愛されたいから、愛したい―――

チキンハートセレナーデ

chicken heart serenade

チキンハートセレナーデ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神131
  • 萌×259
  • 萌20
  • 中立6
  • しゅみじゃない5

212

レビュー数
17
得点
957
評価数
221
平均
4.4 / 5
神率
59.3%
著者
大島かもめ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
BL漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
価格
¥657(税抜)  ¥710(税込)
ISBN
9784866532288

あらすじ

セフレとして気軽な付き合いをしていた倉橋と松根。ある日、倉橋が勤める呉服店にお得意様と一緒に松根が訪ねてくる。普段、倉橋に見せる顔とは全く違う愛想のいい松根をからかっていたが、お得意様が彼のお見合い相手だと知る。その後も松根と関係を続ける倉橋だったけどーー…?

表題作チキンハートセレナーデ

松根 央倫(上司の娘と結婚しそうなリーマン)
倉橋 駿斗(呉服店店員・央倫のセフレ)

その他の収録作品

  • In a new year-年の初めに-

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数17

表紙買いしたけど

表紙買いしました。
表紙の雰囲気や絵柄が好きで購入しましたが、
めちゃくちゃ心に刺さる作品でした。
買ってよかった。

ゲイである葛藤をいい意味で重すぎず、
上手く表現していると思いました。
個人的にあまりに重い救いのないお話が苦手なので、
ちょうどよかったです。

物語途中で、攻めが受けを抱き締めるシーンの
台詞とか雰囲気はぐっとくるものがありました。

お気に入りの一冊になりました。

0

大人の静かで熱いラブストーリー。

初読み作家さんです。
気になる作家さんでしたが、今回も少し絵柄が苦手だったので、読まずにきてしまってました。
評価が高いのに興味をもちいよいよポチッてみようかとしたのですが‥品切れ続き‥(泣)今年やっと購入でしました(*^^)v

すごいなぁ〰人気あるんだな〰っとワクワクしながら読ませていただきましたが、なるほど‥これは深いストーリーですね。

輪郭などタッチがとてもハッキリで綺麗なので読みやすかったです。

静かに‥まるで他人事のように無表情な大人なキャラなので、こっちも大人になって言葉少ななセリフから心情を読み取っていかないと、一回読んだだけでは分からないかも。
何回か読んで溢れてくる心情に心打たれるとといいますか何にしても、奥の深い難しいお話だなぁと思います。

淡々と過ぎていく時間のなかで、「結婚やめてきた」のクライマックスシーン、ここぞというところに目に飛び込んで来る迫力がすごい。
やっぱり、人気のある作品はこういうところが違うんだなぁ。
決して騒がない静かだけど、心の底に揺るがない真実を見つけた2人に感動します。

もっと、幸せに暮らす2人を見たいけど、このぐらいでいいのかなぁ、結構、名残り惜しい‥。

1

文字だけじゃ伝え切れない素晴らしさ

ストーリーとしては、王道なのに、他の作品とはどこか違う、逃げ切れない現実の辛さと、ゲイ同士の恋愛の切なさとを、きちんと読者側に感じさせてくれる良作でした。

ストーリーとしては、
ゲイ同士のセフレ関係。攻にはお見合い話があり、でも受は「それでもまあこの関係は楽しく続けていこうね!」というままセフレ関係を続けていて。でも会うことを繰り返しているうちに、どんどん攻のことを好きになっている自分に気づき、傷つくのが怖いから「もう会うのはやめよう」と切り出して。

この流れとしては王道。しかし、大島先生の描かれる表情一つ一つが素晴らしくて切なくて。「もう会うのやめよっか」その言葉を頑張って切り出した受と、それを受け止めるしかない攻の表情が、切ない。本当は引き止めたい攻と引き止められたい受、でもどちらも勇気を出してその一歩を踏み出せなくて。それが表情と台詞で、読者側に痛いくらいにきちんと伝わって来るから、凄く切なくて凄く天才だと思いました…。
でも別れを切り出された時に踏み出せなかった一歩を、自分は受といたいという決意で、逃げてはいけない現実とケリをつけ、受の元に戻ってきたときは切なさと嬉しさで、読んでいる私までもが泣きそうになりました。そして、ベランダでのやり取り、攻から出た台詞、その台詞を言う為に乗り越えた現実。その重みがわかるからこその、受のあの表情。全てにトキメキ、台詞の良さに、読みながら顔が皺くちゃになりました……。そんな大切な台詞を言う時までも、攻はいつもの表情。そこで、攻は実は最初からちゃんと受のことが好きだったのではないのか、とも思いました…そして、その上での最終話は本当に嬉しさでいっぱいでした、本当に文句なしです!!表情、表現、台詞、全てが本当に素晴らしかったです!!

