茶鬼さんのレビュー一覧

意地悪なカウボーイ 小説

高尾理一  海老原由里 

気の抜けた牛が笑うような顔って??

日本人嫌いのカウボーイが、それが過去の色々のしがらみからくる誤解だったことに気が付き、いつの間にか相手の誠実さに惹かれていって、、、
といった国境を越えたラブでありました。
非常にライトで読みやすくサラサラサラと行ってしまうのでちょっと物足りなくもない。
表記にはないが、気になるのは受けは童貞か否か(www)
高尾さんだから童貞だと思うんだけど~だって、こんな天然ちょっと貴重ですよ(いい意…

2

飼われる幸福~犬的恋愛関係~ 小説

剛しいら  水玉 

正しい犬の飼い方?

恋人に優しい女子に思われたいと、ただそれだけの為に犬を飼い、恋人と別れるから犬がいらなくなったと、あくまでも預かってくれと言う名目で姉に犬を押しつけられた主人公・満流が、
ワクチンに連れて行ったペットクリニックの院長・彩都に気に入られて犬にされてしまうお話!

と言っても、この満流根っから犬気質でありました。
丸めこまれたっていう風でもなく、、、素直すぎるよーーー!
その犬=プードルのド…

2

チョコレート 小説

羽生有輝  湖水きよ 

手のかかる組み合わせw

二カ月連続刊行する大洋図書大プッシュの新人作家さんのデビュー作品のようです。
実はですね、これを最初に読み始めた時、最初は風景描写や抽象的な色々な描写から入るのですが、自分が苦手とするセンテンスの短い1文の連続で展開されるその文体に、まるで漫画のひとコマひとコマを1センテンスにして見せられているようでとても読みにくいと思ったのでした。
しかし、物語が展開し会話が成立して場面が動きだすと、それは…

5

部長の男 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

ビバ!リバ♪

きっと苦手な方もいらっしゃると思い、思わずタイトルで叫んでみました。
リバ好きにはたまらない、なんちゃってリバとか一回だけのリバじゃない、理想的なリバでありました♪

そんなつもりじゃなかったのに、40手前のおじさんが、好みじゃなかったはずなのに、ついついうっかり好きになってしまって、
しかも上司と部下で、その部下を引き受けたのには裏があり。
しかもその部下はゲイの童貞だったのものだから…

8

森羅万象 水守の守 小説

水壬楓子  新藤まゆり 

カッパの川流れw

前作の「狼の式神」もかなりキャラクター萌えするお話だったのですが、今回も・・・
ナギがかわいいーーー!彼にやられました!!
まずその容姿に興味が惹かれます。
彼は水守の妖使なのですが、いわゆる水を治める妖怪ですね。すなわち(爆!)
その姿は子犬のようなのですが、表現がフレンチブルかパグのようなという・・・ちんくしゃ!?
だけど人間に変化するとアイドルになれるような美形の一族なのだそうです…

1

はちみつハニー 小説

葵居ゆゆ  香咲 

男二人のパンケーキ屋さん♪

というお店がもしあったら、絶対二人の関係を色々妄想しちゃいますよねv
そして片方がシングルファーザーであったりしたら、何か萌え萌え要素がつまってる!?
ちょっと期待してしまったのですよ。
この作家さんの初単行本であるようです。
お話は上手いというか、こなれた風がしてまとまってはいると思います。
主人公の橘が主人公であるから、彼の気持ちの移り変わりがメインでもいいとは思うのですが、恋人とし…

4

愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

ボンボヤージュ

「愛され」シリーズの4作目、今回はいつも斑目とつるんで坂下をからかう、若いのにしっかりした双葉の過去がいよいよ明かされる!?
毎回、場所が人生の悲哀を含むドヤ街だけに切ない展開が待ち受けているのですが、今回もまた、双葉絡みで人生が変わった人々が現れてそして・・・
斑目と坂下の関係は、もうすっかりオヤジ×ツンデレのいつもの如くのテンションではありますが、こうした悲しい出来事を共有した後のエッチと…

4

空の蒼 小説

野原滋  雨森ジジ 

もっと早くに読めばよかった!

先月出ていた新人さんの本なのですが、最初に読む時、冒頭に登場するどうにも攻めとなる男子の何か病気なんだろうか?と思うほどの、悪意はないんだけどずけずけと人の心を踏み躙る、まるで子供の様な24歳の描写が不愉快に思い、そして雨森ジジさんの幼いイラストに違和感を感じて、読む順番を後回しにしておりました。
やっと、腰を落ち着けて受け入れる体制ができてもう一度開いた時、このお話に釘付けになり、最初不愉快に…

7

調教遊戯 緋襦袢は極道に散らされる 小説

真宮藍璃  葛西リカコ 

一棒一穴主義だそうですw

緋襦袢、調教、遊郭、帯には「いますぐここで咥え込みなさい」特濃Hレベル3
エロエロだろうな~という推測はできるのですが、凌辱強姦・輪姦なしに(お道具で犯されちゃうはあるが)最後結ばれる相手とだけの、作者さん曰くの”一棒一穴主義”が貫き通された本作品は、実はとってもとっても甘い作品でした。

双龍会大槻組の組長の妾腹として生まれた智哉は、その出自を噂する世間から引きこもりがちになって母親と一緒…

5

壊さずにはいられない~Sの恋人~ 小説

春原いずみ  神葉理世 

まともといわれる人は一体いずこ?

よく、病院の医者にはどっか歪んでるとか、どっか変な人が多い。
なんて話を聞くのですが、このお話に出てくるお医者様は、といいますか、ひょっとしてお医者様全て?いや、登場人物すべて?
何かどっかおかしい!?
いや、別に患者に対しては技術的にも優秀なお医者様・医療関係者達なんでしょうが、性格という部分でしょうか。
とても個性が強い人々が登場するので、そしてとんでもないこれこそドS!!と叫びたくな…

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