Mさんのレビュー一覧

愛人~このキスは嘘に濡れる~ 小説

あさひ木葉  樹要 

すれ違う気持ち。

 こういうの好きです。
 学費とか、生活費とかを支払ってもらう代わりに、体をカタに取られちゃう話。

 元々、夕貴は的場のことを慕っていたんですが、強引なことをされちゃって、感情がこじれてしまった……という。

 もう、これは完全に、的場が悪いですよね。
 もうちょっと順番にちゃんと手順を踏んでいれば、こんなことにならなかったとは思うんですけどね。
 その手順を踏まれたら、こんな話に…

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秘書のヒメヤカな反抗 小説

森本あき  樹要 

家出した秘書!?

 祐一は、この弁護士と秘書のシリーズの中で、一番、バランス的に偏ってなさそう……というか、真面目そうに見えたのに、意外と恋愛に関しては夢中になると何も見えない! 的な人でした。
 まぁ、恋するとそういうところがかわいかったりするはずだから、それはそれでいいのかな?

 それでも、仕事はきっちりできるのだから、そのギャップがすごいなー……と思いながら。

 他の秘書シリーズを知っている方に…

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ボクらの背中には羽根がある 小説

大槻はぢめ  明神翼 

天使と悪魔がの話。

 いつもと絵の組み合わせが違うので、雰囲気も違うような感じがしたりなんだり……(苦笑)

 天界と魔界の共存計画の一環で、陸と楓は二人暮らしをしている。
 ところが、陸と同じく共存計画で、悪魔と同居していた親友のヴァルハが、タブーを犯してしまい、陸はそのヴァルハを討伐しないといけなくなる。

 というような話。
 まぁ、よくある実は……的なお話なんですけど。

 悪魔と天使ものって…

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TOKYOジャンク(3) 第三の男 小説

ひちわゆか  如月弘鷹 

シリーズ3作目。

 あらすじの内容も含めて、話としては3つ入ってます。
「SEXと雨とビデオテープ」と「オンリー・ユー」と「第三の男」。
 の3つ。

 あらすじの話は「オンリー・ユー」。
「SEXと雨とビデオテープ」は、柾が貴之と見るために、借りてきたビデオがたまたまAVで、そこからえっちないたずらが始まる話。
 本当に短いです。
 12ページくらい。

 そして、「第三の男」は、貴之に柾が女装…

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非BL作品

龍は群青を呑む 四龍島シリーズ 小説

真堂樹  浅見侑 

じれったい二人。

 とりあえず、これにて、青龍編はおしまい! な小説でした。
 結局、マクシミリアンは、飛に弱音を吐かせたいがために、こんな回りくどいことをしていたのか! と思うと、呆れるの半分。その根性を拍手でたたえたい気持ち、半分……でした。

 もう、この時点でネタバレ……かな?

 相変わらず、この二人の恋なのか、何なのか、感情はねじ曲がってるなー……と、思いながら、まぁ、それはこの二人の勝手だか…

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普通なんかじゃもの足りない 小説

松岡裕太  桜城やや 

ハイテンションコメディ!

 個人的には、もうちょっとアブノーマルなら、アブノーマル方面に振ってほしかったなー……と、ちょっとだけ残念なお話。
 でも、愛ってこういうものかもしれない……ってちょっと思います。
 そら、最初から体の相性もばっちり! なんて人と、そんな簡単に巡り会えませんよね。

 なので、そこから二人のすり合わせが始まる……と。

 はっきり言って、内容が内容なので、ドタバタコメディみたいになっち…

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一緒に暮らそうよ 小説

高尾理一  高宮東 

いい小説でした

 久々にいいBLを読んだ、と思いました。
 というようりも、「いい小説を読んだ」という感想に近いような気がします。

 回りから見たら、不幸な生い立ちである直行が、悠人に出会って、少しずつ変わって行くお話。

 不幸って自分がそう思ってなくても、そういうレッテルを貼られることがあって。
 大人になったら、あんまり突っ込んだ話をしなくなるから、スルーされることも多いと思うんですけど。

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飼い主はお兄様 小説

斑鳩サハラ  樹要 

尻切れトンボ

 ものすっごい、尻切れトンボな話だった……(茫然)

 はっきり言うと、「これから」というところで終わってます。
 まぁ、これで出てるレーベルが「コバ●ト」とかだったら、全然納得ですし。
 他の作者さんとかだったら、何とも思わなかったと思うんですけど……。
 花丸文庫で、この作者さんで、このオチは正直ないよなー……と、思うんですけど。



 以下、いろいろネタバレです。

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シャルル&ハルキシリーズ ナイト・アンド・デイ 小説

藤原万璃子  鳳麗華 

ハーレクインテイスト。

 ハルキとシャルルの関係は相変わらずなんですが。
 今回は、ナイトクラブへの潜入捜査もの。

 みどころは、そこで歌ってるお姉さん。
 とてもきれいな声をしているお姉さんは、ハルキにとてもよくしてくれて、ハルキは純粋に彼女のファンになって。
 前座のシンガー……でも、本当は素人であるハルキは、彼女に仕事の前にレッスンをしてもらう……。
 という感じでした。

 実は、ヴィーにもヴィ…

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Gene(9) 天使はうまれる 小説

五百香ノエル  金ひかる 

幸福な終わり

 つ、ついに完結してしまいました。
 長い小説を読むときはいつもそうなんですが、完結してしまった時の「もう、続きがないんだ……」の喪失感はすごいですよね。

 この巻では、イリの覚悟が問われます。
 というよりは、前巻の最後で攫われたイリが、自分の一番いたい場所に戻るために、腹をくくるんですが。

 そして、ついにラカとイリが直接対峙して、イリはその状況にあっても、自分の身を守るために…

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