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あすか 南月ゆう
fiona0109
あすかさんは初読み作家さんです。 文章は特にクセも感じられず読みやすかったです。 タイトルの「狐」につられて読んでみたのですが、ただの人に化けて悪戯する狐ではなく、神的な存在の妖狐のお話でした。 吾朗によって長い眠りから目覚めた銀之助はまだ尻尾が1本しかない修行中の妖狐。 妖狐は長老によって決められた主人に幸せをもたらし、主人が幸せを感じる程度によって修業がなされます。 こういう世界観の…
青海信濃
物語の舞台は大正8年~昭和の初め。 日本にまだ華族制度が残っていた時代で、子爵家の長男と雑誌の記者が主人公です。 あとがきにも書いているんですが、「メロドラマ」を目指したお話で、正に主人公の波乱の人生が描かれていました。 ただ、地雷要素の可能性がある受け様が凌辱されるシーンが結構あるので、苦手な方は注意かと思います。 Hシーンは多めかと思いますが、少し驚くような趣向はあるものの、描写自体は…
街子マドカ
保育園は保育園でもかなり変わった保育園のお話です。 暴力団組長の娘が経営するそこは、イケメンと美人な保育士で保護者を狙って園児を獲得しようという「イケメン保育園」。 金の亡者か?と思いきや、そこはやはり街子さん、なんとも人情味あふれる作品でございました。 BLを描いているんですが、園児との関わりを主軸にしているので、恋愛は二の次という感じです。 でも園児をとても愛しているのが伝わってきて、…
宇田マキ
初読み作家さんです。 主人公2人は元高校の同級生で、同窓会で再会します。 受け様(成瀬)はゲイで、男漁りにも慣れているようなんですが、一人で酒を呑んでいる攻め様(甲上)も同類だと思って声をかけた所から2人に繋がりが出来てしまいます。 全体的にはシリアスな展開なんですが、渋めの甲上が子供に振り回されてあたふたしている様子は、ほのぼのといった雰囲気。 この甲上が子供の世話をとてもよくしていて、…
藤河るり
表題作は、弱小モデル事務所の社長とその社長にスカウトされた高校生のお話です。 この作品は、私にとっては「萌を感じる」というよりも「面白い」という表現の方が近い作品でした。 最初は主人公の高校生が背も高くてハンサムなのに、いつもヌボーとして生気がないせいでどこか垢ぬけない感じなのですが、プロの手にかかると別人のように変身してしまいます。 寡黙で何を考えているか分かり辛いこともあるのですが、彼が…
青海さんは雑誌では時々読んだことがあるのですが、単行本で読んだのはこれが2冊目です。 タイトルにもあるように、舞台が極道カフェなんですが、予想していたよりもコメディな所があって、面白く読めました。 読み終わってから「もっと続きが読みたい!」と思ってちるちるさんで検索すると、弐巻以降もあるようでよかった!(ってか、読む前にシリーズ物かどうか調べとけって感じですよね?(汗)) 「極道」、とはなっ…
藤河さんはちょっと何かが足りないと思うことが多々ある作家さんなのですが、絵が綺麗なので読んでいます。 でも今回は今まで読んだ藤河さんの作品の中でも結構ツボに嵌る作品でした。 裏表紙のあらすじ紹介に「ハードボイルド」とあるのですが、それよりほのぼのした印象です。 裏社会っぽい展開はあるのですが、それ程緊迫した感じじゃありません。 攻め様の要望がタレ目で優しそうな目に、受け様に対しては少しワン…
不破慎理
ネタバレ
シリーズ完結巻です。 思い起こせばこのシリーズ、ヘタレが大変多かったなぁ~(笑)。 受け様だけでなく、攻め様もヘタレなので、中々に焦らされましたです。 あと、受け様の涙も一杯見ました。私はなよなよした受け様が苦手な時があるので、この巻は特にちょっと泣きシーンが気になりました。 三角関係のお話としては、当て馬キャラがかなり存在感があったので楽しめました。 滝本がやっぱり私にとっては一番男前…
今回は前巻でも登場していた蒲生の元彼、滝本の存在感が一層大きくなります。 流石同性愛者と言うこともあって、雨宮の存在を滝本の方が先に感知するような感じなんですが、雨宮は相変わらずの態度なので、敵が動かぬうちに~という感じで蒲生にアプローチ。 蒲生も相変わらず雨宮に気持ちが残っていて、2人の間で揺れるという展開です。 滝本は性格も中々男前で、決めたら行動に移すのが早いです。でも決して強引ではな…
シリーズ1作目ということなんですが、今後に期待できる展開だと思うので評価は萌にしました。 法曹界が舞台になっているのですが、今のところは裁判の難しい所はほとんど出てきていません。 主に蒲生視点で片想いしている相手に対しての想いが綴られているので、切ない展開になっています。 不破慎理さんは人気作家さんの一人だと思うのですが、不破さんの作品に限らず私は乙女すぎる受け様が苦手なのですが、不破さ…