雀影さんのレビュー一覧

恋雪 小説

砂原糖子  木下けい子 

かわらないもの、かわるもの

幼なじみとのすれ違いラブ。
まるで「木綿のハンカチーフ」
東京で劇団と仕事に忙しくしているうちに、島をでる時に湊と交わした約束をすっかり忘れてしまった成明。
薄幸の乙女・湊は、そんな彼の心を取り戻せたのか?

環境に合わせて変わってしまったこころ。
どんなときも変わらない思い。

成明は、島へ帰って、漁の手伝いをしているうちに、自分にとって何が一番大切だったのか思い出します。
一…

7

蜜色パンケーキ コミック

木下けい子 

ヘタレわんこ責め

表題作、「ヘタレわんこ責め、しかも年下責め」のお手本のような作品。
しかし、この表題作の年下わんこ・十吾が「年下の甘え&図々しさ」で、一番ガツガツいっている。

「愛のために」
ヘタレ宮坂の、だだ漏れ妄想をじっと聞いている南は、結構、天然でしたたかかもしれない。

ほかに、やりたい盛りの高校生ものと、ツンデレ秘書さんものの短編。
どちらも年下責め。

1

ボクとオレのカワイイあのコ コミック

木下けい子 

細川君の春はどこ?

この作品、「ボクとオレとカワイイあのコ」以外の、飲んだくれのオッサン杉田と、小汚い系売れないカメラマン志塚の、だめオトナ組の方が、実は気になったりするのですが…

ともあれ、メインキャラはやはりこっちの3人。
高木も細川も、二人とも合田君のことが好きで、合田が自分だけのものになってくれないかと思っているのですが…
眼鏡の高木君が思いの外ヘタレで、そんなヘタレな所に合田君は参ってしまう…

1

君とハルジオン コミック

木下けい子 

まいったな

「運命の出会いから14年、ヘタレな瀬尾君の恋は実るのか!? 14年前… …ハル君は、3歳!?」
ってわけで、高校生の瀬尾君は、慰めてくれた3歳の子供に恋に落ちて、14年後、高校生になったその子を手に入れた…
こう書くと、確かにそれはヤバイけど、素直になれない子供と、考えすぎてしまう大人が、行きつ戻りつ、ゆっくりだけど、着実に愛を育んでいくのは、一つのBL的ファンタジーの醍醐味。
この設定で、…

4

泣き虫なリトル コミック

木下けい子 

泣いてる顔、一番かわいいかも

かわいくって、悶え死ぬかも…

表題作、小リス系の吉野君に、
「どうしたらいいのか、わからないくらいに好き」になられたら、
「いまどき、女の子でもこんな可憐な反応しない」くらい、真っ赤な顔でうつむかれちゃったりしたら
図々しい女子にうんざりしている藤本が、「かわいいな、こいつ…」って思うのも無理ないよね
ここには、女じゃなくて男を選ぶ理由と根拠がちゃんとある。

繊細で柔らか、ふん…

2

花影の記憶 コミック

ミエノサオリ 

カラーページがあるのってステキ

新人さんの初コミックス表紙買い。

主人と執事で、禁じられた恋の物語。
この二人、年の差があれば、主人と執事でも無理矢理愛人って手があったのに、なまじっか年が近いばっかりに「本気の恋は禁断の愛」

奥ゆかしいストーリーといい、手書き手彩色の繊細なカラー絵といい、凄くノスタルジック。
BL前史の耽美系って、こんな風だったかなと、
今後、作者さんはどんな作品を書いていくのか楽しみ。

1

夜に咲く花 小説

剛しいら  麻生ミツ晃 

シリーズ化は無理っぽい

おぼっちゃま先生の探偵ストーリー
お金もあって、容姿も、お育ちもよろしい、行動力あるおぼっちゃま神宮寺
簡単に成功してしまった小説にも飽きて、世のためになる投資先を探して出会ったのが、桜沢化学の水樹で、、

お話は、神宮寺が、水貴から、叔父が行方不明になったと相談を受けるところから始まります。

2時間サスペンス風です。
読むのにかかる時間も、ちょうど2時間サスペンス1本、TVで見る…

1

落下速度 コミック

富士山ひょうた 

ミイラ取りがミイラになった?

「わりとよくある…」では、弟・晃一が男と付き合うことになってしまったのに反対していた、バリバリノンケの兄・陽一が、仕事の取引先の男・堤廉司に、弟のことを愚痴っているうちに、、、、
っていう話

真面目なノンケリーマンの陽一が、色々悩みつつ、1冊かけて、じっくり恋を自覚していく
この、
「悩みつつ」
なストーリーがしっかりしていて良かった。
ついでに、「悩みつつ」な割には、大人なんで(…

1

hand which コミック

鈴木ツタ 

初物買いの大ヒット

この本を見つけたときは、ツタさんのことは全く知らず、初単行本を、中は全く見ずに表紙買い。
それが大ヒット!

表表紙の二人と、裏表紙の3人、合わせて五人のグループの子達の話が、表題作ともう1編+オマケ。
表題作のメインカプの話も、もちろんおもしろかったんだけど、
裏表紙に載ってる方の黒島×高田の高田のキャラが凄く良かった。
突然豹変する得体の知れない性格もいいし、銀魂・高杉って言…

1

さくらのくちびる コミック

依田沙江美 

ある意味、てんこ盛り

かなり古い作品ばかりの短編集。
依田さんお得意の、
基本はおぼこいカワイ子ちゃんを、ちょっとお兄さんの攻め君が、
「くっちゃいたいなぁー」
って、チョビッと甘噛みしちゃうようなお話ばかり。

表題作は特にそう。
ガッツリエロには程遠い、お子様で、ふわふわした所でお話は終わっているけど、コーコーセーなんだからこの位の可愛さでいいのよ。


同録の
「眠れば来る朝」
色んなアイ…

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