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黒崎あつし 高星麻子
渋茶
ネタバレ
一冊通じて上司の十和田が後輩社員である颯矢の事をやたらと「能天気な馬鹿」って連呼しすぎで正直疲れたが、読み終わった後に確かにその通りだよなぁ…としか思えなくなってきた。 本当に颯矢の人物像として良くも悪くも『後先考えない能天気』な性格ってのを見事に書き切ったな、とは感じた。 何しろ、流されでもほだされでもない、理屈ゼロで何も考えずに攻めの好意をキャッチしている受けってのに初めてお目にかかったの…
M
大企業の三男坊でナルシスト気味な笠原月海。 月海の見た目の美しさに惹かれてくる女性は後を絶たず、 付き合う女性にも苦労したことがなかった。 けれど、そんな月海に突然、災難が降りかかる。 いきなり父親の大学に圧力がかかり、月海は急遽私立高校の臨時教師をやることになった。 普段、人から恨みを買うことのないように心がけている月海には、何でこんなことになったのかさっぱりわからないけれど…
麗音
高星麻子さんの絵が気に入ったので手に取りました。 もちろん黒崎あつしも大好きです。 こんなほんわかした溺愛系の話が読みたいなと思った時にはピッタリでした。 可愛い!可愛いです。 愛人だった母親が本妻に憎まれて、母亡きあと逃亡先まで追いかけてつかまって籠の鳥状態で育てられた少年 未希の初恋が叶うまでの物語。 けれど、母親が男の子でありながら男子だと相続関係で面倒に巻き込まれるこ…
黒崎あつし 御景椿
カイ
お互いがお互いを勘違いし 会話がないので、そのズレに気が付かず でも好きだから我慢し やっと最後の最後に受けの感情が爆発してハッピーエンド。 と、淡々と読んでおしまいでした。 小さい頃の受けサマの健気さとか子供ながらの思いとか 感情移入していくかなと思ってたんですが 攻めサマの気持ちがハッキリしないのと すれ違いが長すぎて、途中でもういいかなって(^^;) 最後に少し甘い…
サガン。
ルチルの全員サービスの小冊子。 小説の方が多いので結構ボリュームあります。 …正直、原作知らない作品がほとんどだったのですが、本編を読む前のお試しとしても楽しめるかもしれません。 全体的にわりと甘くて、短いお話のわりに色っぽいシーンもあったり。 そんな中で気になったものをいくつか。 「睦言レッスン」和泉桂(「七つの海より遠く」より) 唯一、原作既読の作品でした。 本編が可…
marun
「お嫁さんになりたい」から延々と続くスピンオフシリーズの6作目。 今までのシリーズの中で、1番受けになる人物が明るくて能天気で行動的でした。 タイトルから解るように受けである颯矢から攻めの信高にプロポーズする展開です。 それでも初めはイベント会社の上司である「一夜妻になれたら」の攻め役十和田に 片思いしている設定なのです。 それも片思いしていることが楽しい、もしかしたら恋人と別れて自…
黒崎あつし テクノサマタ
既刊「悩める秘書の夜のお仕事」のスピンオフ作で、前作の攻めと愛人関係だった 受けになる怜治が主役のお話です。 ちょっと意地悪でドライかと思っていた怜治ですが、実は虚勢を張った小型ワンコ。 キャンキャン吠えてるけれど、幸せな家族を一心に求めているような、 誰かに唯一無二で愛されたいと願うような寂しがり屋さんでもありました。 負けん気が強くて、なってしまったものは仕方ないと今を見つめてポ…
黒崎あつし 夏珂
ありはら
かわいらしいカバーイラストとタイトルに惹かれて買いました。 さて他の方のレビューにもありますが、 これは二人のラブストーリーというよりは 攻めさんのトラウマ+ED克服ストーリーだったのかな、と 読み終えてそういうふうに考えました。 そういう意味では、受けくんは色々気の毒だったかなあと 思わざるを得ないというか 現実の世界では、パートナーの苦しみは一緒に苦しむものだけど バー…
snowblack
A5版、154ページ、小説は三段組、 表紙は蛍光ピンクの模様にタイトルはエンボスでなかなか可愛い。 内訳は小説番外編18本、漫画番外編8本(各1P)。 『ライブがはねたら』 by 一穂ミチ「ステノグラフィカ」番外編 一穂さんのタイトル、相変わらずミュージックタイトルシリーズなんだな♪ で、ぐわははは! ライブってそういうことですかぁ?!なんて素敵。 あなたが一番誰よりも好…
「街の灯ひとつ」番外編のみのレビューです。 初鹿野が築と一緒に京都に出張した帰り道新幹線で雷雨に見舞われ、 片喰のもとへ駆けつける話。 平和に京都駅でお土産を調達し、新幹線に乗ったものの途中から鳴り出した雷鳴に 恋人の事を思っていても立ってもいられなくなる。 かつて雷に打たれた経験を持つ片喰にとっての雷は、想像を絶する恐怖だ。 新幹線の中からかけた電話にも出ない(出られない)恋…