本当はもっともっと伝え切れない良いシーンがもっとあります、表情一つ一つからの感情の読み取りも最高です。是非、読んで頂きたい作品です!私は出会えて良かったです!これから、何度でも読み返して、切なさとトキメキに浸りたいです!

8

思いがけず重い

名字もバックグラウンドも知らない、知らなくていいセフレの関係。
…だったのに、偶然オモテの仕事中に顔を合わせて、本名から何からわかってしまった央倫(ひろみち)と駿斗(はやと)。
駿斗は央倫の昼の顔を茶化すが…

絵柄はすっきりと読みやすく、話の展開もスムーズ、駿斗は軽く明るく振る舞うのでコメディテイストもあるのかな、と思いつつの序盤だったのですが、本作は読みやすさの裏側にかなりシリアスで重い、ゲイを取り巻く現実をえぐっていると感じました。
駿斗は呉服屋さんの店員。そこに上司の妻と娘と共にやってきた央倫に対して「見合いじゃないの?」と軽く聞く。
そして「女と寝れんの?」と。
そこに返す央倫の言葉は「寝たことある。寝れた時はホッとした」なのです。
そして、一度ゲイばれして大変だったから、結婚はする、と言う。
その時は軽く流してたような駿斗だけど、その後はただのセフレというより家にも招く友人〜恋人のような付き合いを続け、徐々に央倫に本気になっていく。
本気になったから、別に家庭を作ろうとしている央倫から離れようとする。
駿斗の方も家族の中で孤立感を募らせていて、自分の家族もつくれないという焦燥もあり。
一度は別れた2人だけど、央倫は結婚話を蹴って、家族にゲイ宣言をして、駿斗を選びます。
しかし、2人の恋が実ってめでたしめでたし、でエンドにならない所が何ともリアル。
自分のする事はいつも周囲を傷付ける…そう自覚して自分が傷付いている央倫。
央倫を信じないわけではなく、それでも外出するときに不安そうな表情をしてしまう駿斗。
永続的な関係性に怖気付く駿斗。
ゲイという現実を生きる上での生き辛さ、周囲との乖離が描かれます。
しかし央倫と駿斗は同居を通じてゆっくりと、しかし確固とした関係を築き始めます。
かつては愛を怖がっていた駿斗の「愛してる」は万感がこもってた…

駿斗に比べて央倫は表情があまり動かないので、結婚をやめてセフレだった駿斗を選び、お前とずっと一緒にいたい、という熱を持っていたのがわかりづらかった。ちょっと淡々としすぎだったかな。

ラストはお正月に和服で決めた2人。髪型も変えて2人ともとてもかっこいいです。
そして和服のままでHに突入。これは読者サービスですね。

2

ふばば

まるかーと様
ありがとうございます!
見た目では淡々としてても、ちゃんと気持ちはあるのですよね!

まるかーと

央倫の気持ちは、drap2月号の番外編(出会い)で丁寧にえがかれてましたよ。『表情が動かなくてわかりずらい』は、作中で颯斗も言ってましたね(^_^;)

何度も読み返したくなる

この作家さんの作品を初めて読みしたが、すっきりとした描写と、でもストーリーは緻密かつ繊細で、良作でした。
セフレ同士がふとしたきっかけから互いを思いやっていくあたりや、互いの家族関係など、リアリティのある作品だったと思います。

1

低温でじわじわとくる感じ

大島かもめ先生の作品を初めて読んだのですが、言葉(台詞)にすんごくセンスを感じました。説明的な心情描写が少ないのに、表情や空気感、場面にしっくりくる台詞(これも過剰じゃないところが好き)、間?のとり方が絶妙なのでしょうか、、実際に描かれている以上の二人の心の動きや変化が伝わってくるんです。

セフレの二人が、偶然仕事を通じて再会したことで、お互いの生活、社会的立場の領域に踏み込むようになり、悩みや弱さに共感、気持ちをシェアしていくうちに、身体だけでなく心からお互いを満たすことができる相手に出会ったんだと知る、、その過程に激しい感情の揺れとか高ぶりが表面的に見られるわけではないんですが(大人だから…)、静かに葛藤して揺れる感じが、しっぽりした大人のための大人のBLという趣をだしているなぁと思いました。
恋愛モード全開になった後半、熱量が高めな二人の描写はセフレのときの物憂い感じがなくなって、お互いの居場所を見つけられた恋人同士の幸せな雰囲気が感じられます。
描き下ろし、大人の男の着物がめちゃくちゃ色っぽくて素敵でした。

