雀影さんのレビュー一覧

「ノスタルジック」ソネット番外編ペーパー 特典

島村先生

本編後の二人を見送る島村視点のお話。

島村先生は、仁科と広尾の二人の結びつきを、ちょっとの羨望を込めて。微笑ましい物として見送ったわけだけど、結局の所、この二人が恋人関係になったって事は気付いていたんでしょうかね?
このお話だけでは、気付いてなかったともとれるし、
広尾の方が仁科の前にも同性と付き合った経験があるのを、島村に隠していた風もないから、案外この二人がそういう恋愛関係になってい…

0

恋は育って愛になる コミック

木下けい子 

実らせて

東京から車で2時間。
微妙な距離の農村地帯。
中学生時代数年暮らしたことのあるその村へ、肥料の会社の営業として行くことになった櫻井は、当時の同級生・中道と再会する。
中道は実は・・・。

これも幼馴染み物と言えるのかな。
中道の方は、中学生時代から櫻井を意識していたけど、櫻井の方は特にそんな感情はなかったのが、再開後、櫻井と付きあって、アプローチされているうちに、だんだんと恋心が芽生え…

4

「恋の話は金曜の夜に」 茜色デイズ番外編ペーパー 特典

都村×侑で

激しく続編希望。

英慈と直也が出来上がった後、二人のデートに無理矢理都村と侑が割り込んでくる話。
プラス、大学時代のノートの暴露話。

学生時代も、社会人になってからも、二人がお互いに恋しあっていることは、見る人が見れば、すっかりバレバレだったのに、本人達はそんなこと、恋している相手が第三者にはばれていることにちっとも気付いていなかった。
そりゃそうよね、二人とも自分の気持ちを隠すこ…

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茜色デイズ 小説

夏乃穂足  本間アキラ 

ヘタレな恋の物語

幼なじみジレジレ系は基本好物なんですが、、、

友達だと思っていたのに、この気持ちは友情以上、
もしかして、恋なのか?
ってじっくり悩んで、って所まではお好みの範疇だったけど、、、

私の好きなお話は、恋だって認めたからには、そこから恋を実らせるための努力をしていくようなお話で、
その点からいうと、ちょっと。
それでも、前半の「レモンとはちみつ」の方は、まだ「恋を自覚した」所までの…

2

天使は罪とたわむれる 小説

剛しいら  宮本佳野 

中身てんこ盛り

いつも思うんだけど、剛先生の書くお話って、中身てんこ盛り。
どんどんあふれ出てくるお話を、ガンガン書き留めてる感じだから内容は濃い。

この話もざっくりまとめると、産まれながらの大天才?が、自分正義で大金を動かす話なんだけど、とにかくエピソードが盛りだくさん。
それぞれのエピソードをゆっくり緻密に書いていこうと思えば、5部作ぐらいに簡単に引き延ばせそう。
でも、そうしないのが剛作品らしい…

2

ダークサイドを歩け 小説

榊花月  九號 

ちょっと衝撃でした

警察をやめて探偵になった香西は、ヤクザという存在をを憎んでいるのに、付き合っているのはヤクザの若頭。
この香西が、ヤクザを憎むようになった、そして警察を辞めた遠因である過去の事件に関わるお話。
香西が、非常に際どいバランスで生きている感じがなんとも。
それだけ義姉を、警察での先輩を殺された事件が、香西に残した傷が大きかったって事で、、

それにしても、主人公である受けが、ああいう感じでレ…

1

かくも長き眠り 小説

榊花月  九號 

自分の過去には

自分で対峙しなければならない。
そんな香西が、実に男前。
この本では、香西がヤクザを憎むようになった第一の事件、姉殺しと向き合う。
前作同様、結末は苦いけど、すべてが丸く、善なる世界で収まらなくても、それでも生きていく。
そんな肯定感があるから、読後感は悪くならない。
香西と初芝の関係性もいい。
香西はまだテレがあって、言葉ではちょっとひねたことを言ってみても、セックスには素直だし、初…

2

料理男子の隠し味 コミック

文月あつよ 

せっかくの

きれいなお顔が、中身のせいで、なんだかとっても残念な方向に、、、、。

どの作品も、受けの方はそれなりに素直でわかりやすい性格なんだけどね。
攻めの方が、見た目はきれいなのに、なんだかいろいろ残念。
表題作の攻めくんは、イケメンでお仕事も出来るクールくん。
でも実は自分の感情の動きに無自覚っていうか、感情そのものが薄いっていうか、そして壊滅的に不器用。
「カーテンと秘密」の攻めは思いこ…

0

月に笑う ~惣一編 8~ 小説

木原音瀬 

とうとう完結

7巻は、前組長を撃った鉄砲玉の始末をつけたところで終わりましたが、この完結編では、嘉藤は惣一を次期組長にするべく、組内の裏切り者にも始末をつけます。
そして、嘉藤を庇って傷をおった惣一を、療養もかねて、襲撃から守るために隠した、山奥の高級旅館に迎えに行くのですが、、、。

嘉藤、この期に及んでも、やっぱりなのか、、、。
惣一がそこまで想っているなら、もうちょっとなんとか、、、、。

そ…

7

花片雪 小説

英田サキ  山田ユギ 

やっぱり小説の方が

言葉を使って語り尽くされる小説の方が、じっくり味わえるなぁ。
特にこの作品は、今まで深く自分の境遇を考えたくなくて、流されるままに生きてきた柊也が、椹木を愛することで、初めて自分自身と向き合って、前向きに進もうとするお話だから余計にね。

この本、積み本の中から発掘したので、コミック版の前段がどうなっていたのかほとんど覚えていないのだけど、と分それほど印象に残るような感じじゃなかったような、…

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