久江羽さんのレビュー一覧

描くのは愛 小説

剛しいら  朝南かつみ 

複雑なのに読みやすい

それでなくても肌色率が高いカバーイラストですが、帯がないともっと恐ろしく購入しづらい状態になりますね。(そこまでエロじゃないのに…)

贋作師・脩平と美術品鑑定家・幸洋のお話。

父親の汚名を雪ぐため、伝を頼って脩平に贋作製作を依頼しに来た幸洋ですが、お話のはじめの方では、なぜ大金を払ってまで贋作を用意しなくてはならないのかが、いまひとつわかりづらかった気がします。
しかし、幸洋の背景や…

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はな咲く家路 小説

一穂ミチ  松本ミーコハウス 

真剣だからこそ大切に育てたい

親の再婚で兄弟になった同い年の二人のお話。

父親を知らずに母子家庭で育ったかずさは、何事にも慎重で真面目で争いごとを好まない、いわゆるいい子でした。反対に母親を病気で亡くし父子家庭でワイルドに育った葵は、ゴーイングマイウエイな才能溢れる芸術家タイプ。

高校生の時に出会い、家族として一緒に暮らし、お互い惹かれあい、それなのにはっきりした言葉では伝えられず・・・

読者からしたらもどか…

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秘密のドルチェ コミック

越智千文 

声が聞こえる・・・

前作「彼のドルチェ」は私好みではなかったので、こっちはどうしようかなと思ったのですが、主人公が執事の伊織さんなので読むことにしました。

意外と真面目で一途な植木職人×ビジネスライクで冷淡な執事という組み合わせ。
屋敷の薔薇園と二人の関係を絡めてお話が進みます。

仕事にも恋にも真剣な荘介とちょっとつまみ食い感覚で付き合っていた伊織。
伊織の態度は徹底的に冷たくて・・・

まぁ、結…

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富士見二丁目交響楽団シリーズ(7) リサイタル狂騒曲(マガジン・マガジン盤 ) CD

第1部完結

富士見のドラマCD第1部完結編です。
ちなみに、Disk2はほとんどフリートークですが、track1はドラマ仕立てになっているのでおまけCD扱いしませんでした。

お話はお寺での合宿から、演奏会が終わるまで。
前巻から生島と桐ノ院の関係に疑問を抱いたままでいる悠季は、自分の演奏技術にも全く自信を無くしていて・・・
なにかにつけ後ろ向きな悠季は、やっぱりいちいちグルグルしますが、誤解が解け…

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トリコになりました コミック

奥田七緒 

学生ものはこうがいい

表題作はハーフの古典教師と古典だけが苦手な高校生・黒田くんのお話。
これだけだと、よくあるお話になりそうなのですが、ここに、自分は応援しているつもりで邪魔にしかなっていない八木下くんが絡んでくるので、なかなかおかしなお話になっております。
二人とも結構シャイなので、八木下くんがいなかったら一歩踏み出すのが相当遅くなっていたでしょうねぇ。

【きみと犬とさんぽ】は、子犬を拾ったのがきっかけで…

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恋をしたらどうなるの コミック

村上左知 

やっぱり大人が好き・・・ごめんなさいね

潔癖症でセクシャルなことが苦手な美少年・ヒカルと幼馴染み青衣のお話。
ヒカルは女性の柔らかい身体も苦手だし、男性相手でも肉体的接触はNGで、すぐ気持ち悪くなり吐いてしまうという潔癖症。
そんなヒカルに好意を抱いている青衣は、常にヒカルのそばでつかず離れず彼をサポートしています。

お付き合いできるのは中性的男子のみだと思っていたヒカルが、青衣の存在を意識し、恋だと気づき、その先を求めるよう…

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今日からペット! コミック

ことり野デス子 

独特な雰囲気に萌えてみる

天才高校生・聖人と、彼が開発した物質を小さくする機械にかけられた藤原先生のお話。
なるほど、これはかわいくなった先生(眼鏡、アホ毛、2頭身)を堪能するための漫画ですね。
さらに、年上の先生のほうが敬語を使っているという状況。
オドオドした態度といい、可愛い仕草といい、どこぞの朝日奈みくるちゃんを思い出しちゃって困りました。
「適応してはいけませーん!!」「ここから出してくださーい!!」って…

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スリープ 小説

砂原糖子  高井戸あけみ 

悲しすぎた二人、この後は幸せになってほしい

それぞれが逃れられない過去に囚われ、睡眠障害を背負いながら生きている倉知と上木原。
カウンセラーにすら言えない過去の傷。
お互いのことを大切に思いながらも、単純に心を開けない理由。
誰も彼もが頑なで、もう少し楽な生き方ができるんじゃないかと言いたくなるような展開の中、ナルコレプシーの発作の最中に倉知が強姦?された事件から絡んだ糸が解け始めます。

どこで睡眠に陥ってしまうかわからないナル…

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初心者マークの恋 だから 小説

いつき朔夜  夏目イサク 

真面目なお話

まだまだ新米の域のマジメな私立高校教師・謙吉と他校のベテラン教師・達川とのお話です。

自分でもゲイという認識はありながら、今まで恋愛経験の無かった謙吉は思わぬ出来事で達川と出会い、一目惚れのような状態になります。
相手も高校教師で「同業はわかると言ったが…同類もわかるんだよ」と告げられ、雰囲気に流されてホテルまで行ってしまったものの、土壇場で逃げ帰ってしまい気まずい関係になってしまいます。…

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今宵焦がれる胸の棘 コミック

千代古レイト 

なんだか私のツボを突いてくれる

先日読んだ新刊が予想外に良かったので、旧作も読んでみることにしました。
(初単行本とのことです。)

前後編物1作と、短編4作で、コミックスの題名が付いた作品はありません。
失礼ながら、絵柄がこんなにも好みじゃないのに、お話はひねりが効いていてホント好きだわ。

【シークレット・バカンス 前後編】
詐欺の片棒を担いで、美人局のような生活を送っている男と、詐欺のターゲットにされたヤング…

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