4

心抉られる大人の恋愛のその先に

軽い気持ちで読み始めました。
こんなに心抉ってくる作品だとは思わなかった…。
私はいつからゲイ同士の葛藤やしんどさについて深く考えるのを止めていたのだろう。
重た過ぎずさらっと読めるこの一冊に、ずっしりとしたテーマがたくさん詰め込まれていました。

ただのセフレとして関係を続けている央倫と駿斗。
ある日、駿斗の働く呉服店でまさかの遭遇。
駿斗がキラキラの笑顔で接客モードになっている姿には笑いました(笑)。
商社で働く央倫は専務のお嬢さんに気に入られ、いずれ結婚する予定だと告げます。
駿斗の店に一緒に行ったのは恐らく顔合わせのため。
家族に一度ゲイバレしたことのある央倫はもうあんな目には遭いたくないと。

少しずつ変わり始める2人の関係。
セフレではなく、一緒に遊びに出かけ、とうとう自宅に呼ぶ仲に。
そこに、突然遊びに来た駿斗の兄・佑斗(佑兄)。
酔いつぶれた佑兄を起こさないように自分の過去を語り始める駿斗。

跡取りとして、優秀な兄だけを大切にし、愛情を注ぐ両親。
そんな自分に唯一愛情をくれた兄。
ずっと自分が佑兄の一番だと思っていた。
でも、兄が結婚し、子供が出来たと聞いたときショックを受けたこと。
佑兄は自分の家庭を作る。そこに自分はいない。

…もうこの駿斗の話が辛くて、辛くて。
がんがん心抉られるんですよ。これでもか、これでもかって。
でもね、この後話を聞いていた央倫が黙って駿斗を抱きしめるんです。
「優しい言葉が思いつかなかった」って。
クールで無愛想でそんなキャラじゃないのに。
余計に泣けて困りました。

一方、央倫の縁談は着々と進みます。
本気になる前にセフレの関係を終わりにしたいと切り出す駿斗。
本当は、もう完全に本気になってるのに…。

さて、その後、無事佑兄の赤ちゃん誕生!!
実は先日央倫と駿斗の関係に気付いていた兄は、駿斗の感じてきた孤独に気が付いてやれずごめんな…と謝るのですが、駿斗は逆に惨めな気持ちに…。

ところが部屋に戻るとそこには央倫の姿が。
「結婚やめてきた」と言う彼でしたが…。

この日は央倫と洋子(専務の娘)さんがコンサートに行く日でした。
コンサートまでの間喫茶店で待つ2人。
きっかけは、たばこなのかな?
央倫が突然他に大切な人がいるので、もう会うのは最後にしましょうと。
この後の洋子さんの振る舞い。すごいんです。
央倫が傷つかないように上手に返して、最後のコンサートで涙を流すんです。
彼女にもいつか本当に幸せになって欲しい…。
「大学の経済学部を受けた時も、ゲイがばれた時も、自分の本当の望みはいつも誰かを傷つける。」央倫の心の声が痛かった。

その足で駿斗の元へ向かった央倫でしたが、ここで簡単にハピエンにはなりません。
央倫に「お前と一緒にいたいだけだ、ずっと」とほぼプロポーズのような言葉を言われても、いくら体を重ねても、怖いと脅える駿斗。央倫に「信じろ」と言われ、少しずつ心の傷を癒していきます。
その後家を追い出された央倫は駿斗の家で一緒に暮らすことになりますが、行先を告げずどこかへ出かけようとする度不安そうに行先を訪ねる駿斗。

そんなある日、駿斗は佑兄に、家に戻って来ないかと誘われます。
でもここで央倫、ビシッと男を見せます。
「大丈夫です。俺がいるので」
帰り道で央倫を茶化す駿斗ですが、「マジで嬉しい時って茶化すよな」と見抜かれて赤面。
部屋に戻って待ちきれず抱き合う2人。

「愛されたい」「誰かに愛されたい」「だから」「誰かを本気で愛したい」
物語中盤で駿斗が辛そうに望んでいた言葉。
愛した兄は自分の愛すべき家族を見つけ、央倫は結婚を選ぼうとしていた。
「愛」なんてずっとずっと望めなかった駿斗が央倫に抱かれながら初めて「愛してる」と幸せそうな顔をしたのが印象的でした。

