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暴君竜シリーズ7作目にして、2ヶ月連続刊行の第一弾になります。
完全な続きものなので、ご注意下さい。
で、丸々一冊ご褒美ターンだった前作と比べ、今回は一気にシリアスモード。
いや、あらすじをチェックしながら「二人の絆を揺るがす史上最大の試練」ってヤダなぁと、ドキドキしてたんですよね。
そしたら、まさかこう来るか!と言う試練でして。
もう、二人の絆は絶対揺るがないと安心しきっていただけに、とんでもない方向から飛んできた変化球に、すっっごいダメージですよ。
潤の、可畏や双子達に対する愛情自体を利用するなんて、なんて卑怯なの。
このクソ野郎!てなもんですよ。
ただ、可畏には申し訳ないけど、萌えてしまうのも事実なんですよねぇ。
だって、根っから腐ってるから。
当て馬展開も、めちゃくちゃ好きだから。
とりあえず、「ここで!?」と言う終わり方なので、辛抱強い姐さんは来月の続編を待ってから読まれた方がいいと思います。
ちなみにですね、私も来月まで待とうと思ってたんですけど、「せめてイラストだけでも見ちゃえ」と見てしまったら、もう読まずにはいられませんでした。
ミューズとして撮影してるイラストに悶絶なのですよ・・・。
素肌に毛皮(フェイクファー)を纏って螺旋階段を降りてくる潤の口絵カラーに、鼻血ものなんですよ。
で、ザックリした内容ですが、大学生となり、新しい環境や子育て、そしてモデルとしての仕事に奮闘する潤の活躍ー。
並行して、組織との対立の序盤戦って所になります。
で、今回、メインになるのは潤なんですね。
大学生となり、可畏や双子の為の栄養学の実習や、新しい友人が出来てと言ったキャンパスライフ。
そして、双子の子育てに、可畏との揺るぎない絆ー。
実は可畏ですが、組織からの出頭要請を潤に言い出せずに、自分一人で抱え込んでたんですね。
そこで、生じるスレ違い。
いやこれね、そんな可畏の普段とは違う様子に気付き、ちゃんと自分にも分かち合わせて欲しいと、真っ直ぐ語る潤が素敵なのです。
また、可畏が黙っていた本当の理由ー。
こう、なんか切ないんですよ。
そう、誰だって、愛する人には笑顔で居て欲しいんですよね。
可畏、健気だわー!
もうめちゃくちゃ健気だわー!!
で、今作での、(個人的)一番の萌え処。
実は潤のモデルデビューになるんですけど。
えーと、今回、新キャラとして潤憧れのカリスマモデル・リュシアンが初登場するんですね。
で、どこか潤に対して興味を寄せ、甘い態度で接してくるリュシアン。
そして、潤に言い寄ってるからと言うだけでなく、彼に警戒心を見せる可畏。
その中での、モデルとしての撮影。
これ、本文と挿し絵の相乗効果で、もうめちゃくちゃときめいちゃうんですよ。
本当、生き生きと撮影してる潤に萌え、イラストに悶絶しって感じで。
と、ここまでは、二人の絆に感動し、双子の可愛さに和み、華やかな世界にうっとりする。
が、ここからシリアス展開。
モデルの撮影を終え、着替えていたハズの潤が拐われ・・・と続きます。
実はここで御大登場。
そう、組織のトップで毒を操る皇帝竜、初お目見えになります。
潤が拐われた不可思議な空間。
千年も生きる皇帝竜の謎。
そして、皇帝竜が見せる、潤への執着ー。
と続きます。
ここまで、二人は辛い試練を乗り越え絆を揺るぎないものしてきたんですね。
が、皇帝竜の特殊能力により、その絆の根本的な所から潤は変えられます。
いやもう、嘘でしょ!?しか出てこない。
そして、強い絆や愛情自体を利用するツァーリ(皇帝竜)には、強い怒りが沸くのです。
いや、酷い!
めちゃくちゃ酷い!!
ただ、こういう当て馬展開って、萌えちゃうのも事実でして。
受けに言い寄る執着系の当て馬って、個人的に大好きなんですよ。
根っから腐ってて申し訳ない・・・。
そして、矛盾するようですが、二人の絆はこんな事で壊れたりしないと言うのも信じている。
だって、可畏が、これで潤を諦めるワケが無いのです。
また潤も、そんなヤワな受けでは無いのです!
まさに史上最大の試練ですが、二人は絶対乗り越えられるよ!!
と、熱く応援したい!
とりあえず、続編が一ヶ月後ですので、ジリジリ待とうと思います。
これ、一年後じゃなくて良かった。
あと、当て馬がですね、二人の強い絆の前に敗北すると言う展開までが、セットで大好きです。
次作でツァーリが「ガクッ」となるのを楽しみにしてます。
レビュー読んでたので電子セットで一気に読みました。
潤の大学での調理実習の頑張りに、親としての覚悟を感じて感動しました。でも留学生にイビられるのが気の毒でした。可畏にチクらないところが潤の良さだけど。
親子での記念撮影にホッコリしました。また潤のモデルの仕事の頑張りも素敵でした。
可畏の嫉妬はともかく、慈雨の場合は本能で危険を察知していたのではと思いました。
ツァーリのやり方は腹が立つけれど、潤に惹かれる気持ちは分かったし、永遠の時間を生きて来たからちょっと気の毒に思ってしまいました。
6巻は組織との対立を匂わせて終わりました。
組織の出頭要請を無視した可畏は、双子や潤がさらわれることを警戒して策を講じます。
潤は大学生活が始まり、慣れない中奮闘します。
また以前から準備してきた、竜嵜グループの新ブランドのモデルの仕事もいよいよ大詰めを迎えます。
大学やモデルの仕事で、新たな登場人物が潤たちに近付いてきます。はたしてその中に敵はいるのか…ドキドキしながら読み進めます。
双子たちは安定の可愛らしさです!
やっぱり子どもがいると、BLというよりも家族愛を描くという感じになりがちですね。濡れ場は一回ありますが。
さて可畏から潤に、竜人組織「フヴォースト」について、とうとう詳細が明かされますが、そのトップ「ツァーリ」についてはじめ、多くは謎に包まれている模様。
やはり組織との敵対は得策ではないと、可畏父クリスを介して、連絡を取ろうとしますが、組織から返答は来ず。
そして終盤、潤のモデルとしての撮影の日をむかえ、撮影は無事終了するも、そこで事件が起きます!
ここで双子の一人慈雨が活躍するシーンがあって、その頑張る姿が健気でキューンとさせられました。
最後は胸が締め付けられるようなシーンで終わりました。続きが気になります!
7巻はドキドキハラハラな展開で、あっという間に読了しました。
8巻はこの続きということで、可畏がどう反撃するのか、潤はどうなってしまうのか、双子の異能はさらに開花するのか、また久々に恐竜バトルはあるのか、などとても楽しみです!