Mさんのレビュー一覧

非BL作品

シュバルツ・ヘルツ ゲスタァン 小説

桑原水菜  夢花李 

こちから読むのもあり。

 東ドイツで生活をしているアドルフとアイザックの兄弟は、自由な世界を求め、壁を越え、西ドイツに向かおうとした。
 ところが、その道中、湖に飲み込まれてしまう。
 気がつくと、彼らは<地図にない国(アースガルズ)>にいた。
 アースガルズは、一度入ったら出ることができない国であり、「神の骸」をエネルギー源として、生活をしていた。ところが、神の骸が残り少なくなり、アースガルズは滅亡の危機に瀕して…

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アナウンサーは愛を告げる 小説

緋夏れんか  緒田涼歌 

もっと内面的なもの。

 友人の結婚式で、高校の同級生・有賀慶一郎と再開した池上。
 有賀は高校卒業後、突然アメリカに留学してしまい、音信不通となってしまった相手だった。
 その有賀は、現在、今をときめく人気アナウンサーになっていた。
 久々の再会を喜ぶ池上だったが、どうやら有賀は池上が結婚しているという誤解をしていたことがわかる。
 誤解が解けると、有賀は「わざわざお前を避ける必要はなかった」と意味のわからない…

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夢はきれいにしどけなく 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

価値観の違い

 突然の祖父の死を機に、志澤グループの後継者・志澤知靖と暮らし始めた一之宮藍。
 藍は、志澤たちの勧めもあり、集団生活に慣れるために、と、不登校になった子供たちが通うための塾に行き始める。
 ところがそのせいで、志澤とすれ違い、遅くまで起きて志澤の帰りを待っていると「明日も学校なんだから早く寝ろ」と言われてしまう。
 おまけに、恋人にしてもらったはずなのに志澤は、保護者としての態度を崩してく…

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黒い竜は二度誓う 小説

英田サキ  中村明日美子 

攻めが素直でまっすぐ。

 竜が伝説のものではなかった時代。
 小国アベリエの第三王子・ラシュリは、人質として隣の強国ガズマール定刻で暮らしていた。
 表向きは、「遊学」ということになっていたが、その実、母妃譲りの美貌が災いし、老皇帝ザクトーレの慰み者にされていた。
 母国のために男娼同然の扱いに耐える日々をおくっていたラシュリは、彼の誕生日を祝う、という目的で開かれた宴の席で、ある剣闘士と出会う。
 彼は、異国の…

1

愛の言葉を覚えているかい 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

よく考えたら攻めが怖いw

 下町の穴子屋「太子屋」の三代目である赤江以和には、同い年の幼なじみがいる。
 それは、東京中央テレビでアナウンサーを務める「地元の星」日高光至だ。
 以和の26歳の誕生日が近づいてきたある日、突然光至が以和に告げた。
「確かにお前は言った。『25になったら俺と結婚する』ってな……期限はとっくに過ぎてる」
 以和はまったく覚えていなくて、びっくりするけれど、今日まで結婚をずっと待っていたと…

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駅員さんと恋をしよう 小説

藤崎都  こうじま奈月 

王道です。

 新米駅員の山科は、事故のため運休している電車のホームで、酔客に絡まれているところを、怖そうな外見をしたサラリーマンの岩元に助けられる。
 実は、山科は毎朝ホームで会う岩元に密かな恋心を抱いていたのだ。
 そのことをきっかけに、山科は何とか岩元をお礼の食事に誘うことに成功する。
 ところが、その帰り道、公園で休んでいたところを何者かに襲われてしまう。間一髪のところを、岩元に再び助けられるが、…

2

優しいケダモノ 小説

あさぎり夕 

文章が気になる。

 藤倉咲也はミステリー作家で、ロリショタ趣味全開。
 マンションに住む子どもたちと触れ合うのを生きがいとしていて、それなりに楽しい日々を送っていた。
 そんな咲也には実は、10歳の男の子にイケナイ悪戯をしてしまったという過去を持っていた。
 当時、18歳だった咲也は、対人恐怖症で高校にも通えず、働くこともできず、親に買い与えられたマンションに一人暮らしをし、引きこもって生活をしていた。
 …

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純愛ロマンチカ 小説

藤崎都  中村春菊 

性格の違いにびっくり。

 鈴木美咲は、兄の友人で超有名小説家になってしまった藤堂秋彦に、家庭教師をして貰うこととなった。
 幼い頃から好きだった秋彦の側にいられることが嬉しくて堪らない岬だったが、その喜びも束の間、秋彦の好きな人が自分の兄であることを知ってしまう。
 気持ちを告げることも出来ないままの失恋――。
 ところが、失恋した相手の秋彦から、突然「俺と付き合うか?」とキスをされて……という話でした。

 …

2

裏大奥でござる 小説

斑鳩サハラ  桜城やや 

想像通りのお話です。

 忍の里で鍛錬を積む忍者の胡蝶。
 そんな胡蝶の住む里に、一人の青年がやってきた。
 青年は、名前を寒月といい、粋に着流しをまとう色男。
 胡蝶は、彼の存在に心を乱される。
 そんな胡蝶に寒月は、熱い眼差しで胡蝶に永遠の愛を誓った後、突然、姿をくらましてしまう。
 胡蝶は、いなくなった寒月を想い、胸を痛ませるが、そんな胡蝶の下に、任務の依頼が入る。
 それは、殿の命をお守りする任務。

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美しい犬 小説

剛しいら  亜樹良のりかず 

やってやられて!?

 己の美しさに自身を持つ、極道の二代目で実業家の紫朗は、「美しい男は、それだけで価値がある」と自身の美しさにこだわりを持っていた。
 そんな紫朗が、新事業のドッグレース開催を、父親から任されている。
 そのビジネスパートナーとして選ばれたのが、田舎くさいさえないヤクザの勇馬。
 どういうわけだか、初対面から勇馬にあまりいい印象を抱かなかった紫朗は、顔合わせの会食が終わると、さっさと引き上げて…

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