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気鋭の著者、Charaレーベル初登場! ! 最強の恐竜・Tレックスの遺伝子を告ぐ暴君×特異体質の青年の恐竜学園戦記! !
さすが犬飼さん!エロが多めなんですがちゃんと読ませる所もあり、甘々になるのかな~と思ったら最後はシリアスもありで良かったです。
恐竜vs恐竜対決なんかもあって、ちょっと痛い表現(怪我)もあるので苦手な方は注意!!
そして笠井さんのイラストがまた綺麗で、相変わらずエロくて素敵でした。1ページだけですが恐竜(ヴェロキラプトル)のイラストも書かれています。
あとがきで作者さんも書かれてますが表紙が攻めの口の中にいる受けという珍しいのも印象的でした。
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沢木潤は動物の心の声が聞こえるため、肉が食べられずベジタリアンとして育ちます。
高校に行く途中猫を助けようとしてリムジンに轢かれてしまう。その車に乗っていたのが傲慢で俺様な竜嵜可畏だった。死にそうになった潤を可畏は自分の希少な血で助ける。
潤が目を覚ますとリムジンのシーツの上で何故か全裸。「お前は俺の餌だ」と可畏に強引に愛撫される中、可畏の『一緒にいたい・・・』という悲痛な心の叫びが聞こえてきて・・・。
次の日学校に行く途中で竜泉学院の生徒達が目の前に現れる。その生徒達の影はなんと恐竜だった!!「会長が会いたがっている」と言い無理やり潤は竜泉学院につれていかれる。
そこにいたのは生徒会長の可畏で、なんとT・レックスの遺伝子を持つ竜人だった!
可畏に助けてもらった時に与えられた血の影響で恐竜の影が見えるようになった潤。その場で無理やり媚薬を塗られ体を開かれてしまう・・でも可畏からまたあの心の声が聞こえてきて。
潤は寮に入る。そして毎日キスやセックス。貸切映画館でのプレイや、潤がどんどんほだされて甘々になるのかな~と思ってたらやっぱり犬飼さん。最後シリアス展開でした。
最後の方は可畏の心の叫びの原因になった親・兄弟たちが係ってきます。
恐竜vs恐竜も出てきます。ファンタジー色強いですが私は、せつなかったり、対決の時はどうなるのとドキドキしたりして良かったです。
最後の方はタイトル通りだと思います。神評価で☆
大好きな作家さんの恐竜BLです。
序盤から流血があったり、攻の可畏が受の潤を殴ったり(攻の受に対する暴力は個人的には地雷なのですが、、、)とアララな場面もあるのですが、全体的にとても面白かったです。
分類すると現代ファンタジー&学園ハーレムでしょうか。
可畏を含め恐竜の遺伝子と能力を持つ者たち、そして可畏の血を得たことで恐竜の影を見抜くことができるようになった潤。
世界観もきちんと作り込んであるので、安心して違和感なく愉しめました。
可畏は一見本当に暴君で自己中な言動などあるのですが、
かなり最初の頃から「一緒にいたい……」と潤に対して切ない想いを寄せます。ツンデレです。紛うかたなきツンデレです。
そしてやむを得ない理由から潤を殺すようヴェロキラたちに命じますが、その後可畏は激しく後悔します。
そして「潤の死体」を捨てた井戸に向かい、
暗い場所が苦手なのに井戸の中に入って潤の無事を確かめずにいられなかったところとか、直球の甘さではないのですが、行動でその純粋な本心が雄弁に語られます。そして想いを確かめ合うHシーンも甘く、可畏はとうとう潤を守るためーー潤を最も大切な者だと自覚してある決断をします。
ところで、可畏の気持ちに添えるよう、潤が死なないようきちんと計らっていたヴェロキラたちの行動も心憎いです。
この井戸のシーンもとても良かったのですが、
エレベーターのシーンもお気に入りです。
可畏のトラウマによる恐怖感・殺意と潤への想いの葛藤。
混乱する頭でグルグル思考が巡って--潤を危険な者だと思いながら
その温もりにすがらずにはいられない可畏が、何とも言えず切ないのです!!
Hシーンも多めで、美麗イラストと相俟って(特に口絵の二枚目は構図も良くて絶品のエロさですし、あんまりBLらしく見えないな、と思っていた表紙も帯を取ると実はすごいことになっています)、そういう意味でもとても満足でした。
それと潤が作る食べ物がとっっってもおいしそうで!
この物語ではカボチャのポタージュとアボカドのサンドイッチの描写で、お腹がすきました(笑)
ツンデレ系暴君な攻と切ない物語が好きな方にお勧めです。
ファンタジーや学園物が好きな方にも。
これが電子になるのをずっと待ってました!(笑)
自分の中のBLの守備範囲が東京ドーム17個分くらい広くなってる事を実感した一冊。
インスピレーション的に『これ絶対読みたい・・!』と、新たなスタンドに足を踏み入れてしました。ドーム18個目に突入か・・
前々から好きな作家様ではあったんですが、この強烈な陵辱モノの匂いに完全に嗅覚ヤられました。
こういう陵辱モノの一番大事なとこは・・純愛だって事なんですよ・・!
腐ってもBL!やっぱり一途が一番!
そこをさらりとマークしつつ、最強且つ最恐Tレックス様のネガな部分を感じ取って、それを叶えてあげようとする受けが、涙ぐましいv
かわいい!このCPかわいいよ〜v
続刊もとっくに出てるけど・・家庭にBLを持ち込めない立場なので・・必死に我慢です;はよ!電子!はよ!
