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雀影
B5サイズの用紙を4分割してそこに2段組みでびっしり。 紙の大きさとしては4つ折りにして文庫本に挟み込むにはちょうどいいサイズなんだろうけど、さすがに年寄りには読むのが辛い文字サイズ。 そしてお話は、森鴎外の「高瀬舟」と「舞姫」の文学談義に絡めての、東堂の正祐の弟へのちょっとした嫉妬心やら、正祐の東堂への気持ちやらが詰め込まれた漢字ばかりのお上品な会話文で、これはこれで本編で登場したアバンギャ…
菅野彰 麻々原絵里依
ネタバレ
今回のこの本は、読むのに結構に苦労した。 主人公の塔野と東堂が、文学の難しい話したりしてる分には全然OKで、この二人の、というか、主に塔野の感情面での未熟さゆえのじれったさみたいなのも、そこがこの小説の核だと思うから、それをしっかりじっくり描いてあるのにもついて行けるのよ。 読むのが辛かった理由は、今回登場した当て馬キャラの方。 最初の方で、これが登場したシーンで思わず読むのやめようかと思っ…
五城タイガ
これね、 この攻めがね、なかなか滅多にない、超ドストライクな、私の地雷の攻め。 おまけに受けの方もあんまり好みじゃないという、 しゅみじゃないって切り捨てるには絵が良いのが惜しくて塩漬けにしてた本。 絵はエロエロでいい感じだし、表題作の、俺様な攻めに、めげない美人な受けの、セックスしたいだけのドタバタストーリーも、クールな眼鏡攻め好きさんや、ちょっとおバカビッチ美人受け好きさんにはおススメ…
佐野由岐彦
「たぬき」も「きつね」も、ついでに「いぬ」や「ひつじ」も、それぞれ「田貫」「木常」「井主」「日辻」っていう、苗字でした。 田貫が困り眉のヘタレわんこだったり、木常さんが誘い受けのツンデレさんだったと、一応モフり成分がないと言えないこともない。 木常が、最初のうちは年下の田貫をエロエロに翻弄してたのに、だんだん田貫にほだされていくのが可愛いかった。 同録の「イイコト~」も年下攻め。 こち…
川嶋すず
表題作は、高校の同級生カップルのお話。 プラス短編が1本。こちらはデザイン事務所の先輩後輩のお話。 カバーイラストの泣き顔くんが表題作の主人公の相川。 泣き虫だった子供時代と、緊張すると今でも涙が出ちゃうのが隠れたコンプレックスだけど、今ではクラスの人気者を自認している。 そこへスポーツ科からイケメンの菅野が編入してきて、、、。 この二人が反発したりすれ違ったりしながら、幼い恋を成就…
彩枚サトル
個人的に大好物なバンド男子物。 誰かのロボ耳太郎君おススメで見て、便乗してぽちっとな。 舞台は音大で、有名なピアニストの息子が訳あって…的なストーリー。 攻めの丹羽は、お話の冒頭こそ、節操なしのクズ攻めみたいな感じだけど、ストーリーそのものは、カバーイラストの雰囲気に比べると,チャラくもエロくもなくて、途中からは結構真面目に音楽に取り組んじゃってます。 一方、有名ピアニストの息子の由比先輩…
猿和香ちみ
恋愛の物語を盛り上げる重要な要素「すれ違い」。 この物語は「言葉によるコミュニケーション」に問題がある二人が、どうやって思いを通じ合わせていくのかのお話。 同じビルで働いている、人の気持ちに対しての思いやりが足りないエリートの高科と、吃音のせいで人との接触を恐れていしまっている清掃員の六瀬。 お話としては、この二人が最終的にくっつくわけですが、高科の周囲には当然のように、彼と付き合いたいと思…
市梨きみ
発売当初から話題になっていた作品。 ようやく読んだけど、帯で『「b-boyオメガ―バース」看板作品』と謳われちゃうのにも「超」納得。 オメガバースは、このショタの為にあるといっても過言ではないッ!! と言える。 出会ってしまった運命の番が、まだオメガ性のことも知らない精通前の小学生男子だったら。 これって、αがずっと年下の小学生で、Ωが自分をαと信じていたハイスペック男子って所が一番のポイ…
九重シャム
見た目がいろんな動物の体になっちゃう世界ファンタジー。 この、いろんな動物の姿の絵がまず素敵。 人間体になった時の姿も、イケメンだったり、かわいかったりと、絵が素敵。 でも、いくら動物体ファンタジーだからと言って、いろいろな性行動的なところまで、奔放になりすぎちゃっているのがちょっと読んでいてアレかも。 お話そのものというか、恋する二人の結末的には、なかなか切なかったりして、いい話なんだけ…
佐倉リコ
BLと言えば定番の、おいしいおいしい全寮制学園もの。 寂しさを安易な快楽で埋めていた「学園の女王様」那智と、途中編入してきた真面目な千晃、この二人が同室になって…。 「学園の女王様」那智が、実は、陰で言わるほどの淫乱ビッチじゃなかったり、那智も千晃も、全寮制の学校に入学した理由とか、春と忍組の那智へのかかわり方とか、春と忍組自身の関係性とか、まあ、諸々、色々な所が、全体に深刻過ぎないと…