小説

  • 水竜王を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 3

水竜王を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 3

suiryuou wo kainarase

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作水竜王を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 3

竜嵜可畏,高校生,T・レックスの遺伝子を持つ竜人
沢木潤 ,ベジタリアンの高校生,18歳

同時収録作品水竜王を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ(3)

王束蛟,スピノサウルスの水竜人,18
沢木潤 ,ベジタリアンの高校生,18歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

暴君竜の可畏が嫉妬で暴走!!潤の親友を手にかけて姿を消した──!?
呆然とする潤の前に現れたのは、兄弟校、彗星学園の生徒会長・蛟!!
地上最大の両棲恐竜スピノサウルス一族の長だ。水竜人の弟妹を可愛がる蛟は、
優しく世話焼きで可畏より遥かに人間くさい。しかも暴君竜を少しも恐れず潤を口説いてきて!?
凶暴な本能に支配された可畏を信じ続けられるのか──二人の愛と絆が試される!?

作品情報

作品名
水竜王を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 3
著者
犬飼のの 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
暴君竜を飼いならせ
発売日
ISBN
9784199008443
4.3

(140)

(82)

萌々

(29)

(22)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
14
得点
596
評価数
140
平均
4.3 / 5
神率
58.6%

レビュー投稿数14

水竜王を飼いならせ

暴君竜シリーズ【水竜王を飼いならせ】3巻から登場、スピノサウルス竜人、汪束蛟。1巻2巻と同じく《主》は潤と可畏です♡しかし中盤は蛟の恋物語を見ていた気がいたします。潤に対して発する蛟の言葉が切なく心を動かされました。『可畏よりも先に出会いたかった』←切なすぎます(T ^ T)優しく魅力的で応援したくなるくらい蛟に対して好感を持ちました‼︎潤の友人、森脇が可畏に襲われ・・・!?と、様々な人物が複雑に絡んでいきます。また蛟は特殊な…特殊なことができてしまいます!今までずっと◯◯いたのかと思うと彼らのことなのにドキドキしました///そして潤の母に今の関係について話をすることになります・・・。

9

暴君竜 V.S. 水竜 そして襲い受け潤

今回も潤は男前でした。
血と暴力には慣れないけれど竜の飼い慣らし術が徐々に上達してきたみたいです。
でもまだまだ竜人のことを理解しきれてなかったり
人間の常識からは看過できない出来事があり、信じきれないとこあるんでしょうね。
そんな心の隙間に横恋慕され騙されちゃうわけですが、
最後は雨降って地かたまるって感じでしょうか。

消えゆく種の未来が不憫で哀れでした。

可畏パパの執念
若い嫁貰った年の差カップルの悩みのようで切実でした。
科学者としての好奇心のほかに愛も感じました。
マッドサイエンティストの能力の限りを尽くしてきっと叶えそう、自分の野望も蛟の希望も。
でもこの人信用できないから不安です。

戦闘シーンの絵もすごかった。
笠井さんてすごい、恐竜大百科みたいな絵も描けるなんて。
迫力あって写実的でかっこよかったです。

陸と海と空の竜が揃ったから、これで終わるのかな。
別の恐竜で新たな物語が続くかな。
続くといいな。
潤の新たに身についた能力もあるし、可畏の異母兄弟もできそうだし。

最後のエッチシーンは潤の襲い受けで愛が溢れていました。
健気に頑張ってるところがよかった。

蛟のその後も知りたい、と思ったら小説chara vol.35でお目にかかれるそうでそちらも楽しみです。

6

異種族間の愛と暴君竜の更なる成長

もともと好きなシリーズですが、今巻も面白かったです!!!
今回は新たにスピノサウルスが出てきました。

暴君竜シリーズでは攻めの可畏の暴力シーンが好みの分かれ目になってる部分もあるかと思います。
今回も生き餌達のちょっとしたミスで可畏が生き餌たちに暴力を振るいます。
それに抵抗感を感じる潤。それは勿論人間としては真っ当な感覚です。
ですが、竜人には竜人の常識があって、人間の常識とは違うと生き餌たちに諭され、
潤は可畏に歩み寄ります。
この生き餌達の反論は人間の痛いところを的確に突いています。
可畏は可畏で、潤やその家族・友人への配慮を示すなど、
お互いの価値観を押しつけ合うことなく(最初は押しつけてるかもですが笑)、
快適な距離を保てるよう気遣うところがこのシリーズの魅力の一つだよなぁと思います。

