茶鬼さんのレビュー一覧

イノセンス ~幼馴染み~ 小説

砂原糖子  陵クミコ 

大人になるってことは、色々捨てるってことなんだな。。。

また砂原さんやってくれました。
今度は多分発達障害を持つ睦と、ずっと一緒にいた幼馴染のクルちゃんこと来栖のお話です。
いつも、こういう設定が出るたびに「ずるいよ!」って思いながらものめり込んで涙を誘われてしまう。

今回の題名は「イノセンス」=天真爛漫・潔癖・無罪 等の意味がありますが、まさに障害を持つ睦はいつまでも子供の心を失わず、まっすぐにクルちゃんを見つめて追いかけ続ける、天真爛漫で…

7

始末屋J 小説

綺月陣  海老原由里 

受け様の激しさにタジタジ!

エチシーンが冒頭から入って、いきなり「奥様と別れてください」って組敷かれてて、しかも何やら激しそうで相手は鬼畜で、シーツが裂けて・・・何て奴隷な受けちゃんなんだと、、、
ということで、始末屋Jの登場です♪

自分を散々弄び(調教ともいう)、奴隷にしておいて捨てて、しかも横領の無実の罪で訴えられた洋美が、相手の大企業のトップ藤園に復讐をしたいと依頼したのがJと呼ばれる二狼。
依頼はセックス!…

2

INVISIBLE RISK(1) 小説

崎谷はるひ  鈴倉温 

う~ん、青いね♪

00年の作品の文庫版だそうですが、手直しはされておらず、冒頭に年代を表わす表記が1P追加されただけだそうです。
そんなに崎谷作品に詳しいわけではないですが、登場人物達がバンドで上を目指そうとしている姿が青いと思うのと同時に、文章も多分現在に比べて青いな、と・・・良い意味ですよ!・・・何か懐かしい味のするお話でした。
身近なシチュだったり、自分にも経験のあることだったりするので、ものすごく親近感…

1

真夜中のスナイパー 汚れた象徴 小説

愁堂れな  奈良千春 

カマカマネット勢揃い

意外に早く出ました「暁のスナイパー」の続編。
サブタイトルが前回もそうでしたが”汚れた象徴”とか何やらシリアスなのが付いてますが、お約束・お決まりの、ファストフードのような小説です。
本当、これラヴァーズ文庫じゃない?って一作目も間違えたくらい(笑)

さて、前回兄と探偵事務所を開く大牙が命を狙われて、そのスナイパーこと華門饒に好意を持たれ、また大牙も好ましく思うということで、饒がまるで月…

2

ありのままの君が好き 小説

樹生かなめ  雪舟薫 

前代未聞のデブ受けはブタゴリラ!?

これを読んだ時、ありえねー!!と叫びそうになるくらい萌えました♪♪
いや、好みは人それぞれですからこんな選択だってもちろんあるはず。
しかし、体重100キロ近い巨体で、しかもゴリラですよ!!
BLにはありえない、受け様である寿杏ちゃんの絵は決して出てこないのです!!!
その「ブタゴリラ」こと寿杏ちゃん、なんてとってもかわいい名前がついていて、その外見のせいでというか、ひきこもりになっていて…

3

Don't touch me 小説

一穂ミチ  高久尚子 

輝いていました、しかし、、、

この作家さんの作品は文章がとてもきれいだ。透明感があって光輝いている。
主人公が若者が多いのが今までの作品で、最初は新鮮だったものの、正直子供な部分に少しイラっとする部分が発生してきていました。
今回は27歳同士、働く社会人ということで違う面が見られるのかと、そんな部分を期待しました。
しかし、相変わらず27歳なのにその中身は少年のままのやりとりでした。
それが魅力といえば魅力なのですが、…

3

法廷外恋愛闘争 小説

結城一美  みずかねりょう 

ラ、ライターがとれない!!

弁護士×検事の作品の中ではなかなか良い出来だったのではないでしょうか?
高校時代からのライバル。
勉強でも競い合い、仕事面でも競い合って、本当は嫌な奴なはずなんだけど、一番頼りになる力強い味方。
萌えシチュもちゃんとあって、エロもそれなりにあって、ツンデレ同士でガチンコで、事件もそれなりにしっかりとした展開を見せ、全てそつなくこなされてしまった為に、切なさとか胸のトキメキとか、遊びの部分とか…

2

ノルマは彼次第 小説

樹生かなめ  椎名ミドリ 

スルメとか昆布みたいなお話・・・?

今回の作品の暴走度(?)は、さほどでもなかったかな。
でも相変わらず情緒がないというか、色気がないというか、それがまたいいのですが(爆!)
読み終わって、株式の事とか株価とか仕手とかインサイダーとか営業マンの辛さ、そんなことが印象に残った一冊・・・でもシリアスでもないのはいつものこと。

ノルマが3カ月連続で達成出来ずに疲れ果ててオヤジになっている32歳の証券マン・河越が、頼みの綱の顧客・…

1

好きのきもち 小説

高峰あいす  穂波ゆきね 

材料はいいけど、完成品は陳腐

この作家さんは花嫁もの系のお話が多いのかな?
今回もそれに近い話で、受けちゃんは初心で純粋でかわいい系の男の子。
攻め様は、地位も財力もある大人の男性という、組み合わせでした。
イラストがとってもかわいいのですが、18歳男子・・・性格描写も見た目もショタの雰囲気が満載です。

不幸でトラウマのある少年が、健気に生きているのを周りが温かく見守る。
そして、恋人と幸せを手に入れるという定番…

0

心に手錠、唇にはくちづけを 小説

中原一也  山田ユギ 

若いのにオヤジなのと、オヤジだけどオヤジなのと

若いのにオヤジ臭い(または貫禄があるとも言う)25歳と、本物のくたびれたオヤジが登場して、しかもユギ絵がぴったり♪でおいしい一冊でした。
なんといってもキャラクターが魅力的☆

黙っていれば口元のほくろが色っぽい刑事の日下は、口を開けばまるで別人のように口が悪くて、でも所轄の刑事課では一番年下なんで、かわいがられている。
そのコンビが30台中の酒匂(さこう)。
無精ひげにタバコの似合うオ…

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