茶鬼さんのレビュー一覧

place 小説

木原音瀬   

何でこの人なのかな~?

この本、実にレビューに苦しんだ一冊でした。
本人達の気持ちの底に一体何があるのだろうか?とか、それぞれの抱える問題もあったりするんだけどその関係性についてとか、加賀は極端で逆に解りやすかったのですが、横山の気持ちとか。
悩みに悩んで、繰り返し読んで、それでもはっきりとした「これだ!」っていう多分正解みたいなものは出て来なくて(作者さんにしかわからないのは、きっとどの作品も同じなのかもとは思うが…

4

狸といっしょ 小説

本宮榎南  三尾じゅん太 

天然お子様アホの子受けが可愛さ爆発

そうなんです、狸なんです!主人公の受けちゃん。
しかもぬいぐるみのように、めっさ可愛いです!
三尾じゅん太さんのイラストが抜群です☆☆☆
狸が拾われてペットにされてしまい、最後お嫁さんになる話しなんですが(すごい短縮ww)・・・
どうしよう!どこまでネタばらししていいんだろう?
あとがきに書いてないからバラさないほうがいいよね(汗、、)
もうとにかく”バカな子ほどかわいい”の典型ですか…

4

あなたの犬になりたい 小説

真船るのあ  水名瀬雅良 

腹黒ワンコ!?

大きな黒いグレートデンワンコの年下攻めですv
しかしこのワンコ、ただの忠犬じゃなくて腹黒?
とっかかりにビックリなお話でした。

オーナーバティシエの颯真は店の前で怪我をして倒れてる男を拾うんですが、何とこの男記憶喪失!
デカイ犬みたいだからと勝手にクロと名付けて、店のパティシエが一人怪我をして休みになり人手が足りない為に、面倒見た礼ね、とかいって店の手伝いをさせちゃう。
見元も不明だ…

1

唇に嘘が滴る 小説

かみそう都芭  小山田あみ 

ビッチ流ハーレクイン

小山田さんの魅力的なイラストの表紙買い。
実をいうと、熟成させましたw
最初読んだ時に、何だー!こんなヌるい、、、危険な設定が一杯なのにこんなヌるくていいんかい?って興ざめしてしまったファーストインプレッション。
だけど、熟成させてみると、そうだ、これはそれでいいのだ!そういう話しなんだから、、と気持ちに余裕が出来て密かに心の中で突っ込み入れながら、ビッチ受けの裏社会ハーレクイン風味を楽しめ…

5

トパーズの翅 小説

草川かおり  タク 

迷子が道を見つける話し・・・かな?

デビュー作品は遊郭モノでちょっと自分的にはムムムな部分があって強烈なインパクトということはなかったのですが、2作目はホストが主人公。
ホストの割にイラストがとっても優しいんです。これがまず意外!
きっとお話や主人公達がが優しかったからかな~と、これは雰囲気に会っていたと思います。
そして、1作目で結構痛いお話ではあったという印象があるのですが、やっぱり痛いところありました!
でも1作目ほど…

2

犠牲獣 小説

桑原水菜  佐々木久美子 

シェフェラザードロミジュリ

この作家さんてあの有名な「炎の蜃気楼」の作家さんだったんですね。しかも初BL?
でも、あまりそんな事気にしないで読めました。
やっぱり萌えとかそんなじゃなくて、物語への惹きこまれ方、そんなものに注目していけるその盛り上がり方は、ラストを読者の裁量にゆだねてあいまいにしているところ、思わず、只モノじゃないな!ってうなりましたよ。

物語はごっつファンタジーです。
マヤとかインカとかアステカ…

4

落園の鎖~狂犬と野獣~ 小説

沙野風結子  小山田あみ 

バター犬!

一作目、モンスターバイクにハァハァして思わず”神”だった作品の続編。
何かいいなーvこの闘犬同士がにらみ合って発情しあってる姿。
犬に例えるとなんだろう?本当はウルフハウンドって言いたいけど、そのとんがり具合は土佐犬とかマスチフな感じ(ブサイクだけど)
前回はエンジンオイルプレイだったけど、今回は二人の関係もちょっと進んだからかポーションバターになりましたv
二人とも野獣だから、二人ともバ…

6

復活の秘策と陥没の秘策 小説

バーバラ片桐  水名瀬雅良 

”復活”と”陥没”にピンときたらwww

楽しい!面白い!エロい!
『ストーカーはじめました』『飛鳥沢総帥のタブー』あの2作品に近いノリで本当、楽しめました。
題名は全然ひねりがなくて、この2本が掲載されていてそれがそのままキーワードです♪
攻めの真面目さが、受けの攻めを愛する気持ちの空回り(?)というか一生懸命さをもって何か面白い方向へいってしまっているというか、そうくるかー♪みたいな面が実に愉快v
萌え萌えエロもテンコ盛りです…

5

流星のサドル 小説

栗本薫  定広美香 

破滅していった男の話

「コイシラズ」が先日発売になりましたので、引っ張り出しました!
きっと「コイシラズ」を読んだだけでも、それなりに物語はわかるとは思うのですが、八代俊一という人間を知るには、どうしてあんなにピアニストの滉に囚われてしまったのか、それを知るにはこの「流星のサドル」があったほうがよりわかると思えます。

この主人公、結城滉という男について何て臆病でヘタレで情けない!!と叱咤して、ケツひっぱたきたく…

5

薔薇公爵と路地裏のミツバチ 小説

南原兼  金井桂 

ファストフード感覚

甘いものに胸やけする自分だが、たま~に南原オニキュンのファストフード的甘味を味わいたくなる時があるw
たまたま今回がそうだったのかもしれないが、金井桂さんの美麗表紙にひきよせられたせいもあるw
エッチィくて、薔薇色で、ちょっとズルくて、作者さんいわく大人っぽい作品と言われているが、まあ、テッパンなのは間違いないw

主人公の名前・・・花陰(カイン)・・・うわっ!なんか隠語くさくてやらしいぞ…

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