いっそ声がなかったら

isso koe ga nakattara

いっそ声がなかったら
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神57
  • 萌×252
  • 萌11
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
17
得点
530
評価数
127
平均
4.2 / 5
神率
44.9%
著者
猿和香ちみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
ISBN
9784799737774

あらすじ

吃音(きつおん)に悩む清掃員の六瀬は、清掃先の会社で出会った
エリート社員・高科から目を離せずにいた。
大勢を前に流暢にプレゼンを行う高科の姿は自分の「憧れ」そのもの。
小さな片思いを育てていた中、高科の前で、
「けっけけけ、けっ結構ででです!!」吃音が出てしまって――!?

人の気持ちが分からない系エリート
×
吃音コンプレックスの清掃員。

コミュニケーションに問題のある2人が恋をする。
描き下ろしはあまあまトロトロHv

表題作いっそ声がなかったら

高科亨,瑠莉の清掃先の会社のエリート社員
六瀬瑠莉,吃音に悩む清掃員

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:おまけ漫画、あとがき

レビュー投稿数17

受けが健気で可愛くて仕方ないです!!

受けが吃音という普通の設定の一つかと思いきや、奥が深くて凄く良かったです!
吃音に対する知識が全くなかったのですが、焦って言葉が出ないのではなく、言葉が出ないから焦るといったこと、水中で息をするような苦しさ、考えただけでも辛いだろうなと思ってしまいました。
感受性が豊かだからこそ、伝えられない歯痒さと戦いながら、それでも一生懸命で伝えることを諦めない受けは本当に偉い!!
そんな受けだからこそ攻めの心を開くことができたのだと思います。
対する攻めは、言葉は使えるけれど、言葉足らずで無自覚に人を傷つけてしまったり、凄く対照的な2人でした。
吃音が治る治らないですれ違ってしまうくだりは、安易に大丈夫という攻めにイラッとさせられ、受けの気持ちを思うと胸が痛かったです。。
でも攻めもちゃんと向き合おうとしていたんだなと思って、溜飲を下げましたが。
人に想い伝えようとする気持ちの大切さのようなものを感じさせられました。
そしてなんと言っても受けが本当に健気で可愛い!!
清掃員をやっていて綺麗好きだからか、USBを渡す時や雨の日に攻めの手をふきふきしてあげてるのが可愛くて仕方なかったです。
口元も可愛くて、攻めがふにふにしたくなる気持ちが分かります!
作者様も会社員なのかお仕事風景もリアルな感じで良かったです。
ミーティングをミーテと略していたのはちょっと面白かったです。
ただ、お互い「好き」と直接的な言葉では言い合っていなくて、それが敢えてなのか、たまたまなのか。。
もっと続きが読みたいと思うような心に響く良作でした!

12

優しさに泣きました

初読みの作者さんでしたが、先ずタイトルで惹かれました。そしてあらすじで「人の気持ちが分からないエリート×吃音コンプレックスの清掃員」との一文を読んで更に興味を持ちました!

よくある格差BLで、結ばれることで受けのコンプレックスが満たされるという単純な話では決してなくて
テーマとなる吃音について、当人や周囲の人の感情がとても丁寧に描かれてすごく良かったです!解りやすかったです。

高科さんが瑠莉くんのコンプレックスを理解しようと勉強して 一緒に治そう!と持ちかけて険悪になってしまうところ、
高科さんの行動や気持ちはコンプレックスの根本を履き違えて理解してしまったからで 優しさ以外のなにものでもないんだけれど、
障がいやコンプレックスを持った人に対してやってしまうありがちな言動なのかなと思ったりしました。瑠莉くんも高科さんも、ちゃんと想いを伝えられて、互いを理解できて、仲直りできて良かったです。
コンプレックスをテーマにして、
瑠莉くんが内向的な性格になってしまうの仕方ないとして、高科さんも高科さんに好意を抱く女の子も突飛な性悪部分が社会人としてどうかなと思う所がありましたが(笑)
高科さんが瑠莉くんに言葉の意味はちゃんと伝わると言ってくれたり、
すみませんじゃなくてありがとうと、同じ五文字だからと教えてくれたり、バイオリンも諦めなくて良いと促してくれたり、
女の子は瑠莉くんの吃音を知って貶したけれど、勇気を出した瑠莉くんに歩み寄って声をかけて背中をさすってくれたり、
と、優しい部分を存分に見せてくれました!
きっとコンプレックス改善には至っていないだろうけども、明るい未来と優しいがいっぱい詰まっている一冊です。

