雀影さんのレビュー一覧

RUSH! コミック

橋本あおい 

チョロ!!

表題作は芸能界物。
芸能界物って、昔から定番作品として、誰もがみんな通る道的に数多の作品があるけど、
この本はそんな王道の正統な後継者の2010年代版。
絵のきれいさや、男の子達のファッションも、もう何年かして振り返ると、ああ2010年代っぽい、ぽいぽいって、なんだか納得しちゃうような、ね。
それとは逆に同録の「ふれて~」は時代を感じさせないような、いつ読んでも今と思えるような、あるいは、…

1

ボクと上司と彼の恋人 コミック

赤根晴 

え?

表題作の展開なんですが、、、
いくら短編とはいえ、いきなり会社内であの状態は、あまりにも急展開過ぎて、
残念なことに、ついて行けなかった。
時枝さんって、Mアナル奴隷に調教されちゃっている認識でいいのかなぁ、
その位ダーク設定じゃないとこの後の3Pシーンにつながらないような、
そのくせ名村と暮らしたいとか乙女な事言い出すし、
超魔性?

次の「坊ちゃんと~」も監禁ものなのかと思うと…

0

虎次さんのことが好きなんですが コミック

会川フゥ 

初心者向き?

私、この本のこと、何故か擬人かものだと思いこんでいたのですが、
単に名前を十二支から借りてきただけみたいな、普通の現代設定恋愛物でした。
うーん、何と混同していたのかなぁ、、、

お話は、ヘアサロンを舞台にした、年下ワンコ(羊)がツンデレ先輩(虎)にスキスキ言って、先輩も、最初のうちはからかわれているのかと警戒していたのが、段々その気になって・・・、という、まあ、王道なストーリー。
絵も…

3

花咲き道理 コミック

夏糖 

主人公が・・・

この本、まるまる1冊分の長編連載作品なんだけど、
最初は主人公かなと思ったお話の語り手は観察者で、恋愛物語の主人公とは恋愛的に全く絡まないちょっと変わった作り。

人のオーラみたいな物が目に見える幹は、劇団の先輩岡崎のまわりにあふれ出す乙女花が気になってしょうがない。
幹はある日、偶然岡崎と劇団のリーダー関口が二人で話しているところを見て、岡崎の花の理由に気付くのだが、、、
と、恋愛物語…

1

空のアンテナ コミック

杉本亜未 

多分、わたしの原点

スーパー「神」です。

一見地味だけどリアルでデッサンのしっかり絵、
考証のしっかりした時代設定、
エロのためだけに展開しないストーリー。
これを私が「神」評価しないでどうする!
そんな、
これぞ私の原点!
みたいな作品集。
発表時期的には、リアルタイムで読んでいないはずだけど、多分、作者さんがこの作品を描かれるに至った根っこの所が、私が今、こんな風にBLまみれになっている土壌と…

8

ラブレター 神様も知らない(3) 小説

高遠琉加  高階佑 

結末を迎えられてよかった

やはり、この結末しかなかったのね。

BL的には司と慧介の関係とか、佐季の思いとか、そっちが本筋なのかもしれないけれど、
それよりもずっと、刑事物的に事件のピースがはまっていく過程があまりにもおもしろくて、
もう、これ、BLじゃなくてもいいじゃん。とばかりに、
セックス描写とか、寧ろすっ飛ばして読む勢いだったけど、

これが、
この結末での、全員がハッピーエンドが、
見事にBLと…

4

星空のキリトリ線 コミック

蜂田キリー 

美味しく召し上がられちゃって

食べ物や食べることのお話ばかりの短篇集。
でも、一貫した構想の下の食べ物つながりの連作というわけではない。
コミックスにまとめてみたら結果的に、食べ物が登場するお話ばかりだったという感じなので、それぞれのお話は独立しているし、時代も場所もバラバラ。

絵も、お話も、クセが無くて、普通にかわいい。
受けの子はわかりやすくかわいいし、攻めの方はわかりやすく格好いい。
好きと気付いて両思いと…

0

きっと僕ら恋人になる コミック

いちかわ壱 

キトキト高校生

幼馴染み含む4人の男子高校生グループのお話。
関西弁男子!
高校生ならではの、ちょっと臆病だったり、ちょっと見栄っ張りだったりっていう、初々しい恋の駆け引き。
登場キャラ達がみんなとっても生き生きしてて、かわいい!
しゃべり言葉も自然な関西ノリで、ちゃんとツッコミ所もボケ所も押さえてるし、
こういう、元気で普通の高校生のお話ってすきです。
絵も、サックリしてるようやけど、変にギャグ絵に…

2

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

予想外な感じで

普通におもしろかったです。
日本初の公営カジノが舞台というこで、ポーカーのゲームのルールとか延々説明されて、その辺はふうんって読み飛ばしたりはしましたが、
広義の義兄弟物としては、それなりにおもしろかったと思います。

ただし、これって、一穂さんの本なんですよねぇ、、、

なんというか、、
そんなこと、すっかり忘れて読んじゃいましたけど、
作品の舞台といい、登場キャラといい、文体と…

4

花のみぞ知る (2) コミック

宝井理人 

恋愛へ

なんとなく思わせぶりな雰囲気だけで、恋愛未満のまま終わった前巻。
ここへ来て、ようやく有川は自分の気持ちがなんなのか深く考えはじめます。
こんなに御崎が気になるのはなぜ?
そして、有川が思い悩んでいる相手を知らない友人に指摘されて、自分では男相手だからそれは無いと思いこんでいたが、相手が男だろうが女だろうが、端から見れば自分の悩みは恋の悩みで、自分が御崎へ持っている感情は恋愛感情なのかもしれ…

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