何度も何度も心抉られたその先に見つけた大切な関係。
もう駿斗は出かける央倫に「どこに行くの?」と訊ねません。
「愛してる」は「信じてる」に近いのかもしれないとこの作品を読んで感じました。
傷ついた分、辛かった分、2人には思い切り幸せになって欲しいです。
そして、ゲイ本来の葛藤や悩み、生き辛さについて改めて考え始めた自分がいます。
そうだなぁ。それがBLだったよなぁ。
これからも、心に残る素敵な作品を描いて下さる日を楽しみにしつつ…。
この作品に出会えて本当に良かった。
ありがとうございます。

13

互いの痛みを分かり合える2人

 非常に割り切ったセフレ関係を築いている2人が、一度は互いに別の道を選択することを受け入れながらも、再び同じ居場所に戻って今度は本気の関係を築いていく過程が、とても丁寧に描かれていました。攻めの松根は、両親や祖母からゲイであることを疎まれなんとか女性と結婚して欲しいと願われていて、上司にあてがわれた娘との結婚を考えています。受けの倉橋は、唯一幼い頃から自分を気にかけてくれていた兄が家庭を持つことになり、今度こそ1人になってしまうという不安を抱えています。

 倉橋は松根のことを考えて一旦身を引くんですが、松根はこれからずっとありのままの自分を抑圧して生きていかなければならなくなることの重さを改めて感じ、自身で縁談を破棄します。確かに彼が自分の思うままに生きることは、彼に期待する家族を傷付けているかもしれない、でもそれはあくまで身勝手な傷心でしかないのです。今後の人生を左右する分岐点で、すべてを断ち切るという大きな選択をした松根。その足で自分の元へと帰ってきてくれた松根に、幸せを噛み締める倉橋がとても健気で可愛かったです。お互いのどこに惚れていったのかをもう少し詳しく読みたかったなぁとも思いましたが、全体的なストーリーには満足でした。

1

よっつ! あっぱれ!!!

・・いい作品ですね。

今回。男性目線ではなく
女性目線で一言。

P109
女性の横顔から涙が出る場面に
すぐに、察しました!

感動・そして涙が出ました。。

皆さんもお気づきの通り、
その涙から
彼女の「嘘」の強さと美しさを
感じました。

自分が気づつきたくないし、
凛として強い女性で魅てもらいたい 女心。
そして、彼を好きだったのでしょう。

わかります! わかりますとも!!!
よっつ! 大和撫子!!!

彼女にも、
必ず、幸せが訪れますように。。。(泣)
。・゚・(ノД`)・゚・。

8

重ねてゆく心

セフレという関係性が変わっていく過程と結末、
結構あるお話にも関わらず
キャラの個性が際立っていて非常に楽しかったです!

呉服屋さんで接客も丁寧で明るい性格の駿斗と
滅多ににこりともしないくせに愛想を振りまける面もある央倫。
二人とも肌を重ねているだけじゃわからなかった胸に抱えている事や意外な表情が
徐々に情に変わっていき、
体だけではなく心の奥深くまで触れ合うようになれてよかった…。
やはり好きだと思える相手ってそんな簡単に現れないと思いますし
相手も同じように想ってくれることなんて奇跡みたいなものですから。

チキンハートセレナーデ、というタイトルですが
私は駿斗がチキンだとは思えませんでした。
傷つきたくないから別れを切り出したにしても
央倫の幸せの邪魔はしたくない理由もあったでしょうから
それは決して弱虫じゃない気がします。
“世間一般のでいうところの普通の幸せ”に身を任せようとする央倫も
肉親や他人をもう傷つけたくなかったのだから
逃げとは違うんじゃないかな。
二人とも、自分の幸せを優先出来ず生きてきたけど
これからはもうそんな必要がないなんて素晴らしい!!
人生一度きりですもの、後悔しないようにしたいですよね。

駿斗から別れを告げられ惜しむ央倫の表情、とても印象的です。
駿斗が央倫の決意を、抱かれながら「怖いんだよ」と泣くシーンも
それまでに見せたことがないそのままの駿斗が愛おしかった!!

ベッドシーンは過度なエロというわけではないけど
なんだか凄くセクシーだし愛を感じました。
とても素敵な二人です。
神寄りの萌×2で!!

5

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