三池ろむこさんのレビュー一覧

ミントと蜂蜜 小説

榊花月  三池ろむこ 

運命の人は……

ミントと蜂蜜(5/6)
主人公の柚葉の夢は本当にささやか。
運命の人と恋に落ちて、いつまでも幸せに暮らすこと……
けれど、そのささやかな夢がいつまでも叶わない。
柚葉はいつも、運命の人とめぐり会った時には頭の中に鐘が鳴り響くと信じていた。
見目のいい柚葉はいつも、鐘が鳴り響くたびに告白し、付き合い始めるのだが、次第にこの人が運命の人じゃないんじゃないかと思い始めて、別れてしまうということ…

0

トイチの男 小説

玄上八絹  三池ろむこ 

スーパー鶴

タイトルはルチルさまの限定小冊子から。
可愛くて可愛くて、何度も読み返してしまう作品です。

思わぬ拾い物をしてしまった質屋の悠。
悠に価値をマイナス1円とされた拾い物の男、茅野。
この二人のお話ですが、まぁ悠が可愛いのなんの。。。
玄上さん独特の話の展開で、モブキャラが少なく、舞台も狭いですが、キャラクターの人間性がよくわかるお話だと思います。
穏やかで代わり映えしないけれど、優し…

4

十の願い 小説

火崎勇  三池ろむこ 

一生で10の願いが叶うとしたら…到底叶う願いは10では終わらない

昔から活躍されている作家さんなのに、何故か最近になって読み始めました。リーマンや様々な職種の大人の恋愛と、自分の好き系なのに、今までに読んでいなかったのが不思議というか、もったいなかったなあと思います。

内容は、青年実業家年上攻×薄幸の美少年年下受のお話です。
攻め様とは、受け様の実家が営むタバコ屋で出会い、タバコを通じてお茶飲み友達のような関係になっていくんですけど、とてもほのぼのとした…

7

この恋、温めますか? 小説

浅見茉莉  三池ろむこ 

物語の締め括り(オチ)が面白いです。

新刊チェックで、表紙絵が気になっていました。
あらすじを読んで、ずっと迷っていましたが、
やはりコンビニで「自転車、売ってますか?」と尋ねる
世間知らずの御曹司が、コンビニでアルバイトするというのが
どうしても気になって、特典つきのいつものお店で購入しました。


読んでみると、あらすじ通りに、いや、あらすじ以上に
世間知らずというか、深窓の箱入りっぷりに楽しませて頂きました。

1

チンピラ犬とヤクザ猫 小説

神奈木智  三池ろむこ 

ライオンが一番好きだった

受は猫というより、サーベルタイガーのように凶暴で腕の立つヤクザ。
誰も信用しない人生を送ってきたが、しがないチンピラ・陽太(攻め)のあまりに毒気のないヘタレワンコ具合にすっかり絆されてしまいます。

こんな男前な藤波(受け)が、なぜこんな甘ちゃんに惚れる??と、最初は納得できませんでしたが、実は陽太はただのウザワンコではなく。
藤波に対して恋心や欲望を見せるときや、ヤクザの抗争の際など、そ…

2

チンピラ犬とヤクザ猫 小説

神奈木智  三池ろむこ 

犬に懐かれた猫

ヤクザといっても、構成員30人程度の小さなシマをまかされた組。
頭は武闘派に似合わずキレイな顔をした(それがコンプレックス)藤波。
彼が怪我をしたことで救ってくれた敵対する組の構成員でもないチンピラの陽太に好かれて、すっかりペースを見だされた藤波が紆余曲折を経て彼を側に置くことになるというお話でもあり、陽太がフラフラして決め切れなかった道について決断する物語。

この陽太、何で24歳になる…

2

チンピラ犬とヤクザ猫 小説

神奈木智  三池ろむこ 

恋で駄犬が変わる!

「チンピラ犬とヤクザ猫」なんとも心惹かれるタイトル、好きな動物が二匹も!!
そして読み始めて見れば、ヤクザ猫と言うよりも見た目は高貴な美形猫でも、
その実態は牙を磨き続けている野生の獣のイメージの受け様でした。

対する攻め様と言えば、24才にもなってなんの目的も無くチンピラになっている、
それも組から盃を貰うようなものでもなく、チンピラ以下の雑用をしてる体たらくぶり。
基本暴力が嫌い…

1

年下の高校教師 小説

秀香穂里  三池ろむこ 

大人なストーリーで

秀さんらしいお仕事ものです。
大人なストーリーで、
シリアスめに進みますが、最後まで意欲的に読めました。
設定も面白いです。
ただ、個人的には、この設定でもう少しコミカルだったら、
もっと楽しめたのにな!と思いました。

鳴沢が、遊び人を改め、大切にしたいと思った恋人からフラれ、
傷心だったところに、現れたのが、同じ高校の体育教師、灰原でした。
一夜の遊びとして、灰原のことを誘っ…

2

年下の高校教師 小説

秀香穂里  三池ろむこ 

学生時代を思い出す

主人公の高校教師が恋人にフラれた事から心が冴えない日々を鬱屈した思いを抱きながら
後輩教師との思わぬ付き合いが始まった事を切っ掛けに、教師としても一人の人間として
成長していくような内容でした。

学校内での出来事は教師と生徒のやり取りなんかが、某教育関連番組の討論的な雰囲気も
あったりして、悩める受験生にも思いを馳せてしまうような感じでしたね。
そして、教師である受け様の始めの傲慢さ…

1

光さす道の途中で 小説

杉原理生  三池ろむこ 

あまりにも冗長すぎ。

個人的には、杉原さんの作品はほぼすべてが『趣味じゃない』んですよ。ただ、個人的に評価としての『しゅみじゃない』はなるべくつけたくないというスタンスですので、なんとか『中立』にできるよう努力していますが、どうしても無理なこともあります。
これもそのひとつで、もう『しゅみじゃない』しかないですね。

淡々としているのは構わない、むしろ好みなくらいです。『ごく普通の日常』も『焦れったい』のも『…

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