人にちゃんと信頼感が生まれているからなんですよね。
幸せの形はさまざま。
自分たちが、しっかり息を吸って楽に過ごせることは大切。

駿斗が優しいんですよね。
あれこれ考えちゃう央倫をすっと楽にさせる存在で。
互いを許して、甘えられるのは良いな。
穏やかな二人に満足です。



2

ヒロミチさんのおこころ

本編チキンハートセレナーデの主人公二人の短編です。
本編でもヒロミチさんの背景を掘り下げていたと感じてたのに、読んでみると確かにそこはしっかり触れていなかったなと。

ヒロミチさん、おそらく根っからのゲイだけどなんで女の人と結婚するつもりだったのか。そいういうところを明らかにしてくれるお話かと思います。

学生自体のゲイばれの騒ぎが記憶的につづられ(予想より大事でびっくりした……)、最初の日ハヤトさんを抱いた時のお心が語られています。
「男を抱けたんだ」っていう言葉と顔がね、もうこちらのメンタルにもグサッと。

年が行ってるのもあって、付き合い方としては落ち着いてる雰囲気ですが、その後もずっと幸せに生活していてほしいものです。

クールな顔して、本当はいつもハヤトさんとの交流が楽しくてうれしかったんだろうなあとか、想像がはかどりますね。
本編しっかり楽しめた方なら読んでおいて損はないというかぜひ読んでというか、本編後のしっぽり幸せ感が増強されるのでお勧めです笑

3

央倫を心から祝福したくなる

二人の出会いと央倫の過去が見られる短編。
何より央倫の学生時代の話が最悪×∞に胸クソです!友人の独りよがりで人生をめちゃくちゃにされてます。悪意を持った人ならまだどうにか対処できるけど、ああいう自分の正義を信じる人は手の施しようがない。その後罪悪感で何かやらかされても大変だし、どこまでも面倒でムカムカしました。
でも辛い過去を持つ人が今幸せな様子を見るのはやっぱり良くて。駿斗が央倫に同情っぽい素振りを見せないのもすごく良いです。友達兼恋人のような素敵な関係性。
駿斗を選べた央倫を心から祝福したくなるエピソードの数々でした。

2

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