タ行が言いにくいという瑠莉くんに名前を呼んでもらいたい高科さんが可愛かったです(*´꒳`*)

11

感動

ちみ先生の作品は、透明感のあるすっきりとした風合いで大好きです。
優しく柔らかいものが積み重なって、しっかりと重みのあるようなイメージのお話。
涙がポロポロと止まりませんでした。
ある意味コミュ障同士の恋で、応援したくなります。

ルリ君が高階に憧れたきっかけは語られていますが、高階がなぜルリ君を好きになったのか、理由が描かれていればよかったかなぁ、と思います。
高階目線のお話が読みたいです。

8

じっくりと楽しみたい作品

淡く印象的な表紙が気に入り購入しました!
私は本作を読み、吃音を初めて知りました。
心理描写が丁寧に描かれており、読みながら色々と勉強になる部分もありました。身構えずにたくさんの方に読んでいただきたいと思える作品でした。
エロは少ないのですが、その分テーマがしっかりしているので、充分楽しめます!
絵は描き込みが細かく、とても可愛いです。
一冊で完結しているので、じっくりと楽しみたい作品を探している方にオススメです!!

6

表紙を見ると涙が出ます。

吃音でうまく人と話せないため、人と距離を置いて生きてきた受けの瑠莉。

清掃員として働いている会社で攻めのUSBを拾ったことにより、2人は出会います。

攻めの亨は、瑠莉に自信を持って欲しいと思い、「落ち着いて話せば大丈夫」と吃音についてアドバイスをしたり、励ましたりしますが、実際瑠莉は、焦るから話せないのではなく、話せないから焦ってしまうので、その言葉に傷つきます。

吃音の人が感じている感覚を、表紙が物語っています。
読み終わってから再度表紙を見ると、涙が溢れました。

6

先のレビュアー様方に感謝!

これはきっと先のレビュアー様方のレビューが目に留まっていなかったら食わず嫌いして素通りしていただろうなと思います。

攻めがエリート設定ではあるんだけど、完ぺきなスーパー攻め様じゃないところが良かったです。
知識不足で程よく受けの子を傷付けてしまうような攻めだから、読む意味のあるお話に仕上がっているというか、攻めと一緒に読者も立ち止まれるというか。
“相手を思ってこそ”が裏目に出ることの方が実際は多いと思うんだけど、自分は相手を思って相手をちゃんと理解しているつもりだから見当違いなことを言っていたり押し付けになっていたりしても気付けなかったり。
人はそんなふうに“貴方を思ってこそ”を盾に暴走しがちなところがあるから。
本作は「吃音」という題材を使って、そこら辺のもどかしさに踏み込んでいるお話だったかなと思います。

言葉がすらすら出てきても難しいのに、言葉がどんどん消えていくような焦りを感じながらなんとか伝えたいと頑張る瑠璃を見ていると、こっちまで水の中でもがくような気分でした。
自分の吃音を気にしない高科に出会えて瑠璃はすごく嬉しかっただろうなと思うし、だからこそ高科が他の人達と同じように吃音について誤解をして自分に言ってくる言葉が余計に辛かっただろうなと思うし、高科に瑠璃の伝えたい言葉が伝わるまで本当にもどかしかったです。
自分だったらもういいやって逆ギレしてそうだなと思いながら読みました。
瑠璃だからこそ、高科にちゃんと伝わったんだろうなと思えます。

仕事はできるけど人間的にどーよ?って感じの高科のことを、高科の同僚や上司たちが気にかけて見守っている感じもあったかくて良かったなと思います。
完ぺきな人なんていなくて、誰しもが持ちつ持たれつですよね。
そういうお話が私は好きです。

真摯な印象の良作でした。
瑠璃が本当に可愛いので、私みたいに食わず嫌いしかけた人達にも是非一人でも多く読まれるといいなと思います!

