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夏目イサク
雀影
ネタバレ
絵はかわいいし、かっこいいし、読みやすいし、きれい。 主人公の亮君のグルグル具合もかわいい。 舞台がアパートだったりする設定も、 アパートの住人たちの設定も、 大土井がヤクザの家の子だったりするのもいい。 エピソードも、地上げだったり、ニューハーフパブの引き抜きとか、シマ荒らしだったりと、文句なくおもしろい。 犬のタイショーもかわいい。 大土井の弟なんて、すごく、タイプ。 でも…
矢口華江
作者さんの思う、イケメンさんのタイプって「細目の吊り目で面長」なのかな。 表題作は、そんなお顔で中学時代はブイブイいわせてた「赤い狼」に、転校した高校で再会したら、そんな過去はすっかり隠して優等生になっていて、、。 チャラいヤンキーと、「赤い狼」そんな元ヤンの二人が出会って、秘密をネタに、二人はつきあい始めます。 元ヤンキーがデレるから「やん×デレ」 ある意味とっても健全でかわいい、高…
池玲文
表題作は、ヤクザ物。 細密な絵が素晴らしいです。 何というか、毛筋の一本、傷の引きつれ、にじんで指先に流れていく血、薄くひきのばされてめくれた肛門の皮膚、鈴口から、、、etc,etc 細い線で、これでもかと書き込まれているアレコレが、執着愛の物語を、いやが上にも盛り上げています。 「トカゲの~」の二人も、なかなかいい取り合わせです。 オマケ編で、背景に書き込まれているのが公園のト…
一穂ミチ 北上れん
この作品の匂いが好きです。 お話の中で「匂い」が重要なモチーフとして、あちこちで出てきますが、 知明の作る料理たちの匂いはもちろん、 慈雨の部屋の古い辞書の匂い 鬱蒼とした洋館の古い家の匂い 熟して落ちるすももの匂い そして、雨の匂い 雨漏りのする家の中で パリの街角で そして、海の上で 一穂さんの作品って、「赤ん坊が日の光でキラキラ踊る埃をつかもうとして手を伸ばしてい…
菅野彰 二宮悦巳
BLのお約束、次々拡がるホモの呪い、帯刀家次男編の続きです。 1では、なんとなく、はずみというか、うっかり躰で慰める的な勢いでつきあい始めてしまった二人ですが、龍としては自分の過去の行状を考えると、このまま明信と付き合い続ける決心が付きません。 しかし、明信は… 帯刀家兄弟の次男と四男、 この二人の受けキャラは、ちゃんと自分の番となる男を見つけて家から自立していくのにねぇ、、、 …
依田沙江美
かわいい三つ子の男の子、実はこの3人は… かわいいお話ですが、中途半端に神話世界の過去の因縁の、無理矢理ファンタジーな設定が付いています。 単純に、三つ子が自分たちの性癖と、それぞれの性格なりに向き合いながら成長する話でも充分だったと思えるのですが、何で、こんなファンタジー設定、無理矢理くっつけちゃったんでしょうねぇ。 「魔法で解決」的なお話の進めやすさをとったがために、展開の収拾がつか…
3枚組!! 聞くのに三日がかり。 原作本と同時刊行なので、原作未読状態で聞いた。(一応本は買ってある) シリーズ集大成ということで、一応全部のカプが登場するけど、メインは、前編が次男編、後編が長男編。 合間にちょっとパパの濡れ場サービス。 まあ、何というか、当然のごとく、次男編が一番濃厚。 Disk2の前半は、ほぼそれのみって感じだから。 長男編は、おっきーのこーゆう…
崎谷はるひ 志水ゆき
「心臓が~」のスピンアウトですが、私としてはこっちの方がおもしろかった。 前作の受けの弘みたいな、後ろ向きなトラウマ引きずりタイプの受けって、崎谷作品にはよく出てくるけど、実は、この手の受けはあんまり好きじゃない。 後ろ向きにグズグズグズグズ言っていても、ある日過去を振り切って前向きに生きるようになってくれれば良いんだけれど、そこまでの悶着が、長々とズルズルズルズルされると、読んでいて結構…
トジツキハジメ
そのことを伝えたくて、何年も、何十年も。 どの作品も、お話の根っこは、とってもロマンティック。 その、ロマンティックでリリカルなラブが、 ロマンティックや、リリカルとは対極なファッションの男の子達で語られる。 このギャップ。 トジツキさん、元々デッサンのしっかりしたお上手な絵を描かれる方で、短編へのお話の盛り具合も、捻り具合も、好きなんだけど、 手放しで「神」って言えないのは、…
浅見茉莉 南田チュン
この本、出だしこそ、主人公は、山寺での僧達による複数陵辱で肉便所状態。 そこに、金貸しの男…鏑木があらわれて、強引に自分の所に連れ帰ります。 家の借金を肩代わりしてくれた鏑木に、弥は… この話、もっと、こう、陰惨悲惨にエロエロした話が展開するのかと思いきや、割と早々に、そんな展開から離れちゃう。 あの、山寺の日々は何だったんだ?ってくらい それもこれも、 主人公の弥が、とってもお育…