三池ろむこさんのレビュー一覧

ハートの問題 小説

一穂ミチ  三池ろむこ 

軽く見せかけて、芯がある。

一穂さんの作品らしい、文体ではないな~と思い読んでいましたが、
やはり、人物描写が一穂さんらしいと思わされてしまいました。
特に攻の性格
軽く見せかけて、ブレない芯のある人物です。

受は、子供のこと、芸能活動をしたことがあり、
「かわいい」頃から成長した今のことを
全く良く思えておらず、コンプレックスともとらえている
高校生。

攻は、そんな受と同じアパートフロアに住む人物で…

3

こいのうた 小説

高遠琉加  三池ろむこ 

JUNE的とBL的がハンパ?

受けの気持ちがよくわからないまま、読み終わりました。

家庭環境が悪い高校生の八尋は、英語教師・狩谷のピアノと歌声に魅かれ……云々。
狩谷(受け)は十代のころ、自分に恋した男(当時両名とも高校生)を自殺させてしまって、自分だけが生き残ったという過去をしょってる。
トシを経て、教師として自殺の舞台になった高校に教師として赴任しても、過去は心の重しになっている。
高校生当時から友人であった柳…

4

こいのうた 小説

高遠琉加  三池ろむこ 

過去に囚われながらも救いを求める

古い映画の主題歌のCalling Youを受け様の心情になぞらえて描かれる苦しくも切ない
過去に囚われる受け様とその教え子の初恋、そして再会してから始まる恋を
描いたかなり切ない系のラブストーリーでした。
受け様が過去に思いを囚われなが口ずさむ歌、「私はあなたを呼んでいるの
ねえ、聞こえるでしょう? あなたを呼んでいるの」
この歌詞が受け様の後悔にも懺悔にも似た思いが凝縮されているよう…

1

こいのうた 小説

高遠琉加  三池ろむこ 

Calling You

初恋と再会の7年という時間を経たことによって、少年ではできないことが大人になって叶うという、有効にその時間が生かされたストーリー造りはとても読ませました。
この主人公の八尋が健気でワンコで男前で、その成長が実にイイ男に成長したよな~と惚れぼれしてしまうのです。
決してスーパー攻め様というのではなく、身の丈にあった男前ということで♪
また狩谷が銀髪(白髪?)の設定なのですが、若いのに銀髪・・・…

5

誘惑プラシーボ 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

きっと藁にも縋りたいよねぇ~

天才的頭脳をもつ歳の離れた幼なじみの研究者の攻め様と5年ぶりに再会した
二十歳の大学生との再会もの、下実験付きの不器用なラブストーリーでした。

受け様は結構モテるタイプのイケメン君なのですが、家族にも友人にも誰にも言えない
深ぁ~いい悩みを持ってるんですよね。
きっとこの悩みのせいでモテるのに彼女と深い関係になる事も出来なくて
悲惨な思春期を過ごしたんだろうと思うと哀れですよ~
実…

1

誘惑プラシーボ 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

実験ていうのがいいですね

受は毛のお悩みを抱え、攻の治験バイトを受けることに。
まあ、すべては、攻が受をゲットする作戦であったのですが。

経過観察として、箇所をチェックされちゃうなんて、なかなかの
萌なのですが(笑)、普通に見て、触って確認するだけだったので、
なんか、もうひとつ頑張っていただきたかった感有りです。

また、2本目は温泉が発毛の効能があるかもということで、
温泉地へ2人で行くという流れなの…

0

誘惑プラシーボ 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

あってもなくても気になるのがアレ?

もう帯にもパイ●ン、あらすじにもコンプレックスは体毛がないことって書いてあるからここでいきなり触れてもOK?
そして題名の通りにプラシーボ(偽薬)効果は発毛どころか恋愛までもwww
いや、実はパイ●ンって自分の中では剃毛あってのもののほうが萌えるシチュなんではあるんですwww
今回主人公は20歳。まだ若いっす!
これが本当は、それで悩み続けて30超えて童貞のオッサンだったら激萌え!!だった…

1

甘えたがりで意地っ張り 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

甘酸っぱくてほろ苦い

渡海さんの初文庫本サイズということなので楽しみにして読んだのですが、渡海さんの青春しつつもどこか大人びている登場人物や世界観と三池さんの素敵なイラストがとってもマッチしていて、買ってよかった!と思える一冊になりました。

このお話は、とある中途半端な進学校の男子校が舞台となっています。
顔が整ってて、優しくて、気に入った子にすぐナンパする1年先輩の来生(受)から、硬派でなかなか感情を表にしな…

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幻の恋人 小説

大鳥香弥  三池ろむこ 

差し障りのない

ずっと前から読んでみたかったのを、先日発見して、すぐに読み始めました。
縦長の、少し厚めの本となっていますが、ページ数は250ぐらいで、文字も大きかったので見た目ほど長くなく、さくさくと読み進めることができました。

このお話は、幼いころから優しくて頼りになる信一くん(攻)にずっと片思いをしている真面目で奥手な俊くん(受)のお話です。

女の子が大好きで扱い慣れている信一くんに恋をしてい…

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裸足でワルツを コミック

三池ろむこ 

目の空虚さに話が合ってる感じ

基本線三池ろむこさんの本が肌に合ってなかったらしく評価が激辛なんですが、この本はかなり好きかな・・・
というかこの本が良かったんで作者買いして片っ端から合わなかったというか。

特に好きなのは海辺での別れ際を書いた
「さよなら、冬の日」
男女三人組のドリカムのようなセットの中で肉体関係はあったものの、本当は相手の男女の方が好きあってるんだろうな、と理解した上で罪悪感を感じ、別れなければい…

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