今巻では潤の前の学校の友人たちも登場します。
特に森脇は可畏に対して挑発する物言いが多いのに可畏はちゃんと我慢します。
生き餌達に対する態度と人間に対する態度をきちんと分けているあたり、
可畏の成長が感じられます!
実は完全に我慢しきれたわけではないのですが、その辺は本編で・・・。
成長と言えば、最後の方のリアムや蛟に対する可畏の考え方に至っては、
ビックリするほど名君な感じになってました。

スピノサウルスの蛟は一族の長として哀しい宿命を負っています。
絶望の中に一条の光(潤)を見出して、過ちを犯してしまうところが一番切なかったところです・・・・・・。
それになんといっても海に潜む巨大生物っていうのはやっぱり浪漫があります!
毎回そうですが、読後に恐竜映画を観たくなります(笑)

中盤では言わずもがなの大迫力の戦闘シーン、T・レックスVSスピノサウルス!!
挿絵もあってとても良かったですが、できれば海に落ちた可畏や、空を飛んで潤を保護するリアムなどもちょっと絵で見たかったです。

お待ちかねのエッチシーンはラブラブで潤が積極的でした。
可畏に対する愛を再確認したからというのもあるかもしれません。
しかしなんと言っても萌えたのは、ちょっとネタバレになりますが
潤がいない間、可畏が不眠不休で探し回ってたところです。
そんな風に深い愛情を示されたら潤も積極的になりますがな!
一番萌えたのは戦闘で疲弊しきった可畏が眠りにつく前に
潤が自分から離れないようにしたあることでした!!!
ネコパンチでじゃれあってるのもすごくかわいかった!

そして。ひょっとしたら一番好きなキャラかもしれないクリス。
今回もしょっぱなから頭のネジが2~3本吹っ飛び気味で我が道を快走します。
利害が一致していれば心強い味方なので、今回はイイヤツ・・・だったかな?

というわけで、恐竜好きな方、情熱的な攻めが好きな方、ちょっとイカれた科学者が好きな方、一風変わったBLが読みたいという方、などなどにこのシリーズをオススメします!

5

また読み返したいです♪

大好きなシリーズなので嬉しいです!

少しせつない内容で、また竜人の常識と、人間の常識とで可畏と潤がもやもや・・・。
そして、水竜と事はおこります~。
世話焼きで人間くさい水竜が、せっせと潤の世話をしててそんな生活風景もなんだか良かったなぁ~。

展開も良くて、きっとまた読み返す作品です。
もちろん、甘い甘い場面もしっかり満足です(●^o^●)

3

当て馬が水竜!

暴君竜を飼いならせシリーズの3冊目です。
攻め様がティラノサウルス・レックスの竜人で受けちゃんがベジタリアンで人間、今回登場したのが水陸両生のスピノサウルス!
前作に引き続き、か弱い人間の潤にもろもろ懸念や試練が襲い掛かります。
もって生まれた優しさと可畏からもらったちょっと変わった肉体と愛情で頑張る姿が健気かつエロくて最高です。
そして可畏ですが、落ち着け可畏!やりすぎるぞ可畏!そんな姿がかわいいぞ可畏!
潤と可畏、違いや困難があろうともお互いもうすでになくてはならない存在であることに気づく愛深い一冊でした。
出てくる竜人も多種多様になってきて、生物的な楽しみ方も出てきました。思わずどんな恐竜か思わず調べてしまいます。

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP