むつこさんのレビュー一覧

嘘つき同士 小説

犬飼のの  四阿屋晴 

身代わり花嫁ものです

身代わり花嫁ものかー、受けが女みたいな外見かー、と、あんまり期待せずに読みはじめたんですが、意外と面白かったです。
見た目が女そのものの受けによる身代わり花嫁ものって、今までたくさん読みましたが、いまいち私の趣味じゃないんですよね。この話、べつに主役の性別が女のままでいいんじゃね?って思わされることが多くて。
でもこのお話の受けは、非常にいさましい性格の男の子だったので、ワクワクできました。悪漢の…

2

きみが教えてくれた 小説

初津輪  街子マドカ 

前半は好き、後半つまんない

前半は神レベルの面白さで期待値がぐいーんと上がったんですが、中盤あたりからどんどん失速してしまって残念。受けのぐるぐるがしつこすぎてイライラしました。

先生と生徒の恋です。生徒が攻めで先生が受け。視点は先生のほう。
攻めが中学生から二十歳までの長い期間をかけて結ばれるお話です。
中学生の攻めが、性癖を自覚し、それを先生に相談するところからはじまります。
悩み相談してるうち、生徒が先生に惚れちゃう…

3

彼をさがして 小説

風見香帆  高宮東 

面白かったー

すっごい極端な話なんだけど、じつは物凄くシンプルかつ重要な人生の教訓が詰まったお話だと思いました。
シンプルな教訓、つまり、自分に優しくしてくれる身近な人をきちんと大事にしろ、おろそかにしてはいけないよ、という。
恋人に限らず、家族でも友人でも仕事仲間でも、人間って自分に甘い相手に対してごう慢になってしまう部分が少なからずあるように思う。もちろんこのお話の受けみたいなのは極端すぎてさすがにめったに…

2

記者と番犬 小説

  佐々木久美子 

大型ワンコの見本のような

大型ワンコの見本のような年下攻めくんでした。

主役ふたりは幼馴染みなんですが、いつの間にか縁遠くなっていて、久しぶりに再会したら記者(受け)とカメラマン(攻め)の関係になっていて。
攻めの愛情は最初の最初からだだ漏れです。尻尾をちぎれんばかりに振ってるのが目に見えるようで。
受けはそれにまったく気づいてなくて、さばさばとした付き合いをはじめるんだけど、それが攻めにとったら挑発行為のようでさ。
耐…

2

フラチな関係 小説

安曇ひかる  和鐵屋匠 

フェラチ…な関係

なるほど、タイトルにそういう意味があったのねと、あとがきまで読み進んで思いました。

1000年前の呪いのせいで「うんこの呪い(運涸の呪い)」にかかった主人公。
運がつきて早死にするという呪いで、呪いをとくためには、守り主であるところの攻めと、互いの精液を飲みあわなければいけない。
全体的なトーンはコミカルで、お話はさくさく進むので、あれよあれよというまにめでたしめでたしになったなァという印象です…

2

酔っぱらったらものにしろ 小説

樹生かなめ  ジキル 

責任を取ってホモになれ

↑このタイトル、好きなんですが(あとがきより)。
ただ、書店で買うときの勇気が三倍は必要になりますが。

酔ったふりして好きな男に抱きついてキスをして「好き好き」言って…
ものすごくアホアホで滑稽なのに、ものすごく健気。
そんな受けのお話です。
樹生かなめさんらしく、全編にわたって独特のコミカルさと独特の空気感のある作品でした。

攻め様はクールというより冷血人間っていう雰囲気の男です。まるで感情…

1

何度でも、恋に堕ちる 小説

吉田ナツ  みずかねりょう 

吉田ナツさんの近親相姦

吉田ナツさん、一時期あんまり本を出されなかったようなので心配してたんですが、最近順調なペースで出されてるようで、とっても嬉しいむつこです。

この作品は、異父兄弟の近親相姦もの。
真っ直ぐな弟攻めと美人でビッチな兄受けです。
兄が主人公。

兄ちゃんの方は、弟に対するおさえがたい気持ちを発散するかのように、他の男と付き合ってるんですよね。セックスしてもセックスしても埋まらない隙間。
弟のほうは、兄…

3

恋する回路 小説

成宮ゆり  沖麻実也 

面白かった

リーマン!(片方は半自由業だけど)
成宮ゆりさん面白いです。

キライだった仕事仲間(受け)のネットでの書き込みを、偶然見つけてしまう主人公。
誠実で可愛くてちょっと天然入った書き込みを読むうちに、どんどん惹かれていってしまう。
でも相変わらず仕事場では犬猿の仲で――。

まずネットを上手く使ってるところが好きです。
ネットって無防備だよね。とくにリアルな知り合いに読まれることはないというときには…

0

くるぶしに秘密の鎖 小説

秀香穂里  祭河ななを 

攻め様の変化

前作であれだけ凄まじい俺様だった攻め様の変化が楽しい続編でした。
ただぐだぐだに甘ったるい攻めになったんじゃなく、芯にある俺様な性格は同じままで変化したっていうのがいいんですよね。
小さな衝突は繰り返しますが、その中身に笑っちゃうこともしばしば。
とくに、ベッドのヘッドボードに雑誌を積み重ねることから起きるゴタゴタが上手いなと思いました。このしょーもない喧嘩が、いきにも「馴れ合いはじめた恋人の喧嘩…

1

JAZZ(1) 小説

前田栄  高群保 

ヤンデレvsヤンデレ

ヤンデレ攻めとヤンデレ受けで、クラクラするようなお話でした。
視点が受けから攻めへ、そして攻めから受けへと順番に移り変わっていくので、攻め視点のときに分からなかった受けの気持ちや、受け視点のときに分からなかった攻めの気持ちがよくわかります。お互いに相手を誤解しまくってるなァと。もどかしいけど、それがすごく面白い。
どっちも精神に病んだ部分があり、そんな自分のことはよく見えてるんですが、相手の心はま…

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