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御堂なな子 金ひかる
雀影
私の場合、小説本は基本的には作者買いですが「イラスト:金ひかる」とあると、未知の作家さんの本にも手を出すことがあって、これもそんな絵師買いでチャレンジした作品。 お話は、血の繋がっていない娘と二人暮らしの設計士さんが、娘の思い人(と思いこんでいる)年下のエリート銀行マンに求愛されて、ジタバタするお話。 ストーリーそのものは家族愛とか仕事に対するプライドとか、もちろん主人公たちの恋愛の進み方…
六青みつみ 金ひかる
薄雲
ネタバレ
光の螺旋シリーズ5作目 前回あんまりな目に遭いまくったリーンですが、今回は身体に寄生された蠱蟲を取り除くため、カイルとともに源初の大陸へと旅立つ、というところからお話が展開します。 で、前回アトラムがちらっとリーンが初恋の女性に似ている的なことを言ってた時点で、あぁ、リーンはこりゃあれだな……と思った通り、ふた開けばお決まり展開。 もう、このあまりに見え見えな展開にも、なぜか萌え。 予…
光の螺旋シリーズ4作目。 前回あんなラストで、これで幸せにしてあげないとかだったら、もう完全に鬼だよね、と思いつつ読んだものの、ぎりぎりまでヤキモキどきどきハラハラさせられました。 またいつどこでカレスが酷い目にあうのかな、そろそろかな……とか。 そんなのは杞憂で、ひたすら優しいお話でした。 タイトル通り、緑の日々です。 ガルドランの故郷ルドワイヤに、連れ去られるようにしてやってきた…
光の螺旋シリーズ3作目。 こちらもシリーズ読んでなくても問題ないですが、読んでたらより一層楽しめる、くらいのお話になってます。 内容を端的に言うと、どうしようもない鈍感でデリカシーのない男を、長い間ずーっとずーっとずーっと慕い続けて、漸くその恋心に気づいたときには、すっかり別の男に取られてた、というどうしようもない切なさ満開の話。 そして健気受率の高い六青さんにしては、今回のカレスは珍し…
光の螺旋シリーズ2作目。 シリーズといっても別の国のお話なので、前作読んでなくても問題ありません。 六青さんを語る上で外せないのは、受が徹底的に酷い目に遭いまくるというのがデフォなので、おさえとかないと読んだ後で詐欺かっ!?ってなる。 アラブの王族とかに見初められて、いやよいやよも……な展開でなく、ガチで受が嫌がり助けも来なければ王子様も来ない、かりに来たとしてもヘタレな上に登場が遅すぎて大…
佐々木禎子 金ひかる
カボチャ
真相が序盤から気付いてしまうところ、やや無理がある展開がすごくもったいないのですが、登場人物が全員魅力的! 攻めの孝之は、かれこれ五年も歩に片思いをしていて最初から歩への愛を隠そうともせずオープン。いつも飄々とした態度でセクハラまがいのスキンシップをしている。 受けの歩は、年々悪化している孝之のスキンシップに辟易しているが本気で嫌がってはいない。 歩が誰かと肉体関係にあるという誤解か…
秀香穂里 金ひかる
snowblack
皆さん、ネタバレ帯に触れていらっしゃるんですが、 幸か不幸か、カバーのかかった借り本、 予備知識もなく帯も見ないで読みました。 最初の方は、かなり好みだったんですが…… 新宿は歌舞伎町、美形で優秀な不動産会社勤務の森里は 常に何事にも心動かされず、クールに淡々と生きている。 そんな彼がある日、30円で買ってくれという男・敷島を拾う。 そんなちょっとキャッチーな始まりなのだ…
木原音瀬 金ひかる
雲絶間姫
ずっと読みたいと思っていた3部作の完結編。ようやく手に入りました。 前作「FLOWER」で松本を失って、おそらく人生で初めて、後悔の涙を流したはずの谷脇だけど、改心という言葉は彼の辞書には存在しなかった。性懲りもなく、医師の特権を濫用して自分の患者に手をつける。それも15歳の高校生。どこか松本に似た面影の彼、佑哉には自閉症があり、独自のルールに沿って構築された強固な内面世界は他人を容易に受け付…
siragiku
血の繋がらない娘と暮らす怜司は32歳。美人なパパさん。 彼に一目ぼれして、告白してきたのは、先日娘に紹介された料理学校の友人 直哉だった。直哉は銀行のエリートイケメン。しかも料理上手。 娘か恋する相手の可能性大。 怜司は 娘との三角関係を恐れながらも、直哉に惹かれていく。 不思議な三角関係(?)と、仕事の方では怜司を逆恨みする上司の帰還で、 トラブル続き。テンポよく次々と展開してい…
たけうちりうと 金ひかる
甘食
最近ちょっとはまっているたけうちさんの作品です。ボディガードシリーズでも「英国人ジョークまわりくどいよ(笑)」と思ったりもしましたが不思議とクセになる独特の作風の作家さんです。13年前の作品ですが、めぐりめぐって新鮮というかメチャ泣きしてしまいました。 とはいえBLの様式美としてはダメなのかもしれません。素敵英国人の攻め様よりも当て馬の日本人の方が魅力的に書かれているのですから。タイトルも「…