愛されたいから、愛したい―――

チキンハートセレナーデ

chicken heart serenade

チキンハートセレナーデ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神211
  • 萌×286
  • 萌27
  • 中立6
  • しゅみじゃない6

86

レビュー数
35
得点
1486
評価数
336
平均
4.5 / 5
神率
62.8%
著者
大島かもめ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
ISBN
9784866532288

あらすじ

セフレとして気軽な付き合いをしていた倉橋と松根。ある日、倉橋が勤める呉服店にお得意様と一緒に松根が訪ねてくる。普段、倉橋に見せる顔とは全く違う愛想のいい松根をからかっていたが、お得意様が彼のお見合い相手だと知る。その後も松根と関係を続ける倉橋だったけどーー…?

表題作チキンハートセレナーデ

松根 央倫(上司の娘と結婚しそうなリーマン)
倉橋 駿斗(呉服店店員・央倫のセフレ)

その他の収録作品

  • In a new year-年の初めに-

レビュー投稿数35

ふたりが求めたもの

セフレとしていい関係を築いていた央倫と駿斗がその形を少しずつ変えていくお話でした。

央倫はわりといつも無表情で、あまり感情が表に出ないクールビューティー(駿斗談)。
一方の駿斗はころころと表情をかえる可愛い受けだなという印象でした。
セフレとして割り切った関係のようでしたが、はじめからお互いに惹かれているところはあったんじゃないかなと思います。

そんなふたりがお互いの過去や家族のこと、現在の状況を知って、距離が近付いたり遠退いたり。
切ない大人の駆け引きに胸がぎゅっとなりました。

央倫は家族にゲイである自分を否定されたことや家庭内が揉めたことで、それに抗わず諦めたように生きようとしていて。
それをさらりと語る彼の表情は冷めていたけど、どれほど苦しいことだっただろうかと切なくなりました。

駿斗は両親から愛されたかったけれどそれは叶わず、両親の愛を受けた兄を好きでいることで"家族からの愛"を受け取っていたのかな、と。
孤独をおそれる駿斗の表情にもまた、胸がしめつけられました。

ふたりが求めていたものは似たものがあったのかな。
大人になると自分が正しいと思うことだけを貫くことは難しいですが、ふたりはお互いを求め肯定し信じあうことで
今までの苦しいだけだった過去を変えることが出来たのかもしれません。
愛し愛されるふたりが見られて本当に良かったです。

1

大人の恋

大島かもめ先生、初読みですが綺麗で心理描写も丁寧です。
セフレの軽い関係から始まる物語。

明らかに駿斗もヒロミチも恋愛感情は無いように見える。
「どうやって結婚断るの?」「断らねえよ」なんて普通に話しちゃう位軽い。
過去に色々な経験をしてきた二人の心情が丁寧に綴られていて悲しくなった。
好きだけど、一緒にいてはいけない。
毎回ヒロミチから「次はいつ会う?」と伝えて居たんです。それを遮っての駿斗の言葉が切ない。
これぞ甘い大人の恋だな、と思います。
ヒロミチは本当に駿斗が大好きなんですね。本当に嬉しい時は茶化すとかよく見てる。
こんなに苦労した2人なんだから末長く幸せに暮らしてほしい。
他のレビュアーさんが教えて頂いたツィッターでのクリスマス拝見しました!
教えて貰えてとても良かったです(*^^*)
甘々でしたね!ありがとう御座います。

0

いい男

攻めが「いい男」な漫画を教えてください!
イケメンでもスパダリでもなく、いい男
男前な色男とでも言いますか…という某トピで、
『チキンハートセレナーデ』の松根央倫。を挙げたほど、この攻めが好きです。
スーツ姿が様になるっていうのは、いい男の第一条件。修羅場をくぐり抜けてきた彼は、この先もっともっと男前度が上がると思う…なんて理由もありますが、結局は倉橋駿斗あっての彼なわけで。
私は名作だと思います。人間の喜怒哀楽が過不足なく描かれていて、読み手の「こうなったらいいな」を裏切らない。5年先10年先にも読み継がれてほしい作品。

余談ですが、大島先生のTwitterで過去のサイン会にて配布された小冊子漫画が公開されています。クリスマスのお話、素敵なんで是非!

【BL アワード 2019】BEST ディープ 2位

3

切ない

メアドと名前しか知らないセフレから始まったライトな関係かと思いきや・・・
めちゃくちゃ切なくて、ハピエンでした。

感情が読めない攻めのヒロミチも、軽い感じの受けのハヤトも、お互いのことが好きなのに気持ちを抑えて一旦離れるんだけど、結局2人とも抑えきれないんですよね。
ハヤトは愛情に飢えていて誰かと真剣に恋愛がしたい。だけど好きになれそうな男は婚約者候補がいて・・・
ヒロミチはゲイであることにコンプレックスと傷を抱えていて自分を偽って生きていこうとしている。
そんな二人が出会って、お互いのことが好きになってきているのに進めないところがもどかしくて切なくて泣けます。
ヒロミチの婚約者候補の女性も本当はヒロミチのことが好きなのに強がって離れてあげたんですよね。素敵な女性なので彼女にも幸せになってほしい。

「誰かに愛されたい だから誰かを本気で愛したい」
というハヤトの心情吐露が更に切なかった。
ハヤトの兄に対する気持ちは恋慕に近いものがあったのでしょうか。
幼少期から家族愛に飢えていたから愛情というものに信用がなくヒロミチの愛情も素直に受け取ることを怖がっていたのかな、と解釈しましたが。

