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こだか和麻
葡萄瓜
受け攻め設定は状況と一巻データからの踏襲で。 年齢についてはこの巻での明記が無かったので 人物データでの設定に留めております。 さり気なく無意識の内に父親達の背を押しているで あろう子供達も可愛いのですが、純情をこじらせて 一歩を中々踏み出そうとしない父親達の可愛さも また相当なものですね。 作品の手法としてはこだかさんが今まで手広く 描いてきたものを上手く取捨選択して馴染…
ツトム
肝心要が描かれている様でさらりと はぐらかされている恋模様の行方。 表題作はなんだかんだとこの作者さんらしい 味わいに落ち着いておりました。 読み始めは些か戸惑ったんですけどね。 いささかトーン違いかなと言う手応えで。 評者が抱くこの作者さんのイメージで言えば むしろ併録作の方が近しい感じがします。 絆されるけど流されまいとする表題作の 受の強かさが良いですね。 その一点が…
椎名秋乃
正直……かなり精神を削られる一冊でした。 とは言っても本筋に遜色はないのです。 むしろ評者の守備範囲でもありますし、概ね そう言う傾向がお好きな方の口には合う筈です。 問題はメインディッシュでは無くてこの巻で 登場した副菜と言いますか狂言回しと言いますか… の存在ですね。 率直に言いましょう。 腐男子と強く自認してる人はこの本を読まない方が 良い。どちらかと言えば乙女寄り…
三田織
この本がこの版元さんの新刊にしては やや分厚い感じなのは別に表題作に 合わせた訳ではないのでしょうが…。 表題作はネガティブになりがちな部分を 上手にポジティブに転じた上に更に一ひねりして 興深い展開になっておりますね。 それが同じネタを扱った過去の作品とは 一味違う部分かなと。 描き下ろし番外編の展開も味わい深いですね。 それを愉しむ為には帯が若干艶消しな感が ありますが…
吉田ゆうこ
表題作の真意は、静かに暈されています。 決して難解な韜晦をされている訳ではありません。 きっと無造作に提示されてはいるのでしょう。 しかし見えない。 見える様な道筋が、静かにはぐらかされている。 表題作の二人の間には確実に何らかの感情は あります。 二人にとっての初めての共同作業は、きっと それを見極めて行く事なのでしょう。 併録作とその続編は表題作に比べると読んでいる …
おおや和美
正直に言うと、とっかかりがつかめなければ 冒頭数ページで本を閉じる所でした。 なんなんだろう…帯と裏表紙の梗概が微妙に 本編とかみ合っていない気がします。 多分たった一言何か変えるだけで入り込み易さは 変わると覆うのですが。 そう言う点から考えるとこっちを表題作にした方が ある意味判り易かったのでは?と思えるのが併録作の 「面倒な男が恋したら」ですね。 受視点の表題作に対しこ…
ハヤカワノジコ
『優しいけれど、残酷』 この物語を一言で言い表すとしたら陳腐に聞こえるけど そうなるかなと。 大体の恋模様なら通じている一脈をたのみにして一気呵成に 既成事実なりを創って自分に対する納得の材料にして しまうのでしょうが、この主人公達はお互いに優しいから 一気に押し通せないのですね。 お互いの優しさのベクトルが少しずれているからと言う せいもあるのでしょうが。 でもこの二人…
ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
シリーズ第一作の『天使の影』にてこずっただけに ページが進められるかどうかかなり不安だったのですが、 今作は余りつまづかずに読み進める事が出来ました。 ロマンスと言う部分で予想以上の進展があったので その部分でも食欲が進んだのやも知れません。 ただ、ロマンス以外の部分と言うと…ある意味では 『天使の影』に軍配を上げてしまいそうな感じです。 ロマンスと言う部分に重点を置かれる方は先ずこ…
社会派小説としては多分申し分が無い作品です。 帯にある『2006年ブックニュースアワード GLBTフィクション部門受賞作』の謳い文句は 伊達じゃないと納得出来ます。 ただ、これをメンズロマンスとして捉えると なると…増してや日本のボーイズラブの文脈で 読み解くとすると率直に言えば甘さに欠けます。 推理小説シリーズ作導入の一冊として考えるなら 程好い一冊ですが、ここから先の作品世界に…
J.L.ラングレー 麻々原絵里依
本文約410ページ分に少々怯んで対峙しましたが、 かなり心地好い疾走感と共に読み終えました。 作品の傾向としてはロマンス七割推理小説二割 社会小説一割と言う手応えでしょうか。 ロマンスの部分と社会小説の部分が重なったりも しますので読み手によってはその辺が若干変わって 来るやも知れません。 本邦ではメンズロマンスと位置付けられて刊行された 本作ですが、原著者のラングレー氏は自ら…