あとこれは個人的な萌えポイントなんですが、敬語同士な二人が可愛くって萌えでした♡

【電子】ひかりTVブック版:修正-(描かれていない)、カバー下○、裏表紙×、電子限定描き下ろし(1p)付き

6

瑠莉くんがいちいち可愛い!

読んだあとに気持ちがギュッてなりました。

この作品を通して吃音というものを知りましたが、こんなにも苦しいものなのですね。

瑠莉くんのひとつひとつの表情や動作が可愛くて、高科さんが好意を持ってしまったのもすごく同感しました♡

先にこちらのレビューを読んでいなかったら出会えなかった作品でした。
レビュアーのみなさまに感謝です♡

4

〝すみません〟より〝ありがとう〟を!

こちらも再読です。
何度読んでもいいものはいい!
またまたウルっときてしまいました。

吃音を気にしている主人公の瑠莉は、
エリートサラリーマン・高科に憧れています。 
そんな二人がゆっくり近付いていくセンシティブラブです。

吃音のことは気に留めず瑠莉に接してくれる高科ですが、
ある日瑠莉に、心が弱いから吃音を克服できないーー
というようなことを言ってしまいます。
その言葉に深く傷ついて余計に言葉が出なくなっていく瑠莉が切なくて泣けます(´;Д;`)

吃音は心の問題だけじゃないんですよ!
色々な原因があるの‼︎
喋りのアドバイスなんて素人がしちゃいけません!

言葉が出にくい瑠莉と言葉が足りない高科……
それでも一生懸命言葉で伝えようとする姿にグッときます。
無理に治そうとするんじゃなくて、
理解してうまく吃音と付き合っていけるといいなと思います。

完璧にみえた高科にも欠点はあり、
人は誰しも何らかのコンプレックスを抱えているのです。
相手の欠点だけをみるのではなく、
良い点に目を向けられる二人が尊いと思いました^^

ただのラブストーリーだけではない深みがある作品です。
そして、健気な受けを応援したくならないはずがない!

2

可愛いぞーー!!

水中で息をしようとしてるみたいで、とても印象的な表紙ですよね。
吃音の方が、声を出したくても出せない状態を「水の中で息をする事に似てる」と作品内で描かれていました。
初見は「綺麗な表紙だな~」くらいの感覚でしたが、読み終えた後にもう一度この表紙を見ると、何だか胸に込み上げてくるものがある・・・。

と、かなり切なく痛々しい部分はあるのですが、それにも増して、あたたかく優しい作品でした。そして、思ってたよりずっと可愛いぞーーー!!!


内容です。
吃音に悩む清掃員の六瀬。
清掃先のエリート社員・高科にほのかな憧れを抱いています。
そんなある日、高科の落としたUSBメモリを届けた事で、二人は知り合いー・・・と言うものです。

まずこちら、キモになるのが六瀬の「吃音」です。
私自身は全然詳しくなく、医学的観点からどうこうと言うのも全然分からないのですが、作者さんがすごく真摯に向き合って描かれたんだろうと言う事は感じられます。
言葉が出て来ない焦りや苦しさ、そして恐怖。そんな自分に対するやるせなさ。
そんな部分がとても印象的なイラストで表現されていて、強く心を揺さぶられます。

と、痛いばかりのお話かと言うと、実は可愛くてキュンキュンさせてくれると言う印象の方も強いのです。
六瀬がですね、本当にすごく感情が豊かなのです。それを言葉として表現出来ないだけで。
対して高科ですが、こちらは逆に感情の起伏が乏しい。言葉は流暢ですが、人の気持ちに鈍いタイプと申しましょうか。
で、二人のやりとりがとてもあたたかくてキュンとさせられるのです。言葉が上手く出ない六瀬に対して、しっかり言葉を選んで話す事が好ましく、言葉の意味はちゃんと伝わっていると話す高科。その言葉にポロポロ涙をこぼして答える六瀬。
今まさに、二人の心が通じ合う瞬間を目撃してる・・・!!てなもんで。
また、六瀬の表情が(泣き顔だけど)すごく可愛くてキュンキュンくるのです。その泣き顔に情欲を覚える、高科の(無)表情もイイ・・・っ!
六瀬があまりセリフを言わない分、すごく豊かな表情や身体の反応なんかで「気持ち」が表現されていて、それが小動物みたいでめちゃくちゃ可愛いんですよ!!

