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23/138(合計:1371件)
黒岩チハヤ
葡萄瓜
ページを進めるまでは斜に構えていた訳ですよ。 「ああ、腐男子をネタにした本ですね釣りっぽいですよね」 などと若干荒みながら。提示されている粗筋も何となく 釣りっぽいよなぁと舐めてかかっていた訳です。 まあ…なんと言う事でしょう。 見事にその予測は良い方向で裏切られました。 それぞれの属性をきちんと活かしながら展開される恋模様は カバー下も含めて大変美味しいものでございました。 …
紀伊カンナ
非常に残念な点。 本書は帯とカバー裏表紙の梗概で既に九割方の ネタバレがされています。 残り一割が重要と言えば重要ですが、その辺の 判断は物語との相性によるでしょう。 読んで幸せになれる作品であるのは間違いないのですが、 じゃあ歯応えはどうかと言うと今一つはっきりしない、 と愚考します。 本編だけなら「こう言う作風も有りだよね」で 呑み込めてしまう所が、梗概と帯がある意味敷居…
松崎司
何とも名状し難い出オチで始まる表題作ですが、 本筋はかなり骨太なラブコメです。 松崎さんの作風と言うと鬼畜をこじらせたり 肉弾戦をこじらせたりと言うイメージを強く 持たれている方が多くおいでかと思われますが、 表題作はその要領でラブコメをこじらせています。 しかも搾りたてそのまま無調整で出して来るので 読者としては気恥ずかしくてたまらない。 いっそ肉弾戦中心を求めたくなります。 …
おげれつたなか
作品の本筋はどれをとってもスタンダードなものでは ないかと読み取りました。 しかしながらそれに紐づけされている細かい情報が 兎に角多い。そちらを処理していく内に本筋を あれよあれよと読み過ごしてしまうと言う感じでした。 絵柄が好きな方はこの本を表紙買いしてもきっと大丈夫でしょう。 後の懸念は話の筋と展開と味付けが好みであるかどうかと 言う事に尽きるかと。 評者自身は各話共に後6ペー…
龍華哲
この程度ならネタバレにならないだろうと判断して のっけから申し上げます。 この一冊で恋愛を展開している人達の中には悪党は 居ません。恋泥棒ならいますが。 そう言う意味ではゆるゆるした気持ちで読める一冊かと 思われます。 全体のテンポはと申し上げますと表題作を取り上げた 表紙が雄弁に物語っておりますね。コミカルで非常に 歯切れが良く、むしろ話の筋に流されるままさらりと 読んだ方が恋…
青山十三
この一冊に収められた物語は二通りに味わう事が出来ます。 一つの味わい方は文字通り恋物語として。 もう一つの味わい方は、断片的な謎を手繰り寄せて継ぎ合わせて 想いを馳せると言うやり方で。 ただ、総てが詳らかにならない方がこの物語達をゆっくり 味わう事が出来るでしょう。 空想と残酷は常に背中合わせです。 雄弁な空想とそれに向きあえず目を逸らす残酷。 その残酷にほんの少し正面を向いて…
黒木夏兒 蒔舞(シーウ) yoco
メンズロマンスと言うよりはメンズラブ寄りな 感覚の纏まり方でしたね。 サスペンスとしてもロマンスとしてもきちんと 成立させつつ、そこに普通の関係まで織り込んで 別の視点からでも充分読める様に仕上げてある。 まったくもってお見事なバランス感覚です。 なにより、無駄な登場人物が一人としていない。 どの関係も必ず因果で結ばれる様に構成され、 そこに計算臭さが感じられない。 あとがきがま…
最初の数ページは正直不安しか感じませんでした。 サスペンスとしては上物かも知れないがロマンスとしては どうなんだろうと。 ところがページが進むにつれ張り巡らされた伏線の行方が 色々と気になってくる非常に厄介な状況に。 文庫でもノベルスでもなく敢えて単行本形態でこの作品が 刊行されたのは正解でしたね。文庫やノベルスなら必要以上に 開いては閉じ開いては閉じ…と遣ってしまいそうなので 本…
拓平
作品として完成度が高いので安心して読めます。 読み手のコンディションが余程悪くなければ ページの進みも多分早い筈です。 それだけにBLとしての波瀾万丈が織り込まれていても 何となくしっくりこなかったりもするのです。 無理矢理BLの型にはめなくてもこの完成度なら また違う切り口で恋模様を魅せる事が出来たんじゃ ないかなと言う贅沢な残念感があります。 とは言ってもかなり上手く収まってる…
流れないテッシュ
率直に言うと、気分を変えたくて表紙で選んだ 一冊でした。 それがまあなんと言う事でしょう。 かなり心地好く馴染んでしまっているのですね。 確かにこの方の絵柄は確実に好みが分かれます。 ところがその絵柄で紐解かれる物語は今風の男の子の 心情を織り込みながらかなりスタンダードに 近いものでして。 ええ、そうなんです。評者の守備範囲なんですね。 だから読んでいて不思議な居心地を感じてし…