金ひかるさんのレビュー一覧

愛の一筆書き 小説

名倉和希  金ひかる 

好きな設定のはずなのに。

執着攻め大好物で男前受け大好きなのに、全然ダメでした。
攻めは日常生活のスキルが無さすぎ。
勘違いから受けを強姦まがいなことをしちゃうんですけど、ん~、友人に相談したり...、なんか女々しいのかヘタレとも言いたくなくて、途中からもう無理だな、ごめんなさいって思いしかなかったです。
周りに誰かいないと生きていけないのかって言いたくなっちゃう攻めと、受けはそれが本当にやりたいことなのって聞きたく…

1

チョコレートのように 小説

ひちわゆか  金ひかる 

エロかった、絵もきれいだったのに、名作劇場に萌え半減

言葉攻めで玩具もあって、無理矢理だったり、じらされたり。どう考えてもオジサンな梶本にいいようにされて、気付いたら受け様は見た目も洗練されて、最初の目的だった仕事も手に入れられた..ってシンデレラみたいなお話でした。
チョコレート好きで、タバコは吸わない、酒もやらない、動物に優しいまではよかったんですよ。
世界名作劇場の辺りって必要だったんでしょうか。有名アニメ観て泣いたとか、主任やってる人間と…

1

青くて、甘い 小説

ひのもとうみ  金ひかる 

包容力攻

これもネタバレということになるのでしょうか、作者様が後書きで書いておられました。
「常々、「包容力攻」を書きたいと思っているが~ただの弱気でふわっとしたダメ男という…」

恋愛経験値どころか、友達すらいなかった充彦は、修平のことを最初は包容力のある、大人の優しい人だと思って少しづつ心を開いていきます。
修平もそんなウブな充彦に特別な興味を惹かれてはいるのですが、充彦の修平に対する気持ちが、…

4

スリーピング・クール・ビューティ 小説

鳥谷しず  金ひかる 

カラーイラストが素敵でした

「萌え」と「中立」の間くらいでしょうか。前半は、う~んって感じだったのですが、後半は楽しめました。

大好きな作家さんですが、前半は投稿作だったらしく、どうしても短いだけに芯が入っていないような印象を受けました。
官僚×新米弁護士という組み合わせですが、この攻めキャラの官僚が非常に口が悪く…粗野で下品な口の悪さでなく、理屈の通った冷徹な感じの口の悪さです。
それでどちらかというと気の弱いタ…

1

青くて、甘い 小説

ひのもとうみ  金ひかる 

自分期待値が高かった為

どんぴしゃりだと思い込んでしまった自分が一番悪いのですが、
『ひのもとうみ』さんの作品が今まで全部ハズレが無かったもので、
すごく期待値を高くして読みましたところ・・・

ざんねん。もうひとつ足りず。

攻めがぐだぐだ~。

これまでの作品でも『ひのもとうみ』さんの攻めはぼやかし気味で受けへの気持ちがはっきりしないしない感じが多いイメージでした。
この小説の攻めは特にぐだぐだして…

3

落花流水の如く 諸行無常というけれど (2) 小説

谷崎泉  金ひかる 

絶食系受け

谷崎作品の受けって、なぜか恋愛小説の主人公にしてはお世辞にも恋愛体質とはいえない人が多い。仕事をさせればとても真面目で優秀、家族や仲間、友人なんかもそれなりに大切にしてて、別に薄情というわけでもない。でもその人生において、恋愛の優先順位はとても低い。仕事面で遺憾なく発揮されるすぐれた頭脳も色恋沙汰には切れ味鈍く、他人が自分に向けてくる好意に疎いし、自分自身の相手に対する感情もいまひとつつかめてな…

0

諸行無常というけれど 小説

谷崎泉  金ひかる 

それなりに面白いが、作者への期待値未満。

谷崎作品は好んで読んではいるものの、
これはできの悪い「しあわせにできる」みたいで
残念ながらいまひとつだった。

傲岸不遜な金持ちの御曹司で外交官の一之瀬と、
綺麗で有能ながら、何とも運に恵まれない朽木。
高校の同級生だった彼らが同窓会で再会したのだが……

一巻は恋愛って感じはない。
強姦で始まってとりあえず体はつなぎ、
心も繋がる予感……みたいなところまで。

一之瀬…

1

恋を知る 小説

月村奎  金ひかる 

もう少し読みたかった

あらすじ集を読んでいる感じでした。短編集だとよく見ず買ってしまったので、ひとつずつのお話をそれぞれ一冊丸ごとで読めたらもっと満足度が高かったかなと思います。回想、独白に展開が詰め込まれているので駆け足でさらっと終わってしまいました。
どのカップルも似たような読後感でしたが、どれも雰囲気は悪くなかったのでプラス。この二人をもっと読みたいのにとヤキモキはしましたが…。
不完全燃焼感も短編集なら止む…

1

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

そのままの君でいてほしい

BLCDと合わせてみると更に好きになった作品です。
砂原先生は個人的に好きな作家なんですが、数多く出されている作品の中でも
この小説は印象深い話で大好きです。

ホストという職業をしながら二人の距離が縮んでいくんですが、
復讐するというほのぐらい受けの目的があるわけで
途中はらはらする場面が幾度も訪れます。
受けのことをいじめてくる先輩ホストもいてむかむかするし、
寡黙な攻めの考え…

1

ビューティフル・サンデー 小説

雪代鞠絵  金ひかる 

第三の男

実は健気受けはあまり好みじゃなく、今まで設定がヤクザとかファンタジーじゃないと読んでこなかったので、こちらの作品は普通の日常が舞台っぽいし、どうしようかなーと迷ってましたが、思いきって購入して良かったです!

良かった点は主に三つ。

一つ目は、序盤、恭輔の小鳩に対する冷たさ具合。
いや、酷いし大人気ないなぁーと思いますが、元々小鳩は恭輔の弱味を盾に付き合いを強要している訳だし、恭輔は恭…

1
PAGE TOP