高星麻子さんのレビュー一覧

妖精と夜の蜜 小説

杉原理生  高星麻子 

女子の夢と希望が詰まっとる。

大好きです、このシリーズ!

櫂の氏族と友好的な関係にある“グラ”を訪れた二人。グラの長であるユーシスに案内された先で見たのは、妖精王の卵。その卵はもう500年以上も孵ることなくそこにあるという。

櫂と律はあいも変わらず甘々でラブラブなのですが、このシリーズでは脇のカップルは悲恋である事も多いので、もしや今回も…。と恐る恐る読み進めました。
初めて会ったときから妖精王に惹かれ、500年…

3

うそつきなジェントル 小説

御堂なな子  高星麻子 

カッコイイ先生

外国のパブリックスクールが舞台のお話。けれど生徒たちのお話ではなく、日本から派遣された国語教師と、若き理事長の恋物語です。

主人公の遥人とアシュリーは遥人が留学中に知り合い恋に落ちますが、遥人はまだ15歳だった彼の未来を潰したくないと黙って帰国、大人になってから再会という再会ものです。

学校ではいろいろあって、お仕事ものと恋愛ものが混ざった感じでした。
しかし意外とあっさりしていると…

1

狐の嫁取り雨 小説

四ノ宮慶  高星麻子 

もふもふ尻尾にくるまりたい

もふもふが好きなので手に取りました。初めての作家さんです。

子供の時のいたずらによる事故で天罰として雨男になってしまった拓海(受け)がそのいたずらによって持っていた鍵を無くし力を失いつつある狛狐、佐古路(攻め)と神の怒りが解けて番になる話です。

昔からガキ大将で、でも下の子供たちの面倒をよく見る兄貴分だった拓海は、神罰のせいで雨男になり自分が楽しみにすると雨が降るので周りに迷惑を掛けな…

3

君恋ファンタスティック 小説

間之あまの  高星麻子 

自信に満ちた攻め

間之さんらしい糖度高めのお話です。

一目惚れ〜景をかばって記憶喪失〜記憶を取り戻す
といった王道な展開なので、なんとなく結末は想像できるわけですが、遼成が大らか過ぎてあまり記憶喪失の設定が生かされていない様な…。
景の方は、自分の潔癖や天性の人たらしである同性に恋をしてしまったこと、またその彼が記憶を無くしてしまったことに悩んだり苦しんだりしていました。一方の遼成は記憶を無くしても、冷静…

1

男子寮の王子様 小説

田知花千夏  高星麻子 

お姫様から王子様に

前に読んだ田知花さんのお話がとてもダークだったので、明るいものも読んでみたくて、おまけに寮ものが大好きなのでこちらを購入。
読む前は評価が低いのかしら?と思っていたのですが、読んでみたら設定、カップリングともにとても好みでした。
攻めは二面性があり、受けはワンコ系という組み合わせ。

大好きな従兄弟の後を追いかけて同じ高校に入学したのに、「うっとうしい」とフラれてしまうという出だしです。

2

君恋ファンタスティック 小説

間之あまの  高星麻子 

相変わらず甘々

人たらしなカメラマン攻めと、潔癖症の経理事務員受けの、9割いちゃいちゃ、1割切ないラブロマンスです。

社長に頼まれ、社長の甥の会社に出向して経理をすることになった受け。社長に連れられて対面を果たすのですが、初対面の時点からお互い意識しまくりです。
受けは度を越した潔癖症で、昔付き合った女性とのディープキスが気持ち悪く、その時点で恋愛はあきらめたというキャラです。
その受けの潔癖症を初対…

5

君恋ファンタスティック 小説

間之あまの  高星麻子 

甘々な記憶喪失モノ

あらすじ:
アパレルメーカーの経理担当・景(受け)は社長の頼みで、彼女の甥で有名フォトグラファーの遼成(攻め)の仕事を手伝うことに。
天然タラシで男前な遼成に惹かれていくが、ある日遼成は事故で記憶喪失に…

記憶喪失というシリアスな題材ですが、内容はいかにも間之あまのさんらしい甘々なお話。
平和すぎてやや物足りないところもありますが、男前×美人カプの仲の良い様子には大変癒やされます。

12

不器用なテレパシー 小説

月村奎  高星麻子 

遠回りしたからこそ愛は深まるんだなぁ

幼馴染みから恋へと発展した二人の王道ラブです。

颯は、本当に男前ですね。
芸能界で成功して美人で可愛い女優さんや、モデルさん、アイドルなんか(あるいは同性からも)から誘われることが多々あっただろうに、ずっと一途に諒矢だけを思い続けていたんだー。しかも、こんだけイケメンで慣れてる感じなのに、
「こういうこと全般、今日が初めてだけど」
で、キュン!でした。全般だから、DTってことですよね!…

3

旦那様の通い婚 小説

可南さらさ  高星麻子 

なんだ…ただのイチャラブか。

攻の東悟は、学生時代に友人と会社を立ち上げたうえ、頑固者で有名な鈴音の祖父源一郎からお墨付きをもらったほどの敏腕経営者。
かなりデキる男のはずなのですが、語彙がアレで大事な場面で鈍感だったりします。

以下、結構なネタバレですので、まだ読んでいなくてこれから読む予定の方はご注意を!



最初に二人が出会った時点で、赤い実はじけたということを理解し東悟の言葉の裏側を読み取れば、このス…

15

旦那様の通い婚 小説

可南さらさ  高星麻子 

全体的に駆け足気味

あらすじ:
白河財閥の跡取り・鈴音(受け・17歳)は、パーティーで出会った年上の男性・桐島東悟(攻め・30歳)に一目惚れ。
祖父の死後、鈴音の後見人となった東悟と再会するが、彼は別人のように冷たい態度で……

物語開始30ページ程度で、鈴音が後見人・東悟の「伴侶」となっている展開にまず驚き。
東悟が鈴音に養子縁組の話を持ちかけるシーンも、二人の初夜も、全てモノローグによる説明で処理されて…

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