あと、人と人が分かり合う事の難しさも痛感させられました。
高科が良かれと思って言った事で、六瀬を酷く傷付けるエピソードがあります。酷く混乱して、自身の感情すらコントロールが効かず、自分に絶望する六瀬が切なくて仕方ない( ノω-、)
そして高科に怒り心頭です。
でも、これって誰しもがやってる事かも知れないんですよね。
私自身も、親切心で同じような事をやって来たんじゃ無いかと考えると、心底ゾッとしたり・・・。

ただ、人を傷付けるのも人間なら、癒すのもまた人間。
その後の(きっちり反省した)高科のセリフには、深く心を動かされました。

とても難しいテーマだと思うのですが、すごく真摯に、またあたたかく描かれていると思います。そして(しつこいようですが)可愛い!!
とても素敵な作品でした(*´ω`*)

最後になっちゃいましたが、ステレオタイプの超嫌な女が出て来るので、苦手な方はご注意を!!

15

なかなか良かった

吃音についての知識は皆無の私ですが、作家さんがとても丁寧に吃音について調べたうえで描かれているんだなというのが伝わったのでとても好感がもてました。
少なくとも、伝えたいことがあるのになかなか言葉が出てこないのってかわいいよね〜みたいな浅はかなノリで吃音を取り上げたのではないのだなと。

仕事はできるけど近寄りがたい雰囲気を放つエリートの高科(攻め)とその会社で清掃員として働く吃音持ちの瑠莉(受け)という組み合わせです。
高科の落し物を瑠莉が拾ったことから二人が仲良くなって…という始まり。

吃音持ちの瑠莉は豊かな感受性の持ち主で、伝えたいことがいっぱいある。
それだけに伝えたい時に言葉が出てこないもどかしさや焦り、水中で息をするかのような苦しさが丁寧に描かれているので吃音について知らなかった私でもその辛さが良くわかりました。

対する攻めの高科は表情も言葉も足りないというか、それらは必要最低限でいいと考えているような節があって、社内でのコミュニケーションも必要最低限ですませているような人。
瑠莉に嫌味を言う高科狙いの女性を、他の人もいる前で面と向かってバッサリ切り捨てるようなところもありますし、(まぁこの女性が清々しいほどお花畑で頭が沸いてるような嫌なやつなので、ざまぁ!と思ったけど)清掃直後の会議室に入った際「あ、すみません。」とか「あ、どうも。」みたいなちょっとした言葉をかけず、清掃員をガン無視をしちゃう高科ってどうなの?って思ったのも事実。

吃音で言葉に苦労してる瑠莉と、言葉には不自由していないのに別の意味で言葉が不自由な高科という「言葉」に関する二人の対比が印象的でした。

だけど、だからこそ、そんな男が瑠莉に対して言葉が少ないながらも「言葉の意味は伝わっている。」と伝えるシーンや、「すみません」「ありがとうございます」に関するやり取りのシーンが、とっても際立っていいなぁと感じました。
で、またその言葉が琴線に触れた瑠莉がポロポロ泣いちゃう姿が可愛いんです、これが。瑠莉は言葉に苦労してるけど、それを補うかのように表情がとても豊かで素直で可愛いんです。
そして描き下ろしでは、「すみません」の代わりに「ありがとう」が出てくるようになった瑠莉が描かれていて良かったと思います。

吃音について勉強した高科が瑠莉を傷つけてしまうシーンは苦しいものがあったけど、その理由がそれか!みたいな。でもとっても大事なことですよね。
だから瑠莉を泣かせてコンニャローと思ったけど、許す!

できれば描き下ろしあたりで、高科視点のお話が読んでみたかったです。高科から見た瑠莉、瑠莉に惹かれていった理由を高科視点で読めればベストでした。

14

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