好きな奴になら、何されたって許せる。
だってホントに、わかってあがられるのはオレだけだから。
でも、ちょっとでいいから、オレにも恋人にするみたいに優しくしてくれたら嬉しい。
凶暴濃厚エロの中で育てるピュアな恋。
この設定にヤられない人はいない筈・・
これで新たなフィールドに立てるか、新たな壁にぶちあたるか・・
万人にお勧め出来ないのが本当に残念・・!
でも、痛かろうが陵辱だろうが人前だろうが、一途なんです。大好きなんです;そこが泣ける!
いやしかし。この表紙スゴ過ぎます。
これ見ただけで欲しくなりますよね・・っ
本当に残念・・BL好きな人が皆、陵辱もの好きだったらいいのに(笑)
こちらの作品を初めて読んだ時、私はBLビギナーでヒヨッコもヒヨッコ。
まだお尻にカラをつけてピヨピヨ言ってる状態で、今作のあまりの痛さに恐れをなしたんですよね。
肉体的な痛さもさる事ながら、主役二人の心情と言うのがサッパリ理解出来なかった・・・。
受けにこれ程の酷い仕打ちをする攻めも理解不能なら、そんな目に遭わされながら絆される受けも理解不能だったのです。
が、今回、おそるおそる読み返してみたら、なんだかとても心を打たれて・・・(´;ω;`)
これ、肉体的な痛さよりも、むしろ精神的な「痛み」の方が強い作品だったんですね。
以前は全然理解出来なかった、可畏の気持ちと言うのが手に取るように分かる・・・。
彼のあまりの痛々しい愛に、もう泣けてきちゃって。
また、今なら分かる!!
潤の愛と言うのは、全てを包み込むような母性にも似たものなんだと。
もうホント、泣けて泣けて。
この作品、読み返して本当に良かったよ!
このまま封印してたら、超損してたよ!!
まぁそんなワケで、あまりの痛さに断念された方も、すごく深くていいお話なんですよとお伝えしたくてレビューさせてもらいます。
で、超人気作でレビューもたくさんあるので、個人的に印象的な部分を書かせていただきます。
犬飼先生の作品らしく、どこか浮き世離れした世界観が面白かったりするんですよね。
竜人のみの全寮制学園に、圧倒的な力を持って学園に君臨する可畏。
そして、有無を言わさず可畏に捕らわれてきた潤。
一歩間違えばギャグになっちゃいそうな設定のオンパレードながら、不思議とリアリティを持って読ませてくれる文章がお見事です。
こういうのを才能と言うんでしょうけど。
で、最初は潤の事をエサ扱いで酷い仕打ちばかりの可畏。
彼の心情の変化に萌えて萌えて仕方無かったりする。
彼はですね、実はひどく不器用だし、とても痛々しいんですよ。
実際に酷い目に遭ってる潤よりずっと、可哀相で仕方ない。
これまでの、常に「強く」なければならなかった可畏。
一人の人間に心を許し、愛しさや優しさを感じるなんて決して自分に許せなかった。それは弱くなる事だから。
なんか、このあたりの可畏の心情が痛々しくて(´;ω;`)
何でしょうね・・・。
バカだなぁと、泣き笑いしたくなる感じ。
で、泣けてしまったのが可畏が潤の元に走るシーン。
自分のした事に愕然として、後悔どころか潤を無くすかもと言う強い恐怖に襲われる彼の姿に、ホントに泣き笑いなんですよね。
バカな男だなぁと。
でもこのシーンが好きで好きで。
潤は既に包み込むような深い愛情で、可畏への想いを受け入れてるんですよね。
で、やっとここまでしでかして、潤への自分の感情を受け入れる可畏。
本当の意味で、二人の気持ちが通じ合った瞬間なんですよ。
初めて涙を見せる潤にも、初めて自分を揺るがす気持ちを受け入れ、自身の中の愛を認める可畏にも、もうめちゃくちゃ心を動かされて・・・!!
これ、神シーンですよね。
まぁそんなワケで、とにかく萌えて萌えて仕方なかったです。
どうも以前の私と同じく、あまりの痛さに断念される方が多いみたいですが。
しかし、二人の愛が本当に素敵な作品だったのです。
泣けたよ!!
犬飼ののさんてすごいなあ。
まさか恐竜が戦う姿に萌えがあるとは想像したこともありません。
樋口さんの虫にもあり得ないと思っていたけれど、恐竜に萌える日が来ようとは…
動物の感情がわかってしまうために食すことができずベジタリアンな潤。
ある日偶然な出会いから恐竜の血を受け継ぐそれも王者の風格を纏う同じ年の高校生カイに見初められる。
見初められるといってもラブとは程遠い生餌として気に入られたと言うもの。
このカイという男、今まで見たこともないくらい俺様で傲慢で非道。その上自分以下の恐竜は支配するか餌にすると言うんです。
けれど、対する潤も決して気弱で言いなりになるタイプじゃあないところがいい。
芸能事務所からのスカウトがひっきりなしな超絶美形で儚い外見に反し意志は強くて負けてません。
やりたい放題の恐竜王をいつしか飼いならしてしまえるくらいに。
そんな潤の優しさや強さに触れながら徐々に絆されたり喜びを感じてしまう自分に焦りや罪悪感を感じたからといって部下に命じて殺させようっていう発想が行き過ぎですよ。
身内の恐竜に取られて食われるくらいなら壊してしまおうという発想は子供っぽい。
それも苦しまないよう一撃でとか死体をオレに見せるなとか条件付けるヘタレです。
側近たちが人間の感情や常識を理解し王の命令と本心の齟齬を察してくれるような賢い方でよかった。
終盤の恐竜の激突は圧巻でした。
かっこよかった。