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46/101(合計:1010件)
火崎勇 佐々木久美子
M+M
ネタバレ
作者様のあとがきでは、「ブルーダリア」のスピンオフ…じゃなくて系列編とのことでした。主人公の違う、前作の続編という感じです。 表題作と、前作の主人公・唯南の目線で語られる「ダリアの憂鬱」が収録されています。 「ブルーデザート」 白鳥卓也(29歳)は、従兄弟・唯南の仕事に同行し、仕事の依頼主であるマージドと出逢う。話し相手として連れまわされるうちに、マージドが唯南の隣人・東城に「愛している…
表題作と後日談的SSが収録されています。謎のある便利屋×若きサラリーマンの話です。白鳥の目線で話は進みます。 「ブルーダリア」 白鳥唯南(25歳・受け)は、接待先のホテルで、ひそかに恋心を抱いていた隣人・東城塊(30代・攻め)が不倫している現場を見てしまう。それを本人の口から確認した当日、自分の部屋に泥棒が入り、東城と同居することになる。上司が殺害され、色々な可能性と疑問が渦巻く中、東城の…
火崎勇 海老原由里
麗音
セレブ臭はしても地味目です。 キラキラ王子様な会社経営者と会社員の恋、ではありますが身分違いの恋の行方的な話とはちょっと違う気がします。 以前火崎さんの作品で、元は犬だったけれどどういうわけか人になったという『恋愛ビースト』を読んだことがありますが、今回のは本当に猫だったと言うんじゃなくて、忙しい仕事から逃れるために何も持たない猫になった気持ちが過ごしたかったというだけでちゃんとした人間で…
火崎勇 みずかねりょう
出たばかりの本なのに読んだことがあるような気がする…と思ったら続編でした。 『好きなら一緒に』でも「好きなら一緒2』でもなくて『にっ』ってとこが面白い! 前作は確かみずかねさんのイラストに惹かれて手に取った覚えがありましたが今回もやっぱりカバー絵が目につきました。 3人で写真を見ながらアルバムを作っているほのぼのとした家族の一場面という感じがいいです。 その散りばめられた写真が最後…
火崎勇 奥貫亘
丸ごと1冊表題作です。笹色の目線で進んでいきます。 笹色(受け)は高校時代に先輩・成川と部室で初H中に、もう一人の先輩・弓削(攻め)に乱入されたのがトラウマになり、恋愛ができなくなりました。それから歳月は流れ…、26歳になった笹色は友人・穴沢に頼まれてネコの世話をするために穴沢の家に住むことになります。その隣に住んでいたのは弓削で…。 本を読み慣れている人には、序盤でキーである穴沢の考…
火崎勇 麻生海
丸ごと1冊表題作です。出版社社長×作家の再会ものです。北園の目線で進んでいきます。 北園貴文(受け)は小説家。新しい出版社から来たのは、松平紅也(攻め)で、5年前に別れた元恋人であった。その後、北園は友人の小説家を通じて、松平の兄・厚也と知り合う。厚也から聞かされた松平の話とは…。 ポイントは、いつ、どんな風に、誤解が解消されるか、です。結構序盤でオチは分かってしまいます。北園も松平も…
丸ごと1冊表題作です。鷺沼の目線で進んでいきます。 鷺沼(受け)は千谷(攻め)をバイトとして2年、正社員として1年指導をしており、鷺沼が好きです。ある夜、酔った千谷から好きだと告げられたものの、千谷が取引先の社長の息子という身分を承知している鷺沼は、千谷はいつか結婚しなければならないから、と素直に自分の気持ちを言えません。だけど、離したくない。それでセフレなら良いと言ってしまい…。 あ…
火崎勇 香雨
題名から受けた私の印象ではちょっと切ない感じでしたが、内容はあらすじから受けたコミカルテイストでもなく、芸能界ものだけど結構真面目に働いている男達の話でした。 丸ごと1冊表題作です。郷田一歩の目線で進みます。 郷田(攻め)は網膜剥離になったため、ボクサーの夢を諦めることになり、ヤケになっていたところを千里(受け)にスカウトされます。モデルとしても役者としても売れる、と誘う千里に、自分の…
表題作と続編の2本収録されています。 「純愛のジレンマ」 由比の目線で進みます。 由比(受け)はいきなり拉致され、父親の入院と跡継ぎ教育を受けろと大津(攻め)に言われてマンションに隔離されます。大津の上から目線な教え方に反発を感じる由比。高校受験の際に、勉強を教えてくれたと告げられても、由比は大津を覚えていません。おまけに酔ったおしおきに強姦されてしまいます。翌日から、久しぶりに会社や…
葉書サイズに、片面は表紙と同じイラスト、もう片面に二段書きで35行のSSがあります。 表紙と同じイラストなのに、題字でちょっとぼやっとされていた、大津が由比の肩を抱く手がはっきりとしていて、大津の「こいつは俺のもんだ」感が強調されているように思えて萌えました。 SSは超ショート。あらすじ以降の展開、愛されている自信がついてきた由比が、大津に「今の俺は大津さんにとって大人ですか?子供です…