最後、兄と3人で会ったときの「俺がいるので」でハヤトの臆病になっている気持ちも払拭できて安心しました。

個人的には、ヒロミチの過去、心情をもう少し知りたいと思っていたので、番外のanother storyで描いてくださったので補完することができました。

1

家族のしがらみから脱して結ばれたのがいい

セ◯レから本気になり色々あってのハピエンよかった。
家族のしがらみが辛い
2人とも別の種類ながら家族への愛憎が

そこから解放されくっつくくだり、ヒロミチが言葉少ないのにしっかり行動で示すのがかっこいい。
表現もストレートで。
イケメン 

正直なところ、駿斗のノリがついていけないとこがあった。
うれしい時は茶化してしまったりするのはわかるけど。
普段でも軽いノリがちょっと違和感w

あと、両親からの愛情を得られなくて、自分を愛してくれるのは兄しかいない。
兄に子どもができて落ち込んだ、というのも極端に感じてしまった。

余談ですが、家族のしがらみ、愛憎、トラウマからのその後の人生模様って、昭和、平成であらゆるコンテンツでやり尽くしていて、古く飽きている感が否めないのは私だけでしょうか。
普遍的なテーマだろうから、避けて通れないのかもしれないけど。

でも個人的には、家族のトラウマやしがらみには触れず、今を生きる姿をもがきながらも颯爽と描いてくれる作品が今の時代的には好きだなぁと余計なことを思った次第です。

2

個人的好きなBL漫画上位

とにもかくにもストーリーが良い。

以前仕立て屋と坊ちゃんが出版された時に話題になったので作家さんの名前は覚えていました。当時それも読んだもののあまり印象に残っていなかったのですが、これは大当たりでした。
商業BL読み始めて10年ほどですが、好きなBL漫画を挙げたら5本指には入ります。

セフレ同士、割り切っている関係だったのに…
個人的には「セフレから恋人になるなんてありえない」派なのですが、二人のセフレからの関係性の変化が自然で、「あり得ない」派の私も思わず感情移入してしまうほどでした。

基本的には受け目線でストーリーが進みますが、受けにも攻めにもそれぞれ悩みがあります。
それらを一緒に乗り越えていくさまがとても素敵でした。

絵柄やキャラのカッコ良さは他の方も仰っているので割愛します。
新刊コーナーに置いてあったのを何気なく手に取ってから約2年、今でも頻繁に読み返す作品の一つですし、初心者には必ずお薦めしている作品です。

2

弱い大人たちの物語

作者さんの作品初読みでした。
作画も内容も大人の物語といった印象です。
セリフを喋っていない時の人物の表情がとてもよく、感情が伝わってきます。

2人とも過去にトラウマを抱えていて、本当の自分を隠して生きようとする攻めと、傷ついたり独りになるのが怖い受け。
結構ヘビーな家庭環境で育った2人が出会い、お互いの弱い部分に触れた上で惹かれあっていく様子が描かれています。

央倫に一緒にいたいと言われて、信じろとまで言われてもまだなお不安がっている駿斗が切なかったですね。
央倫の「俺がいるので」にはホントしびれました〜。 そら早く家に帰りたくもなるよね〜(´∀`)

書き下ろしの和装Hは眼福でした! もっと濃くても良かったです。

電子限定特典の2人もとても幸せそうでほっこりしてしまいました。外食の帰りに同じ場所に帰る幸せ。小さな幸せを感じてる2人が良かったです。

0

唯一無二の存在・・・

大島かもめさんの作品で初めて読ませていただきました。この作品が大好きです。お互いに軽い気持ちから始まった関係が取り巻く環境を知ることでどんどん覆されていく中で、色々なことを思い、相手の存在が大切なものだと気づいていくのですが、クールな攻めが明るい受けを思う気持ちを表に出すシーン、受けが攻めの置かれている立場を優先するシーンではどうしようもない胸熱を感じます。丁寧で美しい絵柄とキャラクターの表情、そしてシリアスだけどコミカルな内容がとても好きです。攻めが受けを好きすぎる設定好きの私は何度も繰り返しして読んでいます。

1

面白かった

すごくキャラが人間らしくてよかった

タバコのところ、とてもすきでぐわっとなった

ふとした時に読んでほっこりしたい

0

いいお話だった〜

まるまる表題作。

セフレだった二人。しかし、攻めの央倫はゲイであることで家族と軋轢を抱えており、重役の娘と結婚しようとする。
本気になる前に、と、受けの駿斗は身を引く。けれど、気持ちは央倫に移っていて。。慕っていた兄も結婚して子供が生まれ、実家の呉服屋は安泰そう。自分は別の店で修行中だが、このまま仕事も恋も行き着くところを失って、絶望しかけたとき。。。

というストーリーです。
駿斗が切ないですが、仕事と実家との関係を超えて、駿斗を迎えにきた央倫に救われるのでした。
多分、硬派で多くを語らない央倫だけど、きっと駿斗同様に、会えない時間が辛かったのかもしれないな。

線が少ないのに、なんか二人の空気感が伝わってくる絵がいい。それから、にこりともしないけど、芯がしっかりした央倫と、明るく見せながらも傷つきやすくはかない駿斗がとてもいいカップル。
央倫はお仕事順調に行ってほしいです。

1

この作品が収納されている本棚

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