total review:289509today:37
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
9/178(合計:1775件)
バーバラ片桐 奈良千春
茶鬼
ネタバレ
ラヴァーズのバーバラ作品に奈良絵とくると、監禁・調教エロエロ路線のほだされを予想するのですが、展開としては多分それを周到。 この表紙イラスト、最初見た時 ”貞操帯”!?裸に上着の下半身貞操帯姿でシリアスポーズ取ってるのが妙にツボって笑いが! 実際のところ、中身でその貞操帯の本当の姿を知り、さらに驚愕することになるのですが(笑) いや、シリアスなのに笑っちゃいけない。。。 まずその設…
早乙女彩乃 相葉キョウコ
実は過去に2、3冊読んで撃沈した作家さんだったのでどうしようか悩んだのですが、物語の設定と相葉キョウコさんの魅力的なイラストに抗えず、再トライです! 結果・・・お伽話しでカワイイはずなのにやけにエロスの生生しさを含んでいて一筋縄でない部分が・・・かわいいだけで終わらない、そんな部分が気に入りましたv 草食動物が助け合って暮らしている平和な ”癒しの村” そこに住むウサギのラビが釣りをし…
華藤えれな 小椋ムク
互いを想う健気な気持ち。 相手を守りたいと強く想うばかりにすれ違ってしまう二人。 代議士と地元の私設秘書。生い立ちを含めた身分差もある設定に、よくあるよね、と思いながら読み進めて見れば、 そこには作者さんの独自性をやはり見てとる事ができて慨視感は払しょくされ、能登の景色と共に冬の寒さを感じます。 真臣は矢神の地元の私設秘書として嫁のように尽くしているのですが、二年半前矢神が初めて出…
吉田珠姫 みずかねりょう
一応恋愛の物語ではあるのだけど、どちらかというと一人の画家の強い思いにガチガチに囚われて身動きできなくなってしまった当人含め主人公と周囲の人々が、 主人公を想う若い一途な力によって、そこから解き放たれる。 そして誰もが誰かを思いやっているといったお話だと思います。 展開としては、囚われてしまった人々が身動き出来ないでいる姿や、主人公の姿にイライラ感を抱きもしたりしたのですが、結末が訪れた…
小林典雅 小椋ムク
この本の発売を知った時、超ビックリ! ひょっとして「恋する遺伝子」を本物のカプにする気では・・・果たして一体どうやって? 始まりの『嘘と誤解は~』のアンケネタはよほど結哉と和久井のツボにはまったようで、裏表紙もアンケ来ました!(爆笑)作中でもアホアホアンケがバカップルのエッチ演出に一役買い、アンケは外せない周到されるべき、このシリーズの重要アイテムになったのか。。。と 劇団シベリアブ…
櫛野ゆい Ciel
作者さんの初ケモミミ&花嫁モノだそうで。 ”かわいい”を目指したとあとがきに書かれているだけあって、主人公の雪がスれてない設定のせいもあり、まっすぐにかわいらしいお伽話のお話になっていたと思います。 もう、ラストなんかもね皆で祝福~♪って、めでたしめでたし感が満載で。 もふもふ度はちょっぴり少ないかな? 本当は大きな黒い犬に寄りそう人型のネコ耳尻尾じゃなくて白い猫というそんなシーンも欲しか…
chi-co 旭炬
いよいよ完結しました! 祖母の家の蔵の中の長持ちの中から平安みたいな時代にタイムスリップしてしまった、根暗な16歳の千里が、 時の御上である昴耀帝に見染められ無理矢理妻にさせられてしまった始まりのこのお話。 逃げる千里に追う帝といった鬼ごっこな二人は一体どうやって決着をつけるのか? 千里が元の時代に戻ってくるのに帝も付いてきてしまって、そして千里を苛めていた泉も千里のいる祖母の家にやっ…
丸木文華 笠井あゆみ
題名といい、表紙イラストを含めた装丁といい、何て魅惑的なんでしょう! 口絵イラストも中のイラストも大胆な構図で目を惹きますが、いつもドロドロしたダークさを期待してしまう丸木作品に、今回は純愛を見ました。 執着愛も根っこを探れば純愛をこじらせたものと考えることは出来ますので、路線としてはきっとはずしてないとは思うのですが、それでも健気さが前面に出た展開が今回は新鮮でした。 貧しい村の百…
砂原糖子 宝井理人
29歳のちょっぴり生きる希望を失くしているような、そんな雰囲気がするドーナツ店の店長と、実は心に根っこがあった不思議少年めいた高校生の歳の差モノ。 こうした大人と子供の組み合わせは、自分的に地雷を踏む事がおおいのですが、大人にも子供にもそれぞれの事情がある、という設定がその地雷をなくしてくれ、 そして読み進めるうちにいつの間にかのめり込んで行きました。 ”うん、この二人の組み合わせなら自分許…
玄上八絹 三池ろむこ
『トイチの男』のスピンにあたる、そこに登場した男夫夫の話しだったとは全く気が付かず、作中に質屋の”瑠璃や”の名前が登場してアレ? そこで初めてそうだったのか!!と気が付いたほど、忘れてました(汗) しかし、1冊読み終わって、もちろん単独でも大丈夫なのですが、トイチと合わせて1冊の本になるんじゃないか、って思いました。 お話の雰囲気やトーンも、非常に似ていて(話が似ているというわけではない)シ…