金ひかるさんのレビュー一覧

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

富蔵さんが欲しい…!

タイトルに惹かれ、強気な受けを中心としたラブコメかな?と購入しました。
が、ラブコメ要素はほぼ皆無で、受けさんとなる亮平は良く言えば健気でお人好しで大人しく、悪く言えばハッキリしなくうじうじしてる自分に自信のない子で。
自分の予想とは全く検討外れな内容だったので、ある程度話の内容が分かってから読む…とは違った読み方になり、楽しませてもらいました(^^)

話の序盤は、亮平の損しすぎ感が半端…

4

愛の奴隷になりました 小説

李丘那岐  金ひかる 

両片思いのジレジレ感!!( ´艸`)

300ページもあり、大変ボリュームのある一作。じっくり腰を据えて読むことをお勧めします。多分、家事や作業の合間合間に読んだりすると、面白さが半減しちゃう気がします…。

内容としては、高校生での出会いから28才という現在までの、長い長い両片思いを丁寧に追ってというもの。受けと攻めの両視点で進むので、両片思いのジレジレ感を堪能出来ます。
更に受けの、自殺と思われていた両親の死の真相を二人で追う…

4

愛の奴隷になりました 小説

李丘那岐  金ひかる 

口では奴隷と言いつつも?

メイン二人の高校時代〜28歳までの付き合いを時系列順に描く物語。
表紙絵の雰囲気から昔の作品の新装版かと思いきや、新作でした。

あらすじ:
お坊っちゃん高校に特待生として入学した雪景(受け)と、政治家の長男の翔一郎(攻め)。
正反対の二人は衝突しながらも次第に互いに惹かれ合うように。
高校卒業間近のある日、翔一郎は雪景を抱き、お詫びに彼の「奴隷」となることに…

建前上は「ご主人…

6

POLLINATION(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

ラストシーンが印象的

「WEED」「FLOWER」に続くシリーズ三部作の第三作です。評価は「中立」…も、違う気がするのですが、萌えたかどうかで言うと全く萌えなかったので「中立」で。

今作「POLLINATION」まで読んで、前二作は今作のためのプロローグだったのかなと思いました。谷脇がどういう男で(どういうクズで)、なぜ佑哉に固執するのか、若宮とどんな過去があったのか――その辺を整理しておくための存在だったのかも…

7

仕切り直しの初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

やんちゃな節操なし男に恋してしまったら…

『三十二番目の初恋』の続編でスピンオフ。

前作の主人公 想の後輩 陽平の物語です。
弟分として可愛がっていたのですが、想に似てまじめで頑張り屋だけど冷めた性格です。
恋にも夢中になったり我を忘れるようなことなく何でも淡々とやり過ごすという感じ。
相手の美容師店長 仁科は腕はいいけれど男女手当たり次第に食ってしまう節操なしという評判。

陽平は店長に酔ったはずみにうっかり押し倒され、…

4

三十二番目の初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

いい恋をして成長していく主人公たちを見るのが好き

ずいぶん前にはじめて読んでからたまに読み返したくなる作品です。
頑張ってるのに報われない子がいい相手に出会えて幸せになって行くというストーリーは気分が落ちているときに励まされます。

すごくいい子なのに自己評価の低い健気な子です。
何かよくないことが起きるとみんな自分のせいにして誰も責めない。
それをわかっていて利用しようとする良からぬ輩の都合のいいカモなんです。

美容院を共…

3

相合い傘で子育て中 小説

雨月夜道  金ひかる 

無表情·不器用·可愛い·照れ屋…萌えどころ満載!

以前から気になっていた作家さんで、前作シリーズ2冊を購入していながら未読のままだったので、初読み作家さんでした。

私自身、現代以外のお話を読んだことがなかったので、どういうものなのか気になっていながら時代小説に手を出せないでいたので、今正直に思うことは「もっと早くに勇気を出せばよかった…!」です。
それくらい、最初の数ページで世界観に魅入られ、現代じゃないからこその葛藤や言葉回しが新鮮で、…

6

泣かない美人 小説

菅野彰  金ひかる 

メインは脇キャラとのすれ違い愛?

あらすじ:
高級百貨店の外商部から企画部に左遷された隼人(攻め)。
仕事で訪れた城下町で、絶品の日本酒を作る杜氏見習い・要(受け)と出会うも、なかなか企画を呑んでもらえず…

やり手の外商だった隼人ですが、客の妻に言いがかりをつけられ左遷される羽目に。
寂しげな彼女につけこみ思わせぶりな態度をとったことは事実で、過去にもそうした営業スタイルで商品を売っていた隼人。
そんな彼が、嘘やお世…

7

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

再読すると印象変わりそうな気がしました

作者買い。
砂原先生のお話好きなんですけど、
今回は可もなく不可もなくだったかな…。
今まで読んだのは、必ずと言っていい程どこかで1シーンは読んでるこっちが泣いちゃうようなシーンがあったんですが、今回はなかったです。
設定も好きだし、攻めの黒石も好きだったんですけど、
全体的にさらーっと読めてしまったので、
再読したら、初読みよりも想像が広がって深読みして、
また印象が変わるのかな?…

1

相合い傘で子育て中 小説

雨月夜道  金ひかる 

成長する清二のイラストは必見です

イラスト買いです。
多分、この作者さんの作品は、同じく金先生のイラスト買いで以前に1作読んだはず。

大正時代設定の身分違い物です。
口減らしのため人買いに売られた少年が、雨の中車にひかれて死にかけているのを周りの野次馬がただ見殺しにしている中、助けの手を差しのべたのは、、、

小説家の是清と、是清に拾われた子どもの清二、そして是清が兄に託されて育てている甥の伊織の三人での暮らし。

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