Mさんのレビュー一覧

5秒で恋の魔法をかけて 小説

黒崎あつし  樹要 

お兄ちゃんの過剰なスキンシップ!

 よかったと思います。

 自分を避けていたと思っていた兄と一緒に暮らすことになって、兄は思いもよらず、自分のことを猫っ可愛がり。
 過剰なスキンシップをしかけられ、毎日ドキドキ……

 というような話。

 実は基には元々身体が弱いために、自分が家族に迷惑をかけているのではないか? という負い目があって。
 それがために、捨てられたらどうしよう……と、ずっと無邪気な子供のふりをし…

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甘やかな崇拝 小説

高坂結城  椎名ミドリ 

思ってたのと、逆でした。

 ……逆……逆だった……逆だった……。
 最後の逆だったことの衝撃に何もかもが吹っ飛んでしまいました。

 えーっと、本の内容紹介のところに書いてる内容だからいいますが。

 主人公の克哉は、スポーツをやっていたせいもあって、身長もそれなり、筋肉もきれいについてる。
 そんな克哉が、憧れて、状況までしてしまった相手でもある史緒は、身長は克哉よりもやや低いくらい、ほっそり美人。

 …

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Gene(7) 螺旋運命 小説

五百香ノエル  金ひかる 

悲しい運命が回る……

 ヤンアーチェの即位披露の当日に、バルトの父親である自由同盟盟主が殺されたのが発覚するところから、物語は始まります。

 これはちょっと予想外だったけど、当然と言えば当然で、即位式の国内で人が殺されたとあって、チャンシャンの国としての責任が問われる事態になって、ホークファンが、政治家の舞台から降りることになって……と、物語がいよいよ混沌としてきました。

 イリは、今まで政治とは全く関係な…

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誘拐犯は華やかに 小説

愁堂れな  神葉理世 

誘拐……?

 正直、わからないことがいっぱいで「ん??」ってなりました。
 何も、そんな目立つ所で誘拐なんてしなくてもいいと思うし、まぁ、翔の立場を考えたら、探しに来る人は誰もいない、というのは本当だと思うんですが……
 それから、有名人が誘拐を犯すリスクってやっぱりあると思うんだよねー。



 以下、なるべくネタバレしたくないので、要点を省いて書きます。

 それよりも、何よりも何でいきな…

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Gene(6) 愛の戦闘 小説

五百香ノエル  金ひかる 

いよいよクライマックスへ

 いよいよ、GENEは、運命の2人をくっつけにかかり始めました。
 いえ、最初から順調にぽんぽん行くはずのない二人ですが。
(というよりも、それであっさりくっつくんだったら、もうくっついてますよね)

 そして、何よりもイリの体の秘密が解き明かされようとしています。

 楽しみです。

 イリは自分の気持ちを認めてしまいますが、ヤンアーチェと普通に結ばれるわけがない、と思い込んでい…

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甘口バランス 小説

咲花チハル  飴本巽 

編入した先で……

 幼いころに、別れ際に嫌がらせのキスをされてから避け続けていた従兄弟に、全寮制の男子校に入ってから、再会した尊。
 ある日、男に襲われたところを瑛に発見され、彼の所属するテニス部のマネージャーになるという条件付きで助けてもらう。
 お陰で、せっかく仲良くなった響とも離れ離れ、寮の部屋まで変えられて、慣れない環境に尊は眠れない一夜を過ごす。
 そこに、無粋なノックの音に続き、鍵をこじ開けようと…

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一億円の恋人 小説

葉月宮子  佐々成美 

受け身な受け。

 簡単に言うと、愛よりも地位とか名誉とかお金だった人が、愛に目覚める話……ですね。

 基本的にはBLの王道。
 アレなシーンも多め。

 BLとしては、よかったと思います。

 ただ、個人的には完全に真琴が受け身だったのが、ちょっと気になったかもしれません。
 基本的に、もうちょっと能動的に動く受けの方が好みです。

 なにした訳ではなく、じっと耐えるだけで、最終的には好きな…

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プリンスは薔薇と鎖にときめく 小説

南原兼  桃季さえ 

物足りない……

 なんていうか……
 まったくもって、内容がなくて、内容のなさに、茫然としました。

 まぁ、本、薄いもの、しょうがないよね、とは思うんですが。
 同じ薄さでも、もうちょっと書きようがあったような気がします。

 確かに、好きな人だから感じる! 的な腐女子的な設定はおいしく思いますけど。
 全部、それで片付けられても「うーん」な感じだと思うし。
 真冬が『感じない男』だというんなら…

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抱きしめたい 小説

榊花月  荻山知弘 

唐突な印象も……

 この作者さんの小説、実はかなり好きなので、楽しみにしていたんですが……。
 何だか、ちょっとだけ、期待外れ。

 まぁ、あれです。
 荒削りだなー……と、思うのが本当の気持ち。

 内容としては、歴也が上領という恋人がいながら、ほんの少しだけ、執行の方に気持ちが揺れてしまうお話……
 でも、その揺れた理由を最後に聞いて、「なーんだ」って思って、歴也と上領の間の揺るがなさを感じたんで…

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悪魔なあいつにちょっとLOVE 小説

藤村裕香  島崎刻也 

ちょっともったいない。

 おおむね、悪くない話だったと思います。

 ただ、気になった点をいくつか。
 ちょっと筑紫の性格が微妙に不安定な気が……?
 でもまぁ、これに関しては僕の好みの問題が、過剰に含まれている気がするので、あんまり何も言えないんですが……。

 まず、なんだか、すっごくぼんやりしているように感じるのに、妄想女たちに追いかけられる一哉の助け方がとっても鮮やかで、一応「頭がいい」という、設定に…

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