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7/9(合計:85件)
miso
おぶもいもい
ネタバレ
どろどろしたやり場の無い感情、肉体的・精神的な暴力による支配。 ささくれだっているようにも安らぎがあるようにも見える篝とハルの関係は、とても歪で不思議で目が離せない危うさがありました。 やりたい放題に暴れて荒れた後のあっさりすぎるほどの幕切れが 篝の心の弱さを表しているようでとても印象的でした。 作中の至る所に散りばめられたインパクトのあるフレーズたちは その時彼らが感じた衝動や葛藤…
ちづるし
攻めにも受けにも人間としての魅力を感じませんでしたし、宮沢賢治を引用しての高尚でポエミーな雰囲気も合いませんでした。
ノブタン
濁った目をした表紙から苦手かもと思いつつ、ポエティックなタイトルがどうしても気になり購入。 結果は思春期かつ未成年の暗さと明滅する衝動をよく描けている佳作。 行動ヤバめのお坊っちゃま×言いなり美人。 真似事でも続ければ本物になると言い放つ攻めの修羅がエスカレートするに伴い、受けの修羅も顔を覗かせる。 同級生達の一歩引いてる空気感もよく表現されてて、リアリティーがありました。…
gama
misoさんの作品は鵺のなく夜にも拝読しましたが、本当に「奇才」としか表現しようがないです。この方の作品にある、不思議な空気感がとにかく好きで引き込まれます。 暴力的なはずなのに時々妙に清らかに見えたり、なんでもない言葉が突然深くえぐるような力を持っていたり、この独特の感じがなんとも言えません。 特に私がこの方の作品で特徴的なのが「余白」だと思っていて、ウィットに富んだテンポの良い会話が多い作…
えすちゃん!
この方の作品は好き嫌いハッキリ別れるなと。暴力束縛モブなどを"エモい"と感じていそうな独特のセリフの言い回しがすこし臭いな〜と感じてしまって入りこめず…。絵はすごく綺麗です。
rr2rr
空虚で透明な人間である「ハル」が、炎のような「篝」というカリスマに魅入られる1話から、加速するようにその関係性が歪んでいく展開が凄まじいです。 恋を知らない人間がその感情を例えるときに、暴力衝動のような危うさ秘めてしまう描写が美しく「星が燃え尽きて死ぬように激しく 俺のこと焼き尽くしてくれなきゃダメだ」というハルのセリフが印象的でした。 作中で篝がハルの瞳をガラスに例えた場面があります…
深瀬の嫁
1ページ目から読んですぐ思ったことは絵が少し雑だなと思いました(ごめんなさい) 読みづらくて見づらかったのが印象です。 あとストーリーがいまいちよく頭に入ってこなくて結局なんなんだ?と思うシーンが沢山ありました、、。 執着攻めとは?とほんとに思いました^^; 特にアルファとベータとオメガの関係 最後の方でそーなんだと思うような展開が多くて微妙でした それにリバ要素あってちょっと…
常闇
独特の輝きを持った作品。 かなり暴力的な描写がありますが、今にも壊れそうな危うさが堪らない味です。 表紙だけでは表紙の子が虐げられているようにすら感じますが、読めばそれだけではない狂った尊さに出会うことができます。 ひりつくような痛みがパチパチと弾けるような快感を与えてくれる作品です。 沢山のモブが出てきますが、彼らの登場により、普通の人よりは特別だという目安が分かります。ですが、それ…
あおなん
前作もそうでしたがやはり読む人を選ぶ内容の話だと思います。 常に少し影がある話ですが信仰と恋、狂愛みたいなものともまた違う主人公二人とその周りのやりとりがクセになります。 一見最初の方だけ読むとどうしてもとっつきにくい印象を受けますがこの話の中のテーマが一貫しているので意外と読みやすく、あとがきを読んだ後にもう一度読み返すとまた違った印象も受けて新鮮でした。 前作からの作者さん買いでした…
kurinn
カバー裏表紙のあらすじが長いと内容が難解ですよね。こちらの作品もそうでした。 特に篝と恒の兄弟関係が何を表現したかったのか意味不明でした。反対に春生は若さ故に周りを見て居なかっただけで分かりやすいと思いました。 兎に角、モブが多いせいかお話の焦点がハッキリしていないです。 宮澤賢治の作品を引用してましたが、上手く活かせていないようでした。 商業BLデビュー作の「鵺の啼く夜に」は評価…