• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作逢縁カタルシス

近藤正太,運転手
伊波竜次,番頭.薬商の若旦那

あらすじ

薬種商「伊波屋」の若旦那・竜次は、運転手としてやってきた近藤の素直さを気に入り、そばに置くことに。
そんなある日、近藤の日記を盗み見てしまった竜次は、自分に向けられた熱情を知ってしまう。
ところが、本人に知られたというのに近藤の全く変わらない態度に竜次の方が意識し動揺してしまって…?
大島かもめが贈る大正浪漫BL!!

作品情報

作品名
逢縁カタルシス
著者
大島かもめ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784866534879
4.2

(151)

(70)

萌々

(52)

(27)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
23
得点
641
評価数
151
平均
4.2 / 5
神率
46.4%

レビュー投稿数23

運転手の制服たまらん!

大人の大正浪漫BLでした。
読了後すぐの感想は「最低上下巻くらいで読みたかった!」です。
かと言って、何処か足りない部分がある訳ではなくてしっかりとストーリー、萌え、切なさ、エロスが詰まっています。

特筆したい萌えはですね、やはり時代設定を生かした服装。
特に近藤の運転手姿が素敵です!
旦那様の中折れ帽子もカッコいい!着物姿も色気ある!
近藤がカイロにベンジンを補充し、旦那様が傘をさしている所などは映画のワンシーンのよう。

ストーリーでは、近藤の日記を読んでしまった後のやり取りが好きでした。
静かな男の内にある情熱のようなものを感じてドキドキしました。

最終話は近藤目線で始まり、複雑な感情の揺れが垣間見られました。
それを受け止める旦那様の懐の広さ!惚れてまうやろー。
御車の中でのHも良きでした。
旦那様の煽りね…どんな擬音や喘ぎよりも官能的でした。

ラストがここで終わりっ⁉︎と思いましたが、良い余韻で読後感もスッキリでした。
描き下ろしで東京に行ってからの2人も見られたので満足。イチャイチャも大人な感じで素敵でした。

最初にもっと長い話数で見たかったって書きましたが、この腹八分目くらいのが良かったのかもしれないです。
ミニマムだけど満足度の高い作品でした!

13

大正浪漫BL!

作家買いです。

まず攻め受け共にとても好みであります。
ナヨナヨしてる受けが苦手なのでとても良きです。
そして旦那様と運転手…設定がえろいですね…^^

仏頂面、不器用、失敗してしまった運転手を見捨てず『愛されるアホになれ』『素直さは武器になる』と言ってくれた旦那様…素敵やん?

人を笑わせる事のできるアホになれと言われ古新聞を帳面代わりに笑いの勉強してる運転手健気か…っ!可愛すぎる><

ひょんなことから旦那様は運転手の気持ちを知ってしまったけどその後のやり取りは笑いました。


流れ的に『お?これはエロなしか?』と思ってましたがちゃんとエロありました^^(?)

清廉潔白じゃない旦那様~~~!!!!!!!

エロが読みたいんじゃ!!!!て方には物足りないエロシーンだと思います。
…が!!ストーリーや登場人物、総合的にみてむしろこのくらいがいい…!!と私は思います。

大島かもめ先生の独特なタッチで描かれる大正浪漫BL終始ニヤニヤしながら読みました~

買ってよかった!

9

全部好き!大好き!

この大正の雰囲気はもちろん、受け攻め二人のキャラもストーリーも全部良かった!

受けはひょうひょうとして掴みどころのない旦那様。表情が豊かにくるくる変わって、思わずじっと見ちゃいます。対照的に攻めは朴訥っていうのかな。最初は無表情でどこかズレてて笑えます。んでも旦那様と関わるうちに自然な笑顔なんか見せちゃったりして…良きw

一話はまだBLのかほりもなくて、こんな攻めでどう動いていくのかと思えば…!このバレ方は萌える!その後の攻めが無表情なのも萌える!受けの方が戸惑ってるの…萌える!w

その後の展開も良かったです。決めたらきっぱりきっぱりな旦那様が素敵で。攻めはちょっと不満もあるだろうけど、まるっと手中に納まらない感じの方が、ヒヤヒヤ感が続いて関係も長続きするんじゃないかな~なんて思ったり。ずっと追いかけてて欲しいw

描き下ろしは来世もなんて欲張りさんだな~て笑っちゃいました。

4

大正時代

大正時代の大阪を舞台にしたお話。
ちょっと古い時代の大阪の、お商売している人の大阪弁って、なんだか素敵で好き。
もうこれだけでも萌ポイント大量加算案件。
「妙に綺麗な顔」の若旦那の伊波と、「仏頂面」の東京から来た運転手の近藤。
伊波の気遣いにに触れるうちに、近藤の心の中には、、、
そして、伊波が丁稚から若旦那にまでなれたのには、色々と曰くありげで、

伊波の綺麗な顔の造形も、近藤の仏頂面の表情も、すごく的確って感じでよかった。

久我有加先生の小説世界好きな方に、おススメ。

3

欲しいものを欲しがること

舞台は大正終わり頃の大阪。
薬種商「伊波屋」の若旦那と運転手のお話でした。

竜次はとても穏やかで人当たりもよく、そして相手の気持ちを良く考える聡い人だなという印象でした。
近藤が間違ったことをしても頭ごなしに怒ることはなく、フォローしながらアドバイスもするという完璧さ。
現代の上司でこんな人がいてくれたら最高だなと思いました(笑)

近藤は感情が顔に出にくく笑顔も少ないので堅い人に見えますが
竜次が言うように"そのまんまで充分おもろい"人で真面目で少しズレていて、でもそこが彼の良いところなんだなと感じました。
慣れてない大阪弁も車を直そうとしたのも面白すぎてツボでした。
そんなズレたところもありながら、竜次の心の中を見抜く鋭さもあってそのギャップにすっかりやられてしまいました。

相手を好きになる大きなきっかけはなくても、日々の暮らしの中でじわりじわりと惹かれ合っていったのがとても美しかったです。

頼り合うことが出来る関係になって、ふたりの仲はもっと深まっていくんだろうなと思える描き下ろしもすごく良かったです。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP