犬飼ののさんのレビュー一覧

裏切りの薔薇 小説

犬飼のの  Ciel 

欧風歴史モノ風。冒険盛りだくさんのストーリー。

この作品をきっかけに、犬飼ののさんを好きになりました!

恋愛ものというよりは、政治がからんだ息をつかせぬストーリー展開で、最後までドキドキハラハラしながら読みました。

政治優先なので、主人公カップルは最初は陰謀から始まって、途中むちゃくちゃにすれ違い、内心惹かれあうものの、両思いで出来上がるのはもう最後です。
(成立するまえから淫靡でエッチなシーンは色々ありますが)

中世~近世…

2

華族花嫁の正しい飼い方 小説

犬飼のの  つくだ仁南 

Mっ子の一人称!すごく変な感じが妙にツボ…

受けの子の一人称で話が進みます。
最初は登場人物の中で一番常識的な子に思えたのですが、読んでる途中から、何だか変だな変だなと思えてきて…。

最後まで読んで、「あ、この子根っからMっ子だった」と気づいて、最初から読み直したら、印象が全然違いました。

ご主人様と奴隷っていうのは、私には共感できない関係なので、
奴隷である語り手の感覚に違和感がありまくり、その違和感が妙にクセになったとい…

1

絶対恋奴 小説

犬飼のの  タカツキノボル 

や、病んでる…

作者さんが好きで読みました。
でも病みすぎて、この話は萌えられませんでした。
最後まで読めない展開で、読んでいて面白いといえば面白かったです。

受けの子がとにかくイタい。
攻め(1)が朴念仁すぎ。
攻め(2)が一番まともで行動力がある。のかなぁ…?インモラルだけど。

受けは、高慢でピーキーでナイーブなおぼっちゃま。
お世話係の攻めが好きなのに、答えてもらえないので自棄を起こし…

0

料理男子の愛情レシピ 小説

犬飼のの  香林セージ 

日常を舞台にした恋愛モノ。家族とか、ゲイなこととか…

ゲイの料理講師である受け。
ノンケでさわやかな男前会社員(料理教室の生徒)の攻め。
という社会人2人でした。

「好みだけどノンケ無理だろ」と思っていたところから、
だんだん近づいて、付き合いだす。
何回かの料理デートを介して互いの理解が深まっていく。

その恋愛の段階がすごく良かったです。

付合いはじめる前に、そろそろ探り合いながら、
最初に思い切って手を伸ばして恋愛を始…

3

不夜城のシンデレラ 小説

犬飼のの  タカツキノボル 

一筋縄で行かない2人の楽しい?コンゲーム

親の再婚で一時的に義兄弟だった2人の再会モノ。

どちらも一筋縄で行かない同士の駆け引き・だまし合いが
最後まで美味しかったです。

カリスマホストのお兄ちゃん(受け)とハリウッド俳優の弟(攻め)で、
札束の飛び交う景気よく超ゴージャスな設定。

お兄ちゃんは、美人で、男前で、情にあつく、弟分ホストに慕われている。
でも弟にひそかなコンプレックスを持っている。

弟は、ハリウ…

2

そして蝶は花と燃ゆ 小説

犬飼のの  Ciel 

いいなぁ、シリアス博徒モノ…。

受けの心情が、しっとり艶やかに描かれていて萌えました。
淡く切ない初恋、博徒としての運命を受け入れるまでの葛藤…。

強いようで脆い部分もある、攻めの苦しみも良かったです。

殺し・刃傷沙汰・凌辱シーンがあって、暗いトーンですが、
そのうえにキラめくような恋情・執着の数々。

受けは高校生ですが、すごく大人だと思いました。
普通の高校生として生きたいのに、親を殺されて、待ったなし…

1

蝶よりも 華よりも 小説

犬飼のの   

心がモヨモヨ、SF遊郭

作者さんが好きで読んでみました。

モヨモヨ悩むカップル。
不器用で融通が利かないので、しなくていいでしょうという苦労をやたらしてしまうという…。

SFで、ちょっと暗い世界観でした。
社会構造がこうで貧富の差がこうだとか、女性が少なくなっているとか、遊郭はこういうシステムだとか、設定の説明が色々あります。
そういうのが好きな人は楽しめると思います。

この作者さんの作品の中では…

0

嘘つき同士 小説

犬飼のの  四阿屋晴 

楽しく読めたラブコメファンタジー

途中ヤキモキして、最後はHappy。
性格良しのカップルで、とても楽しめました。
同じ作者さんの話の中では、軽め甘めな方だと思いました。

受けは王女の身代わりを引き受けた庶民の青年。
可憐な容姿、行動はやんちゃながら、心はまっすぐ男らしく、ポジティブ。

攻めは正統派の貴人でちょっと不器用だけど、こっちもとてもいい人。

ただし最初のHはうっかりムリヤリでした。
(攻めがすぐ…

1

蜜毒の罠 薔薇の王と危険な恋人 小説

犬飼のの  國沢智 

泣きました〜

「〜薔薇の宿命」シリーズのスピンオフ第二弾です!
今作はメインカプの息子、馨のお話です。
今まで出て来たキャラもほぼ総出演。
肝心の馨のお相手は「焦がれ舞う〜」で会話に出てきたあの子です!
個人的にそうだといいな〜と思っていたので、本屋で狂喜乱舞しました(笑)
扉絵まで見た時点でかなりテンションが上がってしまい、読む前にハードルあげちゃったかな…と思ったのですが、心配いりませんでした。

7

ブライト・プリズン 学園の禁じられた蜜事 小説

犬飼のの   

スルメ本

読めば読むほどハマっていきます。
自分はかなり速読でバーっと読んじゃう方なのですが、この本は設定が凝っていて、人間関係も複雑だし、それだとだと上っ面しかつかめないんですね。
で、もう一回読み直すと
「あれ?あそこってどういう設定だっけ?」
とか、「あの時のあの人の感情表現をもっと深く掴みたい。」
ってなって、結果的に何度も何度も読み返してます。
伏線もいっぱいありそうだし、色々妄想して…

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