のきようこさんのレビュー一覧

オンユアマーク コミック

のきようこ 

短篇

随分前に購入して、ふと手に取った作品。てっきり長編かと思っていたら短篇よみきりでした。

隣人のサラリーマンにおしかけられ、胃袋を捕まれる話。
最初はちょっと強引な始まり方です。どうやらお隣さんは修羅場のよう。ゴミ出しで顔を合わせてしまったがなんとなく気まずく。。

しかしこの隣人、年上で真面目そうな雰囲気なのに、とんでもなく気さくで世話焼きなのです。
おかずを作ったからと持ってきて、…

0

10年目の初恋 コミック

のきようこ 

適当そうなノンケに恋したら。。

ちょっと厳しすぎたかもしれないけど、よかったところ、きになったところどっちもあったのでこの評価。。

ゲイの一途な子、至と、ノンケのふらふらした年上男、理の話。
二人は幼なじみ。至は理のことが好きだが、高校生の頃告白して一度ふられている。
理は最近、結婚一年目で離婚したと噂を聞き、のみに駆けつける至。。

まだ至が自分のことを好きだと知って、おそらく軽い気持ちでつきあってみることにした…

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こぼれた余白 コミック

のきようこ 

じんわり

あったかいお話でした。

1

こぼれた余白 コミック

のきようこ 

ちょうどよいぬるさ

生きる意味を失って自殺しかけた受と、その受を拾ったアラサー漫画家のゆるっとした共同生活。日常萌えです。肩の力を抜いて楽しまめす。

”生きる意味”って割とパワーワードだと思うんですけど、のきワールドでは圧がありません。そんなに真面目に考えなくてもさ~っていう、悩んでいるいろんな人に読んでもらいたいかもしれないってくらい、適度な温度で日常を平穏に過ごすことの尊さを見せてくれる作品だと思いました。…

3

こぼれた余白 コミック

のきようこ 

ゆるく、あたたかく。

人間関係に躓いたとか仕事で失敗したとか。明確に死にたい理由があるよりも、生きる意味がわからなくなって死を選ぶのはとても悲しいことだなぁと久慈を見ていて切なくなりました。

生から死へ意識を切り替えて、いざ!というところで与一に止められて。
最初はそれも迷惑だと思っていたのに一緒にユルく暮らすうち、また久慈が「生」を噛みしめるようになったのを見て、なんて素敵な出会いだったのだろうかと胸が震えま…

4

10年目の初恋 コミック

のきようこ 

10年越し

軽いノリから始まった理と至のお付き合い。それが思いのほか理の人生観を変えるモノになっていくのが面白かったです。

すごくチャラいわけではないのにイマイチ真剣さが足りなくみえる理。結婚生活が1年続かなかった理由もそんなところにあったのかもしれません。
至との破局危機をきっかけに言葉にして伝える大切さを知り、彼自身が変わることでふたりの関係も変化して。
至にとっては叶うと思っていなかった初恋が…

0

こぼれた余白 コミック

のきようこ 

とでも素敵なお話

元々のきようこ先生は好きな先生なんですが
こちらはめちゃくちゃいいお話です。
連載から大好きでコミックスを楽しみに
しておりました。
自殺しようとした青年を拾う包容力のあるバイのお話ですが暗さとかはなくて
むしろ癒し系BLで映画化したら良さそうなくらい文学的?な雰囲気もあるお話だと思います。
最後受けとなる久慈くんが
セックスして「生きてる…」と生を実感し
涙する場面が本当にぐっと…

7

こぼれた余白 コミック

のきようこ 

ゆるさと潔さにじんわり

川に飛び込もうとしてたところをゆる~く止めて、ゆる~く同居、そのゆるさがごくごく自然に染み渡る。

人の温かさと人肌の温かさに心もゆるゆる解され、生きる楽しみを静かに噛み締めていけるようになったのも、好きな気持ちを気張らない一方でちゃんと貪欲なところもあり、さばさばゆったりした雰囲気に気を抜いてると思わぬとこでドキっとさせられる。

何気ないことの蓄積がとてもとても良く、一緒にいたいと思…

5

こぼれた余白 コミック

のきようこ 

「よかった」を噛みしめる

『食って、飲んで、セックスしよう』
帯の何気ない一文が読後に沁みてくるお話でした…!
明日も生きようと思える何かがあるって素晴らしい。

いやホントね、タイトルも帯も秀逸としか言えない。

生きる目的を失い、何もかも捨てて、死のうと決めた日。
死に際に引き留めてくれた通りすがりの男と暮らす時間。
予定通り死のうか生きようかと選択までの余白時間。

そんな中で些細なことが生への執…

10

ミーのキラー コミック

のきようこ 

なるほどお茶の間ファンタジー

あとがきによると日常に溶け込むお茶の間ファンタジーらしいです。とても納得の穏やかさ。天使と天使に見守られて育った子供が大人になって再会?し、とある目的に向かううちに恋に落ちてしまうお話。
天使ギークの葛藤や戸惑いが丁寧に描かれていて良かったです。基本甘利視点なのでギーク側の心理描写は少な目なんですが、小さなやりとりからいろんな感情が伝わってきます。だんだん人間らしくなっていくギークに萌えました。…

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